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2020.01.06

定番の次の腕時計は、どんな選びが正解なのか?

ビジネス用に薄型の2針、休日用にクロノグラフ……そんな風に腕時計を楽しむ大人がぶつかるのが、「人とはちょっと違うモデルが欲しい!」という壁。人とはかぶらない選びにはポイントがあるようですよ。

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文/広田雅将(『クロノス日本版』編集長)

"普通の腕時計"に飽きたなら、探すべきはこんなモデル!

時計を買う際は、よほどのマニアでない限り、まずは定番から探した方がいい。長く売れて、しかも人気があるから定番になったのであって、そういう時計は、デザインにしろ作り込みにしろ、良くできている場合が多い。ブライトリングの「ナビタイマー」や「クロノマット」、ジャガー・ルクルトの「レベルソ」にIWCの「ポルトギーゼ クロノグラフ」、そしてロレックスの「サブマリーナ」などだ。

一方で、レアものを選ぶ楽しみもあるじゃないか、という意見もある。確かにそうだ。人とかぶりたくなければ、レアな時計を探すのもいい。しかし、これは要注意だ。レアと不人気は、しばしば同義語であって、珍しさだけを追求すると、ババくじを引く可能性がある。

ちなみに、ロレックスの「デイトナ」の通称ポール・ニューマンモデル(ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.6239)は、今でこそ数千万の値段が付いているが、昔の時計関係者に話を聞くと「あんな時計を買う人はいなかった」そうだ。

定番を買えば安全パイだが、人と被る可能性がある。一方のレアモデルは被らないが、地雷を踏む可能性がある。じゃあ、どんな時計を買えばいいのか。

個人的にオススメしたいのは、"定番モデルのハズし"である。ファッション関係者の時計を見ると、なるほど、そういう時計を着けている人が少なくないのだ。
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技術の進歩が、ハズし時計のバリエーションを生んだ

ちょっと真面目に話をしたい。定番モデルにハズし仕様が増えた一因は、技術の進歩である。

その仕様の一例を挙げるなら、最近いろんなメーカーが好む青文字盤。かつて、鮮やかな青を出すのは極めて難しかった。できたのは、「ロレックス」と「グランドセイコー」ぐらいではなかったか。しかし、塗料が良くなり、あるいはメッキの技術が改善された結果、各社は鮮やかな青文字盤を作ることが可能になった。今では、オレンジやイエロー、グリーンといった、より難しい色も普及しつつある。

では、どんなメーカーの時計にハズしが多いのか。基本的には、文字盤で新しいことをやっているメーカーは、限定版というカタチでハズしを入れてくる。しかも、文字盤に手を入れられるメーカーは、ケースなど他の部分の仕上げをやり尽くした結果として、文字盤のバリエーションを増やしているので、時計の出来もかなり良い。

最近のメーカーで言うと、オメガ、グランドセイコー、ブルガリ、パテック フィリップ、オーデマ ピゲ、ウブロ、IWCあたりだろうか。ここ数年ならば、タグ・ホイヤーも加えていいだろう。このあたりのメーカーが作る文字盤のハズしは、定番の面白さと希少さを上手く両立させており、しかもマニア受けも悪くない。
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例えば、オメガのオリンピックモデル。ベースにしているのはド定番のモデルばかりだが、ベゼルや文字盤の色を変えて、ユニークさを出している。しかも、奇抜すぎないので、オリンピックが終わったあとも使えるはずだ。
タグ・ホイヤーの藤原ヒロシ氏とのコラボモデルや、ゼニスのバンフォードモデルも、定番の良さと、ユニークさを上手くマッチさせている。

もっとも、前者は即完売したし、後者もおそらく人気を集めるに違いない。グランドセイコーの文字盤違いも同様で、かつてはマニアしか買わなかったが、今や、ちょっとハズしを求める人たちが、こまめに探すようになった。
「クロノスター エルプリメロ レーダー」自動巻き、SSケース(42mm)、ブラックラバーストラップ、ブティックエディション50本限定。82万円/ゼニス
今後もますます、各社はハズしを加えた定番を作ってくるはずだし、ますます人気を集めるに違いない。

手に入れるために必要なのは、こまめに情報をチェックすること。そして、気に入ったら即買うこと。人とは違うモノを手に入れるための努力は、ファッションも時計も、まったく同じなのではないだろうか。

■ お問い合わせ 

オメガお客様センター 03-5952-4400
ゼニス 03-3575-5861

● 広田雅将(ひろた・まさゆき)

1974年生まれ、大阪出身。時計専門誌『クロノス日本版』編集長。サラリーマンを経て2004年からフリーのジャーナリストとして活躍し、2016年より現職。関連誌含め連載を多数抱える。また、一般・時計メーカー・販売店向けなど、幅広い層に対して講演も行う。

高級腕時計専門誌クロノス日本版 [webChronos]

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