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2019.11.19

腕時計のプロが選ぶアンダー100万円ウォッチ

時計ジャーナリストに"価格"で腕時計を選んでもらったらどうなる? ビジネス用から休日用まで、100万円以下の多彩なモデルがランクインしました。

CREDIT :

文/広田雅将(『クロノス日本版』編集長)、福田 豊(時計ジャーナリスト)、柴田 充(時計ジャーナリスト)、篠田哲生(時計ジャーナリスト)

一口に腕時計といっても、スーツに合わせたいドレスウォッチから、ダイバーズウォッチ、クロノグラフ、ジェットセッターに便利なGMTなどなど、機能もデザインも千差万別。その奥深さが楽しいわけですが、その反面、結局どれを付けようか?と"時計迷子"になることも。

腕時計の評価軸はいろいろあるものの、"価格"をお題にしたら時計のプロはどんな選びをするのでしょう? 

今回は、アンダー100万円のモデルからリコメンドしていただきました(アンダー40万円はコチラ)。何千何万本の時計を見てきたプロのチョイスを、時計選びのひとつの指針としてご覧あれ。

◆ 広田雅将が選ぶのは……「グランドセイコー」エレガンスコレクション SBGH213 

能ある鷹は爪を隠す、正統派ウォッチ

「エレガンスコレクション SBGH213」自動巻き、SSケース(39.5mm)、クロコダイルストラップ。65万円/グランドセイコー(セイコーウオッチ お客様相談室)
尖ったデザインが特徴の「グランドセイコー」にあって、異彩を放つのがSBGH213だ。ラウンドケースにアラビア数字のインデックスと、そのカタチは同ブランドの標準から大きく離れている。

しかし、そのユニークさ故に、時計好きに好まれるのも事実。しかも、一見普通の時計っぽいのに、3万6000振動/時のハイビートは、極めて優れた精度をもたらす。能ある鷹は爪隠す系の最右翼。ケースはそこまで薄くないが、案外袖への収まりもいい。

ザ・ビジネスウォッチという佇まいなので、スーツとの相性は抜群。風防がドーム状に盛り上がっているため、シャツを引っかけにくい。また、文字盤には昔懐かしいアラビア数字を採用しているため、適度なゆるさも演出できる。

ただしこの時計を着けるならば、少しきつめに腕に巻くべし。かっちり着けた方が間違いなく腕上で映えるだろう。
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◆ 福田 豊が選ぶのは……「オメガ」シーマスター アクアテラ GMT ワールドタイマー マスター クロノメーター 

旅慣れした腕元には、こんな時計が好相性

「シーマスター アクアテラ GMT ワールドタイマー マスター クロノメーター」自動巻き、SSケース(43mm)、ラバーストラップ。95万円/オメガ(オメガお客様センター)
2017年にプラチナケースで世界限定87本のみ制作された「オメガ」初のワールドタイマーをレギュラー化した新作。GMTの操作をリュウズだけで行なえるのが優れた特徴。

ダイヤル外周の都市名と内側の24時間リングを対応させることで、各タイムゾーンの時間を知ることができる。そして、ダイヤル中央のチタンをレーザー加工した立体的な世界地図が大きな見どころ。などなどと、アンダー100万円で、この機構、このダイヤルは、驚くべき素晴らしさだ。

ラグジュアリー感も満点なので、海外渡航の際のパートナーに最適。旅先のホテルやレストランなどできっと一目置かれることだろう。また、ブルーのラバーストラップが海辺のリゾートにもピッタリ。青×白のスタイルで着けこなせば、最高に格好いいだろう。
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◆ 柴田 充が選ぶのは……「ブライトリング」プレミエ B01 クロノグラフ 42 ノートン 

バイク好きも垂涎な限定クロノグラフ

「プレミエ B01 クロノグラフ 42 ノートン」自動巻き、SSケース(42mm)、ビンテージローレザーストラップ。93万円/ブライトリング(ブライトリングジャパン)
2018年に発売された新シリーズ、プレミエをベースにした、英国バイクの名門「ノートン」とのパートナーシップモデル。文字盤外周をインダイヤルとカラーを統一した白のタキメーターで縁取り、シリーズでは唯一の数字インデックスを採用する。

針やインデックスのゴールドがヴィンテージ仕上げのレザーストラップとも調和し、ケースサイドのプレートやケースバックなどにさり気なく配置された「ノートン」のロゴマークも、バイク好きにはたまらないところ。

普段使いにはやや大きく感じられるかもしれないが、バイク乗りにはこれぐらいの存在感が似合うだろう。クラシカルな2カウンターは視認性に優れ、さらに自社ムーブメントcal.B01は耐振動性も期待できる。50年代に「ノートン」を乗り回したロッカーズのように、ダブルのライダースが似合う1本だ。
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◆ 篠田哲生が選ぶのは……「ジャガー・ルクルト」レベルソ・クラシック・ミディアムスリム 

腕元を格上げする、元祖・モダンなドレスウォッチ

「レベルソ・クラシック・ミディアムスリム」手巻き、SSケース(40×24.4mm)、レザーストラップ。56万4000円/ジャガー・ルクルト
ブランドの格、時計のデザイン、歴史、機能と、「ジャガー・ルクルト」のレベルソは、その全てで“三ツ星の時計”だろう。レベルソにはたくさんのバリエーションがありますが、ドレスウォッチであることを考えたら、2針ノンデイトのこのモデルがおススメ。

レベルソの特徴といえば反転ケースだが、ケースの裏側はソリッドバックになっており、1931年生まれの原点モデルを現代へと継承する、まさに時計文化遺産だ。

また、ケースサイズもコンパクトなので、格式高いパーティーなどにも付けて行ける。タキシードの場合、遊べる余地が少ないので、時計をアクセントにするのは上手な選択。しかも、時計をひっくり返すと時間が見えなくなるので、「終了時間を気にせずに楽しんでいますよ」という粋な表現にもなる。
※掲載商品はすべて税抜き価格です

■ お問い合わせ 

オメガお客様センター 03-5952-4400
ジャガー・ルクルト 0120-79-1833
セイコーウオッチ お客様相談室 0120-061-012
ブライトリングジャパン 03-3436-0011

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