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2020.08.12

東京から約2時間半。奄美大島でワーケーションという選択肢

ビーチフロントに建つヴィラで、海を眺めながら仕事もこなす。理想的なワーケーションを実現できるのがこちら、奄美大島「伝泊The Beachfront MIJORA」。東京から約2時間半で行けるのも、ポイントです。

CREDIT :

写真・文/古関千恵子

「ワーケーション」とは、旅先でヴァカンスをしながら仕事(ワーク)も行う、新しい働き方。ここ数カ月、リモートワークを実践してみて、何もオフィスにいなくても仕事はできるとわかった今、新しい旅のスタイルとして挑戦してみては? 
▲「伝泊The Beachfront MIJORA」は2つの立地に分かれています。こちらはミドリヤのヴィラ。
せっかくなら、旅先は思い切り非日常なビーチ・デストネーションへ。その土地ならではの旅のエクスペリエンスを体験でき、でも、仕事を邪魔する誘惑は少ないところ。となると、オススメが奄美大島!

奄美大島

鹿児島から南へ380キロの場所に位置し、面積712.35 km2と日本5位の面積(本州など4島を除く)を有する島。美しい海と亜熱帯の植物が生い茂る原始林が広がり「東洋のガラパゴス」とも呼ばれる。島全体が国立公園に指定されており、LCCの就航もあって、訪れる人も増えている。(画像/奄美市HPより)

▲空から見ると、奄美大島の浜辺で見かけるウノアシ貝がモチーフに。
まず、東京から約2時間半のフライトというのが、気軽でいい。世界遺産登録も秒読みの自然が主役の島なので、ネオンが少なく、夜遊びに誘う雑音もない。今回滞在した「伝泊The Beachfront MIJORA(ミドリヤ)」は、部屋にあえてテレビも置いていない。自然に癒され、仕事に集中できる環境が整っています。
▲ハート形にくり貫かれた岩が、干潮時にタイドプールとなるハートリーフ。
▲亜熱帯の豊かな自然に包まれた奄美大島。ハートリーフはこの森を抜けた向こうにあります。
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奄美大島に伝わる伝統×コンテンポラリーな海辺のヴィラ

▲ミドリヤのヴィラ。デッキテラスにはハンギングチェアやハンモックなども用意。
「伝泊The Beachfront MIJORA」は、奄美大島出身の建築家・山下保博さんが手掛ける「伝泊」シリーズの、2019年に開業した最新ヴィラ。「伝泊」とは、島に残る伝統的・伝説的な建築や文化を次の時代に伝えるべく、古民家の再生などに取り組むプロジェクト。古民家やバジェット系など4種類の宿泊スタイルがあり、旅の目的や予算でチョイスすることができます。

これまで伝泊は島の民家や建物を再生した宿泊施設でしたが、ここ「伝泊The Beachfront MIJORA」は、一から造り上げたデザイン・ヴィラ。プライバシーを大切にしたいカップルやLEON世代の男性ひとり旅が好みそうな雰囲気です。
▲ウッドとコンクリートの異素材の組み合わせがコンテンポラリーな印象。
ヴィラのロケーションは奄美大島の北部、笠利町。ミドリヤ(島の言葉でみじょら)に6棟と、そこから車で2分ほどの亀崎に7棟の、計13棟からなります。どちらも、海がすぐそばのオーシャンフロント。海側は床から天井までのフルハイトのガラス窓で、額物のように風景が広がる、まさにピクチャーウィンドウです。

ミドリヤは高倉造りをイメージしたヴィラ群。奄美大島の伝統的な木組みの天井と、コンクリートの組み合わせがモダンな印象です。広々としたデッキテラスにはハンドメイドのハンモックや天井から吊るしたハンギングチェアなど、海を眺める特等席が用意されています。仕事の合間に一息付くのに、格好のアイテムでしょう。テラスから直接ビーチへ下りることもできます。
▲ヴィラは奄美大島の伝統的な建築を取り入れた造り。
一方の亀崎は、窓の向こうに海と対岸の山並みを望み、アダンの茂みが風景のアクセントになっています。バスルームのバスタブに浸かりながらも、この眺めを愛でられ、南洋情緒たっぷり。

ヴィラにテレビがないのは、邪念が入らず好都合。Wi-Fi環境も申し分なし。今後の予定としては、ヴィラの一室をレンタルスペースとして、オフィスやワークスペースとしての活用も検討中。ますますワーケーションにもってこいの条件になりそうです。
▲海を望むバスタブで至福のひと時を(ミドリヤ)。
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ひとつひとつ吟味された、こだわりのアメニティ

ほどんどのヴィラにエレクトロラックス社のIHコンロのキッチンと調理器具が用意されています。しかもバルミューダの電気ケトルや炊飯器、トースター(朝食のパンがふっくら焼けます)など家電がひと揃い。包丁は燕三条の大工道具の老舗、株式会社高儀のキッチンツールブランド「DYK(ダイク)」。切れ味、抜群です。そしてワインクーラーには冷えたワインやシャンパンも。
▲沖縄県の伊平屋島に伝わるクバカゴに入れた月桃茶、そしてY’s for Livingの部屋着。職人気質のこだわりを感じるアメニティ。
バスアメニティはイソップ、部屋着は国産コットンの二重ガーゼのY’s for living、ベッドマットレスや枕は低反発でおなじみマニフレックス社、沖縄県の伊平屋島に伝わる民芸品のクバカゴなど。どれもクラフトマンシップを感じるラインナップです。
▲ほとんどの部屋にIHコンロを装備し、バルミューダの家電が揃っています。
すべての宿泊プランで朝食付き。コロナ対策として、現在はテイクアウト用の朝食が冷蔵庫に用意してあります。こちらも島内の「晴れるベーカリー」のパンや島野菜、フルーツ、ソーセージなど、できるかぎりご当地の食材を用意。香り高い月桃のお茶と一緒に、どうぞ。
▲バスアメニティはイソップ。歯ブラシなども用意。
▲島の食材をできるだけ取り入れた朝食付き。
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島民との触れ合いも旅のエッセンス

▲レストラン、ショップ、地元コミュニティを兼ねた「まーぐん広場」。2階はホテル客室とライブラリー。
目下、ミドリヤと亀崎にはヴィラしかありません。チェックインは「まーぐん広場・赤木名」(以下、まーぐん広場)に併設された「伝泊ホテル」のカウンターにて。ここで手続きを行い、コンシェルジュがヴィラまで案内します。
▲「まーぐん・レストラン」で供される油ゾーメン。
この「まーぐん広場」は、いわばメイン棟的な役割を担っています。ただし、宿泊者オンリーではなく、ツーリストや地元の人にも開かれた場所。奄美大島の食を味わえるレストラン、地元アーティストによる工芸品や名産品を集めたショップも入っています。一方で、地域のお年寄りや住民のためのコミュニティも兼ねています。ツーリストと島の人々が交流する場でもあるのです。
▲「まーぐん広場」の2階には「伝泊ホテル」の客室があります
ここ数年、様々なホテルがアクティビティに取り入れている、“ネイバーフッド”や“ご当地”体験。ツーリストがホテルの案内で、その土地に入っていき、地元ならではの体験をするというもの。それが「伝泊」では、ツーリストと地元の人が同じ場にやってきて、交流する。どこか対等で、自然な関係に思えます。
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グループならば古民家「伝泊」のチョイスも

▲伝泊シリーズ第1号となった、古民家を再生した「港と夕日が見える宿」。
ヴィラタイプは、基本的には大人2名の収容。グループでワーケーションをするとしたら、奄美大島で7軒を数える古民家タイプも一案でしょう。

たとえば、「港と夕陽のみえる宿」は、築40~50年の庭付きの古民家。4つの部屋と書斎、キッチン、浴室、トイレの間取りで4~6名収容できます。
▲板張りの書斎のようなスペース。畳敷きの部屋も4つあります。
古民家は、今時の和モダンに改装したものではなく、奄美大島の暮らしぶりをそのまま残したもの。NHK放送受信章のラベルや模様の入った昭和のガラス戸、“ナンコ遊び”というこの島に伝わるシンプルな遊び道具など、どこかノスタルジックな風情です。もちろん、Wi-Fiはきちんと完備されているので、ご心配なく。

■伝泊 The Beachfront MIJORA

住所/鹿児島県奄美市笠利町大字外金久861-4
HP/https://den-paku.com/thebeachfront

●料金/デラックスヴィラ(ダブルベッド)1名利用時2万5000円~、2名利用時2万円/人~、デラックスヴィラ(ツインベッド)1名利用時2万3000円~、2名利用時1万9000円/人~など

※ご旅行の際は自治体の発する新型コロナウイルス警戒レベル及び行動目安をご確認くださいこちら

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