2017.07.19
「ライフスタイルホテル」は時代の空気感が凝縮された情報発信基地でした(後編)
- CREDIT :
文/小槌裕子
西日本にも個性的なライフスタイルホテルがたくさん


◆ ホテル アンテルーム 京都
住所/京都府京都市南区東九条明田町7番
URL/https://hotel-anteroom.com/
メール/info@hotel-anteroom.com
予約・お問い合わせ/☎075-681-5656
●料金/シングルルーム 6,000円~ (シーズンにより変動)


これから出来るライフスタイルホテル。注目なのはこちら
「例えば、WORLD NEIGHBORS清澄白河などのソーシャルアパートメント事業を行う『グローバルエージェンツ』が、2月、札幌にロッジの世界観を再現したUnwind Hotel&Barを開業、今月中旬には、京都でワーキングスペースとホテルの合体型でミレニアル世代*向けのザ・ミレニアルズをオープンと、話題のホテルを次々と打ち出してきています」(*ミレニアル世代:主に1980年以降に生まれた世代)


◆ KUMU 金沢 -THE SHARE HOTELS-(クム カナザワ ザ シェア ホテルズ)
2017年8月30日開業
住所/石川県金沢市上堤町2-40
URL/https://www.thesharehotels.com/kumu/
メール/kumu@thesharehotels.com
●料金/個室最大4名 一室 15,000円~
「人気ブランドのホテル参入には期待したいですね。これまで、インテリアブランドがホテルの一部客室をプロデュースするケースはありましたが、ホテル全体をプロデュースするのは、国内では極めてめずらしい。ロビーなどのパブリック空間を含めて無印良品の世界観が体験できるでしょうから、消費者からの注目度は高いと思います。無印良品は世界進出を果たしている点でも、銀座というホテルのショーケースともいえるエリアへの出店にふさわしいのではないかなと」
「2020年のオリンピックに向けてライフスタイルホテルは間違いなく増えて行くし、そういう意味では今のホテル業界は非常に面白い」と語る金澤さん。例えば出張の際などに、普通のシティホテルではなく、あえてライフスタイルホテルに宿泊して、刺激的な一泊を体験する、なんて選択肢もあるわけで。今の空気感が凝縮された空間に、たまには刺激をもらいに行くのもオススメですよ。
1979年10月6日生まれ。2003年、立命館大学法学部卒。2004年㈱柴田書店入社、「taste magazine」編集部に配属。2005年、「月刊ホテル旅館編集部」に配属。2017年より「月刊ホテル旅館」編集長に就任