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2025.12.11

【トルコ美食紀行・後編】

ミシュラン最新版がお墨付き! いまトルコで行くべき星つきレストランほか5軒

インド料理ほど刺激が強くなく、フランス料理のように重たくない、まさに東西文化の融合といえるトルコ料理は世界三大料理のひとつとして有名。1週間かの地で煩悩のままに食べまくってきた筆者が、折しも発表になった「ミシュランガイド トルコ版」にも掲載されている名店を5軒厳選してご紹介します。

CREDIT :

取材協力/ターキッシュエアラインズ

今、トルコで行くべきレストランはどこか?

トルコ料理の魅力については前編でご説明してまいりました。この後編では、では具体的にどこへ行ったらよいの? というリクエストにお応えして、トルコで行くべきレストランを5軒厳選してご紹介してまいります。折しも12月4日にトルコ版「ミシュランガイド」2026が発表され、2軒の2つ星、15軒の1つ星、39軒のビブグルマンと115軒のセレクテッド……と、計171軒のレストランがセレクトされていました。

今年の選定ではイスタンブール、イズミル、ムグラ、そして新たにカッパドキアが加えられたということで、ますます多彩な料理スタイルが織りなすモザイクが、トルコ料理の多様性とアイデンティティを示していると言えそうです。そこで後編では、私が訪れたレストランから1つ星、ビブグルマン、セレクテッドレストランをピックアップします。
ターキッシュエアラインズ トルコ
▲ ヨーグルトをたっぷり使うトルコの食卓。「メゼ」と呼ばれる前菜をみんなで分け合っていただきます。
今回の5軒は、イスタンブールはもちろん、美食の街として知られるイズミルからもセレクトしています。ともに市街地からは少し離れていますが、わざわざ出かける価値のある、まさにデスティネーション・レストランだと言えるでしょう。
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01.「AZUR」(イスタンブール)

AZUR ISTANBUL トルコ
▲ イスタンブールの中心地からクルマで30分ほどかかりますが、このあたりは海沿いで美しい店がたくさんあるので散策しても楽しい。
まずは、イスタンブール郊外のセレクテッドレストラン「AZUR(アズール)」から。エントランスは小さいのですが、扉を開けると長い通路の先に美しい青い海がチラと見えたので、ぐんぐん脚を進めますとこんな素敵なテラスが! ボスポラス海峡のパノラマビューが楽しめるテラス席にはところどころに現代アートが配され、スタイリッシュな雰囲気です。
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でも、ここで真に注目したいのは、エントランス近くに配されたシーフードのケース。その日に獲れた魚が港からダイレクトに運ばれてくるから、その品質はお墨付き。マグロのタルタルにクリーミーなストラッチャテッラを添えた一品や、鉄板焼きにされた新鮮な魚、パエリアやパスタなど、トルコと地中海の食文化が見事に融合した料理の数々はどれも美味。

サービスも素晴らしく、私はここでスマホの充電をしたく、スタッフにiPhoneを預けたのですが、快く請け負ってくれたうえに、もちろん安全に戻ってきました。海外では信じられないことですよね
ターキッシュエアラインズ トルコ AZUR
▲ 新鮮な魚介を使った「メゼ」が並ぶ陳列ケース。
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02.「Asma Yaprağı Alacati」(アラチャトウ)

次にご紹介するのは、今回20軒ほど食べ歩いたレストランのなかで最も忘れられない1軒。エーゲ海に面したトルコ西岸のAlaçatı(アラチャトゥ)という街の郊外にある「Asma Yaprağı」は、「葡萄の葉」という名が示すように、自然と土地の恵みを大切にするレストランです。築100年を超える伝統的な石造りの家屋と、ぶどうの蔦が絡む中庭……木と石と緑が織りなすその空間を丸ごと味わっていただきたいので、ここを訪れるならディナーでも早めの時間をおすすめします。なにしろダイニングは基本的に野外なので。
自らの菜園や近隣の農家で育てられた旬の野菜やハーブを使い、季節ごとの料理を届ける「ファーム・トゥ・テーブル」スタイルの同店。2010年の開業以来、オーナーシェフのAyşe Nur Mıhcı さんとその息子が、自宅のレシピや地域の家庭料理をベースに、土地の風土と人の手が育む味わいを守ってきました。

この日いただいたのは、フレッシュなヨーグルト添えたパンプキンパイ、リコッタとフレッシュハーブを詰めたズッキーニの花のフライ、ヨーグルトとチリオイルを包んだ伝統的なマントゥ(世界最小と言われる水餃子)……どれもボリュームたっぷりに見えましたが、食べ心地は軽く、食後感はさわやかです。これも自家菜園の野菜やハーブのおかげでしょうか。その持続性と地域との共生への取り組みが評価され、2025年にはミシュランのグリーンスターにも輝いているほか、26年にはビブグルマンに選ばれています。
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03.「Od Urla」(イズミル)

続いてミシュラン1つ星の「Od Urla」。美食の街イズミル郊外の田園地帯「Urla」を訪れ、ゆっくりドライブすること約30分……曲がりくねった道を進んでいくと、ブドウ畑やオリーブの林を通りすぎ、やがて見事な野菜畑が広がります。そこがオーナーシェフ、Osman Sezenerさんの世界。ファーム、レストラン、そしてゲストハウスが広大な敷地のなかに美しく配されています。

レストランで使用する食材の約半分は自給自足で栽培し、残りは近隣の生産者から調達していますが、その調達範囲は約10km圏内にこだわっているのだとか。特に印象に残っているのは、タコのタルトやイチリ・キョフテ(挽き割り小麦の皮でスパイスの利いた肉団子を包んで揚げたトルコの伝統的な料理)、そして薪火で焼き上げたばかりのサワーブレッド! どれも昔からこの地で親しまれてきた料理がモダンにアレンジされているから、トルコ料理の伝統と文化を知ることもできるのがうれしいポイント。こちらも24年から3年連続でミシュランのグリーンスターにも輝いており、単なる美食の場ではなく、この土地の自然・文化を未来へつなぐガストロノミーの拠点として注目されているレストランです。
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04.「Seraf Vadi」(イスタンブール)

前編で今、トルコでは女性のパワーに注目したいと書きましたが、こちらの「Seraf Vadi」のSinem Özlerシェフはトルコの女性料理人を代表する存在。地産地消、季節の食材、伝統技法の尊重を自らの理念の3本柱としながら、南東からエーゲ海、内陸まで、アナトリア各地のレシピを丁寧に記録し、彼女流に再構築しています。

例えば、通常は揚げることが多い「イチリ・キョフテ」 をポーチドで優雅に仕上げたひと皿や、炭火で香ばしく焼き上げた玉ねぎの詰め物、そしてピザの原型とも言える「ラフマージョン」など……いずれもトルコの日常をほうふつとさせながら高級レストランのひと皿にふさわしく洗練させている技法はお見事。
またこちらはイスタンブール北部、サリイェル区の新興商業エリア 「Vadi Istanbul」内にあるため、食事の前後にショッピングが楽しめるのもうれしいポイント。「生命の木(Tree of Life)」をモチーフにしたシンボリックな造形が配され、木・石・陶器といった自然素材で構成されている空間も美しく、フォーマルな会食にも適しています。
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05.Araka(イスタンブール)

イスタンブール北部の静かな地区イェニキョイ。街の喧騒から少し離れたその裏道の奥に、ひっそりと佇むレストランが「Araka」です。木と石、そしてキャンドルの灯りに包まれた空間はコージーで、都会のレストランというより誰かの別荘のダイニングのようにさり気ないですが、実は4年連続で1つ星に輝く名店。

厨房を率いるのは、女性シェフ Zeynep Pınar Taşdemirさん。彼女が描き出すのは、トルコ料理をベースにしながらも、素材そのものの魅力を引き出すひと皿。地中海の魚介などをシンプルにグリルしながらも、土地の野菜やフレッシュなハーブ、レモンを使うことで力強い、個性にあふれた彼女ならではの世界を表現しています。ワインやスピリッツのペアリングにも力を入れているから、ここではぜひトルコ産の自然派ワインを楽しんで。
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トルコをお得に楽しむ「ターキッシュ エアラインズ」の「よっ得!イスタンブール」

さて、ここまでトルコの美食アドレスをご紹介してきましたが、ここからはそのトルコ旅行をお得に楽しむためのTIPSを。
ターキッシュエアラインズ トルコ
▲ フライングシェフが常駐して美食を楽しめる「ターキッシュ エアラインズ」のビジネスクラス。
日本からヨーロッパ、あるいは中東へと旅する際、しばしばストップオーバー(中継地)を挟むことは多いと思います。そんな時、ターキッシュ エアラインズの「よっ得!イスタンブール」は、ただの“乗り継ぎ”を“旅の一部”に変えてくれるサービス。

イスタンブール空港で国際線を乗り継ぎ、次の目的地へ向かう……この乗り継ぎ時間が 20時間以上〜最長7日以内 なら無料でホテルに宿泊でき、市内観光も楽しめるのです。たとえば、エコノミークラスなら4つ星ホテルに最大2泊、ビジネスクラスなら5つ星またはブティックホテルに最大3泊できるというからスゴイ。

このサービスを利用することによって、いままでただの待ち時間だった乗り継ぎが、旅のひと区間へと変身。長距離移動の途中でイスタンブールの街へ降り立ち、旧市街の歴史、ボスポラス海峡の風、バザールの喧騒、そしてトルコ料理やスパイスの香り──。ほんの一晩、二晩でも、その時間は忘れらない旅の一部になるでしょう
*申請タイミング、チケットの条件(往復かつ同一予約)、乗り継ぎ時間など、条件を満たす必要があります。また、ホテル到着後の交通費や観光の費用、ビザなどは自己手配となるので、くわしくはHPで要件をチェックしてください。
ターキッシュエアラインズ トルコ

■ ターキッシュ エアラインズ

HP/https://www.turkishairlines.com/
「よっ得!イスタンブール」についてはコチラ

美食や美酒を求めて旅したい気分ならこちらもどうぞ!

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