2026.04.05
【週末イッキ読み】春の旅行シーズンに押さえておきたい! 1年以内にオープンした国内ラグジュアリーホテル6選
春の訪れとともに、どこかへ旅したい気分もどんどん盛り上がってきていませんか。ホテルラバーなら見逃せない1年以内にオープンした国内のラグジュアリーホテルをまとめてご紹介!
桜も満開を迎え、街にやわらかな風が吹き始める今頃になると、どこか旅行に行きたい! と思う人も増えることかと。とはいえ円安に政情不安と海外旅行はハードルが高い。でもご安心を。国内にも特別な時間が過ごせるホテルがあるんです! 1年以内にオープンしたばかりの期待を裏切らない最新ラグジュアリーホテルをまとめてご紹介します!
【東京・赤坂】「1 Hotels Tokyo(ワンホテルズトウキョウ)」
東京のラピュタ!? 地球にやさしい空中庭園ホテル「1 Hotel Tokyo」に行ってみた!

▲ 赤坂トラストタワーの38階から43階を占める「1 Hotel Tokyo」。客室や38階のロビーからは、皇居外苑や東京タワー、東京湾など、東京のランドマークを一望できます。カテゴリ―は限られますが、愛犬と宿泊できる客室も!
ラグジュアリーと環境配慮(サステナビリティ)が両立した「1 Hotel Tokyo」
また東京に個性的なホテルが誕生しました。3月初旬、東京・赤坂にアメリカ発のサステナブルラグジュアリーホテルブランド「1 Hotels(ワンホテルズ)」が、日本初進出となる「1 Hotel Tokyo(ワンホテルトウキョウ)」を開業したのです。さまざまな特徴を持つホテルですが、真っ先に触れたいのは「サステナブル」に特化していること。
「サステナブル」を大切にしているホテルは、昨今いくつもありますが、「1 Hotel Tokyo」は、その力の入れ方、半端ないんです。そんな「1 Hotel Tokyo」に潜入。ラグジュアリーと環境配慮(サステナビリティ)が両立することを身をもって実感しました。

▲ 客室タイプはスタンダードからスイート、ペントハウスまで12カテゴリー。写真は、「パノラミックタワー 1ベッドルーム スイート」(67㎡)。
「1 Hotelsが東京に進出する」というニュースに、日本中のホテルラバーは心浮き立ったことでしょう。「1 Hotels」は、スターウッド ホテルズ CEOであり、ホスピタリティ業界を牽引してきたバリー・スタンリヒト氏が、2015年に創設したホテルブランドです。
「世界はたったひとつしかない(1 World)」という思想のもと、サステナブルラグジュアリーをブランドコンセプトに、マイアミ、ニューヨーク、ロンドン、メルボルンなどに展開。「1 Hotel Tokyo」は、アジア初進出であり、同ホテルグループの13軒目のホテルとなります。
というわけで、「1 Hotel Tokyo」の概要をご紹介。「1 Hotel Tokyo」が位置するのは、東京ワールドゲート赤坂内の赤坂トラストタワーの38階から43階。客室は全211室で、うち24室がスイート(3室のペントハウスを含む)です。インテリアは、日本人デザイナーの相﨑準氏がニューヨーク・ブルックリンに設立した建築・デザインスタジオ「CRÈME(クレム)」が担当しました。
【京都・祇園】「帝国ホテル 京都」
3月5日、満を持して京都に降臨! ヘリテージを継ぐラグジュアリーホテルのど本命「帝国ホテル 京都」を余すところなくご紹介!

▲ ここ数年、地元では「いつできる?」と噂の的だった「帝国ホテル 京都」が、いよいよグランドオープン。
祇園のど真ん中に30年ぶりの新開業となる「帝国ホテル」が誕生!
あの「帝国ホテル」の、実に30年ぶりとなる新規開業ホテルが2026年3月5日に幕を開けました。祇園のど真ん中という文句ナシのロケーションに加え、ユニークなのが1936年竣工の「弥栄(やさか)会館」をコンバージョンし、歴史を受け継ぎながらアップデイトしている点。
弥栄会館は「劇場建築の名手」といわれた大林組の木村得三郎が設計。国の登録有形文化財、京都市の歴史的風致形成建造物に指定され、地元民からも長く親しまれてきた存在でした。しかし建物の老朽化と耐震性の問題に直面し、外観を残しながら現行の建築基準法に適合した構造でホテルとして再出発することに。

▲ 居心地のいいリビングルームを備えた「弥栄スイート」は歌舞練場ビュー。この町の歴史ごと独り占めできるよう。103㎡+バルコニー/58万700円〜(税サ込/宿別)。
そこでネックとなったのが高さ制限。近隣エリアは歴史的景観保全修景地区で、新築となると京都市の条例により12メートル以下という制限が課される。試行錯誤の末、南面と西面の外壁と構造体を残しながら弥栄会館の景観を継承することを条件に31.5mの高さを保ち、 増改築することになったのだという。その結果、京都中心部において極めてレアなビューを確保できたというわけ。
オリジナルの外壁タイルを傷つけずに取り外す“生け捕り”を行い、付着モルタルを除去。約1万6000枚(全体の約10%)を確保しました。南面と西面の一部には当時のタイルを落下防止対策のうえで残し、南西面には再利用タイルと、脆くなったタイルを使って忠実に復元した新たなタイルを併用。内装デザインを出掛けたのは、現代美術作家の杉本博司氏と共に設立した「新素材研究所」の代表で、建築家の榊田倫之氏。開館当時からあるレリーフのテラコッタをリサイクル・復元し、柱、壁など随所に弥栄会館にゆかりのある素材を調達。どれも個性があるからこそ人間味があるのですね。
【東京・銀座】「ふふ 東京 銀座」
徳川代々の将軍に思いを馳せて銀座「ふふ」でひとっ風呂いただきます

▲ お風呂はすべて熱海からの運び湯。源泉を銀座の一等地で堪能できるって、ほんとすごいことですよね。
銀座の一等地で温泉に浸かるという不思議体験ができる宿
外資系のラグジュアリーホテル並のクオリティで、日本の高級旅館のようなきめ細かなおもてなしが受けられる「ふふ」。これまで熱海や奈良、軽井沢、京都など、読者諸兄の行動範囲にきっちりアジャストする展開をしてきましたが、ついに大都会・銀座に開業となりましたので、ふふラバーを自認する編集部堀川が早速お邪魔してきました。
……ん? 銀座で温泉が出るの? と気になった御仁はなかなかのふふ通。おっしゃる通り、ふふはすべての施設で温泉が楽しめることがウリ。銀座はと言うと、ふふ熱海からの運び湯というから、その気合いの入りようは推してはかるべし。聞けば、江戸時代、徳川家代々の将軍たちは熱海のお湯を江戸に運ばせて楽しんでいたそう。時空を超えて、いま、読者諸兄は徳川家がそうしたように、江戸(銀座)の地で天然温泉を堪能できるようになったということです。

▲ はい、お待たせしました。当館で最も広く、ラグジュアリーなお部屋「ふふラグジュアリープレミアムスイート」です。占有面積は2部屋のコネクティングで最大322㎡と超広々。
なお、泉質は、カルシウム、ナトリウム、硫酸塩、塩化物泉。透明無色で効能は、神経症や筋肉痛、関節痛、五十肩、冷え性疲労回復、健康増進と、私事な効能がたっぷりなのも好ポイントです。
と、いきなりウリのひとつである温泉についてご紹介しましたが、ふふ 東京 銀座の魅力はそれだけではありません。お部屋やお食事についてもじっくりリポートさせていただきますので、どうぞお付き合いください。
客室は全34室で、先にお伝えした温泉はすべてのお部屋に専用でついています。また、銀座でありながら全室にお庭があることも見逃せません。普段見ている銀座の街や喧騒を眼下に、ゆったりと読書や午睡を楽しめる温泉&お庭。もう一度言いますが、ここ、銀座ですよね? な錯覚に陥ってしまいます。以下、主なお部屋をご紹介いたします。
【愛知・名古屋】「エスパシオ ナゴヤキャッスル」
わざわざ名古屋を目指して旅する「エスパシオ ナゴヤキャッスル」がすごい3つの理由

▲ 名古屋城を目の前にそびえたつ「エスパシオ ナゴヤキャッスル」。
名古屋はもはや“通過点”ではありません
デスティネーション・レストランという言葉が一般化して久しいですね。あのひと皿を味わうために飛行機に乗り、あのカウンターに座るために週末を捧げる……食が旅のモチベーションになるという価値観は、もはや特別ではありません。ですが、このたび、その概念をさらに一段引き上げる存在が現れました。レストランだけではなく、ホテルそのものが目的地となる場所です。
その地は名古屋。正直に言えば、名古屋はこれまでデスティネーション=旅の目的地になりづらい街でした。京都や奈良のように圧倒的な歴史遺産が連なっているわけでもなく、大阪のような活気あふれる商都のエネルギーがあるわけでもない。しかも東京から新幹線で約1時間半という距離の近さが、かえって“いつでも行ける場所”という印象を強めてきました。通過点にはなっても、わざわざ出かける理由を見つけにくい——そんな微妙な立ち位置に、長らく置かれていたのでした。

▲ 中央に黄金の鳳凰が舞うエントランスは絶好のフォトスポット。
そんな名古屋に2025年秋、忽然と誕生したのが「エスパシオ ナゴヤキャッスル」。ここは「食べに行く」価値とともに「泊まりに行く」理由もダブルで備えている、歴とした“デスティネーション”なのでした。
名古屋城という圧倒的な景観を眼前にできる絶好のロケーション、名古屋らしく金色をふんだんに用いた豪華絢爛な設え、そして三つ星のエスプリを宿すフレンチと、日本一と称される朝食、予約の取れないことで知られる鮨、地元で大人気の中国料理など、一度の訪問では味わえきれない美食の数々……料理を目的に旅をする時代の、その先へ—— 食と滞在を分けない贅沢がひとつの体験として完結しています。
では、この「エスパシオ ナゴヤキャッスル」のどこがすごいか、具体的に3つのポイントでご紹介してまいりましょう。
【東京・高輪】「JWマリオット・ホテル東京」
まさに都会のオアシス! 満を持してオープンした「JWマリオット・ホテル東京」に潜入

▲ 隠れ家的ダークネスが特徴的な『JWマリオット・ホテル東京』の1階エントランス。喧噪をシャットアウトし、いつのまにかJWマリオットの世界観に没入していく感が。
便利、でも静かなロケーション
日本に最初に上陸した「JWマリオット」は奈良、2020年のことでした。なぜ人気のある京都ではないのか? というと、それは「JWマリオット」が「マインドフルネス」をコンセプトとしているため。都会の喧騒から離れ、じっくりとその土地や家族、ホテルスタッフとの会話を楽しんでほしい。そんなのんびりと心を満たす滞在を可能にするため、オーバーツーリズムから距離を置く奈良県を選んだのでしょう。
とはいえ奈良は京都まで電車でわずか30分という至便なロケーション。日本文化のはじまりともいえる奈良だけに、ディープな文化体験もできるとあって、なるほどだから奈良なのか。と納得なのでした。

▲ 都心の景色を望むジュニアスイート。周囲に高い建物があまりないため、遠くまで景色を見渡すことができる。
そして、5年後の今年、満を持して東京にも「JWマリオット」がオープン! 場所は高輪ゲートウェイの駅前「TAKANAWA GATEWAY CITY」内、新幹線駅から一駅という至便ながら周囲には静かな住宅地が広がり、都心部において穴場的な静けさを保ちます。これもまた、「JWマリオット」のコンセプトに準じているからに違いありません。便利だけれど落ち着いて静かな滞在が可能。ここ、JWマリオットのこだわりポイントです。
かつて高輪にあった自然をイメージしているという1階エントランスに足を踏み入れると、枯山水を思わせる石のオブジェ、静かな流水音と富士山に見立てたアートワークに出迎えられます。暗めの照明のおかげか、一気に喧噪から静寂へと空気感が変化。エレベーターまでの道のりもただまっすぐではなく、少しずつ曲がりながら進んでいくようにデザインされていて、次はどんな空間かしらとちょっとドキワクするしかけになっています。
実は照明も角を曲がるごとに少しずつ明るくなっていて、だんだんその先がつまびらかになっていくという奥ゆかしい演出。ごくゆるやかに「JWマリオット」の世界に引き込まれていきます。
【東京・芝浦】「フェアモント東京」
芝浦の新ホテル「フェアモント東京」が大人のデートに向いている5つの理由

▲ 館内は、もちろん飲食も充実。いずれもホテル直営の5つのレストランと2つのバーがあります。
東京の市街と湾岸、2つの絶景を高層階から新たな視点で楽しめる
2025年7月、東京・芝浦に新たなホテル「フェアモント東京」がオープンしました。「フェアモント」は、欧州最大手のホテルグループ・アコーのラグジュアリーブランド。1907年の創業以来、1世紀以上にわたり世界のセレブリティたちをもてなしてきたブランドで、現在は世界各地で90を超えるホテルを展開、今回の「フェアモント東京」が日本初上陸となります。
このところ、東京、いえ日本全土でホテルのオープンラッシュ! 「そんなにたくさん作って大丈夫なの?」と思ってしまいますが、インバウンドの旅行者の需要でどこも稼働率は高いようです。となると東京の新たなランドマークとも称されるホテルを、インバウンドだけに独占させておくのはもったいない! それに、国外からも注目の高い「フェアモント東京」は、大人のデートにもオススメなのです。というわけで、筆者が開業直前に行われた内覧会で感じた、「フェアモント東京」が大人のデートに“使えるホテル”である理由を5つ、ご紹介しましょう。

▲ 「フェアモントゴールド スイート」からの湾岸側の眺望。
「フェアモント東京」は、浜松町駅前に絶賛開発中の大規模複合開発「BLUE FRONT SHIBAURA」に開業。ツインタワーの片割れである「タワー S」の1階にフロント、4階に宴会フロアを、35階から43階にかけての上層階に客室とレストラン&バー、チャペルなどを構えています。
特筆したいのは、そのロケーション。西には東京タワー、東にはレインボーブリッジやお台場など東京湾の景色を望む絶好の立地で、高層階からのビューは壮観のひと言。近年高いところからの眺望は見慣れているはずなのに、この角度から見るのはなかなか新鮮。そのかけがえのない長所を十分に理解した設計も心憎い。館内の至るところで、息をのむような景観に出会えます。













