2025.06.02
リシャール・ミル✕フェラーリのクロノグラフは時計愛好家もクルマ好きも唸る逸品!
腕時計のプロたちが魅了された一本をリコメンドする本企画。今回は時計ジャーナリストの篠田哲生さんが「リシャール・ミル」の『RM 43-01 トゥールビヨン スプリットセコンドクロノグラフ フェラーリ』を選びました!
BY :
- 文/篠田哲生
- CREDIT :
編集/岸澤美希(Web LEON)
選者:時計ジャーナリスト 篠田哲生
リシャール・ミル×フェラーリの化学反応を堪能できるクロノグラフ


その点第二弾モデルは、開発時間もしっかりとれているはずなので、フェラーリ濃度を高いはず。どんな化学反応を起こしているのか? 期待は高まります。
発表会の会場となったのは、これまたリシャール・ミルがパートナーシップを結んでいる美術館「パレ・ド・トーキョー」。エンジニアやデザイナーが時計のプレゼンテーションを行うことで、新作に対する理解度を深めてから、ついに時計とご対面。
チタンケースとカーボンTPT®という2種のケースが用意されたRM 43-01 トゥールビヨン スプリットセコンドクロノグラフ フェラーリは、過激さを極めた第一弾モデルとは一変して、エンジニアリングの美しさを極めた時計でした。
「エンジニアリングという贅沢を極めている」(篠田)

▲ 5時位置のトゥールビヨンには、12秒ごとのインデックスを記した放射状ブレードのセコンド表示を一体化している。考え抜かれた機構の配置と表現技法は、まさに革新的。さらに、7時位置に鎮座する、フェラーリ 499Pのリアウィングを模したチタン製のプレートと「跳ね馬」ロゴも、ファンにとってはたまらないディテールだ。
▲ 搭載する手巻きムーブメントCal.RM43-01は、フェラーリのエンジンブロックやクランクケースの形状からインスピレーションを得ながら、3年の期間をかけて開発されたもの。514個の部品が精巧に組み上げられている。
▲ ケースの厚さは17.1mm。しかし、軽量なカーボンTPT®製ケースとその流線形フォルムにより、その厚みが気にならないほどの装着感に仕上げられている。
▲ バリエーションとして、マイクロブラスト仕上げ×ハンドポリッシュ仕上げのチタンケースも用意。“ジェントルマン・ドライバーのエスプリ”を表現しているのだそう。「RM 43-01トゥールビヨン スプリットセコンドクロノグラフ フェラーリ」手巻き、グレード5チタン×カーボンTPT®ケース(51.2×42.9mm)。50m防水。世界限定75本。価格は要問合せ/リシャール・ミル(リシャールミルジャパン)
▲ 5時位置のトゥールビヨンには、12秒ごとのインデックスを記した放射状ブレードのセコンド表示を一体化している。考え抜かれた機構の配置と表現技法は、まさに革新的。さらに、7時位置に鎮座する、フェラーリ 499Pのリアウィングを模したチタン製のプレートと「跳ね馬」ロゴも、ファンにとってはたまらないディテールだ。
▲ 搭載する手巻きムーブメントCal.RM43-01は、フェラーリのエンジンブロックやクランクケースの形状からインスピレーションを得ながら、3年の期間をかけて開発されたもの。514個の部品が精巧に組み上げられている。
▲ ケースの厚さは17.1mm。しかし、軽量なカーボンTPT®製ケースとその流線形フォルムにより、その厚みが気にならないほどの装着感に仕上げられている。
▲ バリエーションとして、マイクロブラスト仕上げ×ハンドポリッシュ仕上げのチタンケースも用意。“ジェントルマン・ドライバーのエスプリ”を表現しているのだそう。「RM 43-01トゥールビヨン スプリットセコンドクロノグラフ フェラーリ」手巻き、グレード5チタン×カーボンTPT®ケース(51.2×42.9mm)。50m防水。世界限定75本。価格は要問合せ/リシャール・ミル(リシャールミルジャパン)
RM 43-01 トゥールビヨン スプリットセコンドクロノグラフ フェラーリは、完璧主義者によるコラボレーションによって到達した、エンジニアリングの総合芸術。しっかり“一本取られた”時計でした。


● 篠田哲生(しのだ・てつお)
時計ジャーナリスト、ウォッチディレクター。1975年千葉県出身。LEONをはじめ、時計専門誌やWEB、新聞などで時計企画を担当。時計イベントの企画や登壇なども行う。著書に『教養としての腕時計選び』(光文社新書)など。
■ お問い合わせ
リシャールミルジャパン 03-5511-1555