2025.07.14
ダイヤモンドが載ったフライングトゥールビヨン!? プロも膝を打つ「J12」の限定モデル
腕時計のプロたちが魅了された1本をリコメンドする本企画。今回は時計ジャーナリストの高木教雄さんが「シャネル」の『J12 BLEU ダイヤモンド トゥールビヨン』を選びました!
BY :
- 文/高木教雄
- CREDIT :
写真/ 編集/岸澤美希(Web LEON)
選者:時計ジャーナリスト 高木教雄
無彩色である黒に光を当てた新色


▲ 絶妙な色味のセラミックをマットとポリッシュに磨き分け、立体感をいっそう強調している。
▲ フライングトゥールビヨンには0.18ctのダイヤモンドが鎮座。文字盤上で輝きながら動く様子に思わず視線が奪われるはす。
▲ リュウズのダイヤモンドとベゼルにセッティングされた34個のバゲットカットサファイアにも注目!
▲ シャネルの自社製ムーブメントは輪列の美しさも特徴。モダンな美観をケースバックから確認することができる。
▲ 絶妙な色味のセラミックをマットとポリッシュに磨き分け、立体感をいっそう強調している。
▲ フライングトゥールビヨンには0.18ctのダイヤモンドが鎮座。文字盤上で輝きながら動く様子に思わず視線が奪われるはす。
▲ リュウズのダイヤモンドとベゼルにセッティングされた34個のバゲットカットサファイアにも注目!
▲ シャネルの自社製ムーブメントは輪列の美しさも特徴。モダンな美観をケースバックから確認することができる。
「完璧な重量バランスを図れるカット技術に脱帽」(高木)

そのキャリッジの中央には、0.18ctのダイヤモンドが煌めきを放っています。テンプと脱進機を収めたキャリッジは、全体の重量バランスが完璧に図られていなければ、まともに動いてくれません。
ゆえにダイヤモンドをセットすることは、非常にチャレンジングであり、重量バランスが図れる極めて優れたカット技術を持つ証しでもあります。
ベゼルにはバゲットカットのサファイアをセットした豪華な装いに合わせ、ケースやブレスレットのリンクのエッジをポリッシュ仕上げにしているのも、芸が細かい!


● 高木教雄(たかぎ・のりお)
時計ジャーナリスト。1962年生まれ。大学では機械工学を学ぶ。1990年代後半から時計を取材対象とし、時計専門誌やライフスタイルマガジンなどで執筆。スイスで開催される新作時計発表会に加え、工房取材を積極的に行う。著書に『世界一わかりやすい腕時計のしくみ』(世界文化社)など。
■ お問い合わせ
シャネル カスタマーケア 0120-525-519