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2018.07.22

諏訪湖を一望する混浴の展望露天風呂で、心も体も芯から寛ぎたい

諏訪湖畔に佇む8室のみのスモールラグジュアリーな旅館「萃sui−諏訪湖」。客室の窓からは、神秘的な美しさを誇る諏訪湖はもちろん、7月22日から8月26日までは毎日花火が楽しめます。

CREDIT :

文/いとうゆうじ

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今回訪れたのは日本のヘソと言われる信州諏訪湖畔に建つ「萃sui−諏訪湖」。神秘的な諏訪湖を一望する展望露天風呂「綿雫」(わたしずく)が自慢という全8室のスモールラグジュアリーな旅館ですが、他にも大切な彼女と過ごすのに最適な工夫が随所に施された実に快適な宿なのです。

まずはこちらへの到着をスマートに演出してくれるのがバレーパーキング。キーを預けたら畳敷きの囲炉裏茶の間でお茶と和菓子をいただきながらチェックイン、という流れ。男性のファンが多いというのも、うなずけるところです。

シンプルな設えに、細やかな気遣いが光ります

人気の理由のひとつが、シンプルかつクリーンなデザインの内装。デコラティブではない、素材の良さが際立ちます。壁には“幻の漆喰”と呼ばれる赤貝の殻を砕いた素材を使い、それが天然の空気清浄機としての役割を果たすため、館内の空気も清らかです。

また、客室の床材はクラシック音楽を聴かせながら杉を熟成乾燥させた“うづくりの床”を採用。手間と時間をかけたぶん、保湿や防菌効果をもたらしてくれる、という次第です。
さらに、ベッドマットレスにシモンズ社のものを採用していることからもわかるように、枕や館内着、肌触りの良いパジャマなど、すべてが快適なひと時を過ごせるようにという思いでセレクトされたもの。洗面台には豊富なタオルとともに、拡大鏡なども用意されていて、女性に対するケアが充実しているのも高ポイント。
客室はすべて諏訪湖ビューで源泉かけ流し半露天風呂付きという贅沢な設え。夕暮れ時の美しさはみごとで、諏訪湖を眺めながらふたりで入浴というシーンにもち込みやすいのも男性にとってはうれしいポイントかと。そして連泊するなら、こちらもぜひ堪能していただきたいのが、宿自慢の露天風呂「綿雫」。湯浴みを着て入る混浴風呂ですが、インフィニティ温泉の壮大な夕景は忘れられない思い出となること請け合いですよ。
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ワイドタイプ客室の檜露天風呂。諏訪湖を眺めながら、のんびりふたりでどうぞ。
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調味料で効かせる信州の素朴な味わいこそが贅沢

さて、温泉をじっくり堪能したあとは、夕食の時間です。こちらでは、客室と同じ室数の料亭個室で、客毎に料理が提供されているため、滞在中にほかのゲストと顔を合わせにくいのも、隠れたがりな大人のカップルにはありがたいポイントといえましょう。
テーブルに着くと、地元・信州産をはじめ、全国から季節ごとのおいしい食材を集め、諏訪の味噌や醤油、地酒を調味料に使った“諏訪らしい”料理の数々が運ばれてきます。なかでも印象的だったのは、“信州牛陶板焼き”。地元で採れた野菜とともに牛肉を焼いたものですが、信州牛のもも肉は、脂があるのにさっぱりとしており、すき焼きほど重くないという理想的な味わいで、舌が喜ぶこと間違いなしの一品です。
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諏訪の地酒や味噌、醤油など自信を持って提供できる調味料を使った諏訪らしい夕食の膳。
また、コース中盤で登場するのは、信州そば。これがまた、絶品。季節によって、そばつゆではなく太白胡麻油にからめ、からすみパウダーを和えていただいたり、トマトとともにいただいたり。そしてシメは、季節の土鍋ご飯。余った場合、お夜食としておむすびにして客室に運んでくれる心遣いもうれしいですね。飲み足りない向きには、囲炉裏茶の間が20時以降、地酒Barとして飲み比べが楽しめますので、ご参考まで。
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田舎を懐かしむような、ちょっとずつのおかずが、いろいろ楽しめる朝食。
ちなみに、朝食は、ちょっとずつのおかずが楽しめる趣向。小皿のおかず6品に、定番の卵焼き、塩鮭、そして地元の漬物名人が手がけた香の物などがズラリ。お米は、お腹にやさしいお粥で提供されますが、リクエストすれば白いご飯に変更も可能です。

これらの料理に関してももちろんですが、「萃suiー諏訪湖」では予約時にしっかりと要望をヒアリングしてくれ、アナタと彼女が望むサービスに少しでも近づけるよう、すべてのスタッフが何かにつけ配慮してくれるのが本当にありがたい。
上質な静寂と、土地や季節を感じられる料理、そして温泉を満喫すれば、誰でも心が豊かにならないわけがありません。そして、飾らず、潔く、美しい——。物事の本質を知る大人のふたりには、ぴったりの静かな宿ですよ。新たなスモールラグジュアリーとして、「萃sui―諏訪湖」を行きつけにしちやってくださいまし。
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◆ 萃suiー諏訪湖

住所/長野県諏訪市湖岸通り2-5-27
アクセス/中央自動車道諏訪IC〜国道20号線〜湖岸通り
URL/www.sui-suwako.jp
予約・お問い合わせ/☎0266-58-3434

●料金/2万9160円~(税・サ込、1名1泊2食付き)

【モテる宿にはワケがある】こんな宿はいかがですか?

● 野尻湖畔の静かな森に佇む隠れ家ホテルは、別荘感覚で訪れたい
大正時代より避暑地として親しまれてきた野尻湖の湖畔に建つ「野尻湖ホテル エルボスコ」。客船をモチーフにして清家清氏がデザインした建物は、親しみやすさと落ち着きのある空間で、豊かな自然を愛でながら大人のふたりにふさわしい静けさが楽しめます。

● 伊勢の深い杜に包まれて、月の風情を感じる限定6室のプレミアム旅館
いにしえの時代より、人と密接な関係にあった神秘的な月を宿名に冠した宿「月夜見の座」。伊勢の杜に佇む3棟6室の贅沢な空間で、広々とした森を眺めながら、ふたりでぼんやり過ごすという最高の時間を過ごせます。

● 下呂温泉を一望する高台から、“天空に遊ぶ”贅沢を叶える宿
日本三大名泉のひとつと謳われる岐阜県下呂温泉の名旅館「しょうげつ」。全21の客室から飛騨の美しい眺望を楽しめる、静かで、ゆったりと寛げる宿です。飛騨牛や鮎など、地元の滋味を堪能できる料理も格別。

● 伊東に行くなら……煌めく水平線を望む絶景ホテルで愛のおこもりを
伊東でも屈指の眺望を誇るスモールラグジュアリーホテル「ホテルふたり木もれ陽」。ドリンクのみならずスナックや夜食までオールインクルーシブとサービスも満点。すべて100平米以上の広~い客室でゆっくりおこもりするのにピッタリですよ!

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