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2018.07.07

【モテる宿にはワケがある】

伊勢の深い杜に包まれて、月の風情を感じる限定6室のプレミアム旅館

いにしえの時代より、人と密接な関係にあった神秘的な月を宿名に冠した宿「月夜見の座」。伊勢の杜に佇む3棟6室の贅沢な空間で、広々とした森を眺めながら、ふたりでぼんやり過ごすという最高の時間を過ごせます。

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文/いとうゆうじ

「月夜見の座」は、伊勢神宮に近い6万4000坪という広大な敷地の中にあるお宿です。正確に言えば、敷地内には3軒の宿があり、そのなかでもっともラグジュアリーな宿として造られました。当然、料理もほかとは別モノで、使う食材も松阪牛、伊勢海老、さらにはアワビ……。三重県の名物をきっちり押さえた豪華な夕食が味わえます。
6万4000坪の広大な敷地にある3棟6室の贅沢な宿。駐車場スペースも広い!
お話をうかがうなかで興味深かったのは、この宿が誕生した背景。なんと、従業員たちの「もっとラグジュアリーな旅館で接客をしてみたい」という声から生まれた、というのです。それだけにスタッフのモチベーションは非常に高く、滞在中も清々しくて、とっても心地よかった。その証ともいえるのが取材時の対応で、広い敷地ゆえに駐車場探しで迷ってしまったところ、和装の女性スタッフが暑いなか、小走りで誘導してくれたのです。これには取材班も大いに感動。もう、ファーストインプレッションからして最高でした。

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おもてなし心が人や建物のあちこちにあり、しっとりした雰囲気

接客と同様、素晴らしいのは、その建物です。かつて日本庭園だったところに、2部屋ごとの離れを3棟連ねた造りは実に贅沢。そして6室の客室は、すべて月にちなんだ名称がつけられおり、「既望(きぼう)」という名の部屋は橙色を基調とした数寄屋造り、「新月」という名の部屋は紺色が基調のシックな和モダンというように、すべて異なるデザインで仕上げられています。
また、客室はどれも庭園に面しており、広々としたテラスには温泉露天風呂が。目の前の神聖な森を眺めながら温泉を楽しめる渋い趣向となっています。実際に夜、露天風呂に入ってみましたが、驚くほどの静けさで、さすが“千年のしじま”という枕詞を謳うだけのお宿です。

ちなみに、無色透明でとろみのある温泉は、肌がしっとりと潤いますよ。

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伊勢エビ、松阪牛など名物食材にプラスαのハイブリッドメニュー

夕食は9品前後とバランスの良いボリューム。メインの伊勢海老はほぼ1年中鮮度抜群な天然ものを使っているのも、地元ならではのメリット。そして松坂牛。伊勢海老と松坂牛は、まさにこの宿のテッパンコラボです。

しかし、それだけではありません。この「月夜見の座」は18の旅館を運営するグループのうちの一軒ですが、2カ月に1度、グループ内の別のお宿の料理長がこの宿の料理長と交替してメニューを考案するという遊び心に満ちた趣向があるのです。
たとえば、ある月は、富山県にある旅館の料理長が、地元で採れる食材をふんだんに使って腕をふるう。これにより、白エビをはじめとする富山の名物と三重のコラボメニューが誕生。それは、アワビや白身魚を豆乳鍋でしゃぶしゃぶしたのちに、キャビアを添えた握りにしていただくなど、創意工夫に満ちた料理で、一品一品が選りすぐりの器に盛りつけられ個性的に仕上がっています。
こういう食事なら定期的に訪れても飽きることがないので、オヤジさんの行きつけにするのにうってつけといえましょう。伊勢志摩サミット後、以前にも増して注目を集めるこのエリアにはお洒落な宿が続々とオープンしていますが、月夜見の座は群を抜いてオススメですよ。
各客室にはリビングの他、ダイニングルームもあり、食事はそのお部屋でいただく。
なお、食事は部屋出しとなっていますが、すべての客室にリビングとは別にダイニングルームを設けてあるので、食事のにおいなどが気にならず好印象。ラグジュアリーではありつつも、しっぽり静かに過ごしたい、というような大人のふたりのお籠りにふさわしい旅館でした。

◆ 千年のしじま 月夜見の座

住所/三重県伊勢市佐八町池の上1165-1
アクセス/東名豊川IC〜国道247号~伊良湖〜伊勢湾フェリー〜国道42号
URL/www.tsukiyominoza.com
TEL/0596-39-8585

●料金/5万円〜(1名・1泊2食付き)

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