2025.10.20
「ラグジュアリースポーツウォッチ」を大解剖。その魅力と歴史
誕生から半世紀が過ぎ、腕時計のひとつのジャンルとして確立された「ラグジュアリースポーツウォッチ」。その魅力や誕生した背景を解説します。
大人の男に欠かせない「ラグジュアリースポーツウォッチ」とは? その魅力と歴史

スポーティなうえに、ケース厚が10mm前後と超薄型で付けやすく、名門ブランドのものならそのステイタス性の高さの点でも、大人ならぜひ1本は持ちたい時計のひとつです。
その誕生の経緯から現在に至るまでを解説します。
オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク」は何がスゴイ!? 名品と呼ばれる理由を徹底解説!

そうして生まれたロイヤル オークのブレスレット一体型のフラットな薄型時計というスタイルは、現在に続くラグジュアリースポーツウォッチ(通称、ラグスポ)という一大ジャンルを築き上げることになったのです。
進化を続けるヴァシュロン・コンスタンタンの「オーヴァーシーズ」

先行したロイヤル オークや、パテック フィリップのノーチラスが、主にイタリア市場からの強いリクエストから生まれたのと異なり、222はシンガポールを中心としたアジア市場からの要望が強かったといいます。
もうひとつ222で決定的に違うのはデザイナーです。当時のヴァシュロン・コンスタンタンは、このデザインを新進気鋭のヨルグ・イゼックに託しました。