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2025.08.17

大人のバリ旅は、ラグジュアリーな浄化旅がおすすめです~「コモ シャンバラ エステート」への誘い

バリ島の「コモ シャンバラ エステート」は、ウェルネスに全振りしているラグジュアリーなリゾートながら、美食も充実でカップルでも大満足。ふたりの浄化デートにいかがですか?

BY :

文/長谷川あや
CREDIT :

編集/森本 泉(Web LEON)

ウェルネスや浄化、デトックス──。大人の女性がつい敏感に反応してしまうキーワードです。それらを売りにしたホテルでは、ひとりで休暇を楽しんでいる女性を多く目にします。そんななか、今回ご紹介するバリ島の「コモ シャンバラ エステート」は、ウェルネスに全振りしているリゾートながら、女性のおひとり様客以上に、カップルで来ている人が多く(うらやましい限り!)、「なるほど、こんな浄化デートもいいわねえ」と思わされるホテルなのですよ。

女性がグッとくるキーワードの嵐

コモ シャンバラ エステート バリ WebLEON  LEON
「コモ ホテルズ アンド リゾーツ」(以下、「コモ」)というホテルブランドをご存知でしょうか? シンガポール出身の女性実業家が創設し、2025年7月現在、世界10カ国に18軒にホテルやリゾートを展開。まだ日本には未上陸のブランドなので、お聞き及びでないオヤジ様もいらっしゃるかもしれません。でも、覚えておいて損はありません。「コモ」が打ち出しているキーワードは、ホリスティックなウェルネスプログラムに美食と、全女性(つまり彼女さん)が気になるキーワードのてんこ盛りなんです(笑)。
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コモ シャンバラ エステート バリ WebLEON  LEON
▲ 「コモ ホテルズ アンド リゾーツ」に来たからには絶対に行きたい、湧き水のプール。
筆者は、これまでモルディブ、バンコク、プーケットで、「コモ」のホテルに宿泊したことがあります。ナチュラルテイストとラグジュアリーさが絶妙に同居する客室、美味しくてヘルシーな食事、それぞれの地域性を活かしたアクティビティとホスピタリティ──。どこに行っても、それぞれの良さがあり、訪れる先に、「コモ」のホテルがあれば、可能な限り泊まるようにしています。
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▲ 熱帯雨林のジャングルと川に囲まれた広大な敷地の中に、30の客室、スパ、ヨガ&ピラテススタジオ、セラピープール、レストラン、テニスコート、天然の湧き水のプールを配しています。
今回、足を運んだのは、インドネシア・バリ島の「コモ シャンバラ エステート」。バリ島には3つ、「コモ」のホテルがあるのですが、ホテル通のお姉さまから、「コモの中でも、とことんウェルネスに特化したリゾートだよ」と聞き、宿泊を決めました。
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コモ シャンバラ エステート バリ WebLEON  LEON
▲ これ、「ドント・ディスターブ」のサインなんです。

ジャングルに囲まれたウェルネスリゾート

「コモ シャンバラ エステート」は、2005年にオープンし、今年、20周年を迎えたリゾート。リチャージを目的に、年に一度や二度、1週間ほど滞在することをルーティンにしている女性も少なくないそうです。そもそも、「シャンバラ」とは、「平和」や「ユートピア」を意味するサンスクリット語。「コモ」のホテルの中でも、この言葉を冠しているのは、「コモ シャンバラ エステート」だけなのだとか。そんなわけで、「癒されるぞ!」という気合いを漲らせて出かけてみることにしました。
コモ シャンバラ エステート バリ WebLEON  LEON
▲ 青空の下での野外シャワー。これぞ、自然派リゾートの醍醐味です!
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「コモ シャンバラ エステート」が位置するのは、緑滴る熱帯雨林に囲まれた山側のリゾート・ウブドの中心地からクルマを20分ほど走らせた場所。アユン川の急流を眼下に望む溪谷に寄り添うジャングルの中に、約9ha(東京ドーム2個分)の敷地を有しています。
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▲ こんな感じで、ユニットごとにプールやオープンエアを囲んで数軒の客室が点在しています
その雄大な自然を存分に活かした設計なので、“自然とともに生きている”感覚を味わいながら過ごせるところも癒しポイント高し。さあこの機会に、加齢とともに身に付いてしまったあれやこれやの澱みを、取り払おう! と鼻息を荒くしました。
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▲ 17各ユニットのプール。たまたまかと思いますが、誰とも鉢合わせることなく、ほぼひとり占めでした。
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自然の音の中で心をときほぐす

特徴的なのは、ゲストが滞在するレジデンスが、5つのユニットに分けられ、その中に配されているということ。それぞれのテーマ(風、土、火、水、森)に合わせたデザインが施された5つのユニットには、4~5つの客室が配されていて、それぞれが共用で利用できる屋外のリビングとプールを有しています。そして、プールやリビング、すべての客室は、溪谷ビュー! 溪谷は何やら神秘的な空気を纏っていて、ずっと見ていられます。
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▲ バリの伝統的なアランアラン屋根や、樹齢200年前後のジャワチーク材など、建材やインテリアには、バリ産のものが多用されています。
客室、レジデンスのリビングなどなど、寛げる場所にはこと欠きません。パブリックスペースにも、ところどころに椅子やベンチが置かれていて寛ぎ放題(笑)。溪谷には野生の猿がいっぱい。なんだか人間が後から来てお邪魔しちゃって申し訳ない感じ。鳥や動物の鳴き声や木々がそよぐ音を聞きながら、のんびり猿たちを眺めていると、あっという間に時間が過ぎていきます。

いや、別に私、特に猿好きってわけじゃないですよ。動物園に行ったら、猿とかどうでもいいし(笑)。なのにジャングルの木々にいる猿は、不思議なほどキュートです! きっとお連れの彼女サマの無邪気な笑顔を見ることができるはずです。気づけば、いつの間にか、野生の動物と人間の活動エリアの境界線がないことを当たり前のように受け入れていました。
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▲ 聞こえてくるのは川のせせらぎ、鳥の囀り、カエルの鳴き声、木々のざわめき──。自然が織りなす音は、こんなにも美しかったのですね。
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400段の階段を下り、湧き水のプールへ

スピリチュアルな体験をご所望なら、湧き水のプールにレッツゴーです。敷地内には、古くから村人たちが“聖なる水”と崇めてきた湧き水の泉があり、ゲストは自由に利用できます。ただ、ちょっと難点(?)がありまして、湧き水のプールがあるのは、レジデンスエリアから階段を400段ほど下った場所。行きはいいのですが、帰りのことを考えるとちょっと躊躇してしまいます。

とはいえ、階段はしっかりした作り。道中の多くの木々に覆われていて、直射日光はあまり入ってきません。自分のペースで、休み休み歩けば、それほどキツくはないと思います。何より400段を上り下りする価値は十分にあります! 彼女と励まし合いながら歩けば、ふたりの仲もより深まるはずです。
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肝心のプールは、期待をはるかに超えて神秘的でした。少し高台にあるヒンドゥー教の祭壇からこんこんと流れこんでくる湧き水は冷たく清らか。なんつったって、現在も満月や新月のお祭りに使われている聖水ですからね。気のせいかもしれませんが、浸かっていると、都会で濁りきった心が浄化されていくようです。ただ水に入ってちゃぽちゃぽしているだけなのに(笑)。この空気感はやはり特別。彼女とふたりで、禊体験なんてのもいいんじゃないでしょうか。
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▲ 熱帯雨林の緑に囲まれた、湧き水をたたえたプール。計ってないけど(笑)、マイナスイオン、すごそう。
なお、この聖なる水はリゾート内のさまざまな場所で有効に利用されています。レジデンスエリアのハイドロセラピープールは、この水をバイオシステムで浄化したものを使っているのだとか。
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▲ 聖なる湧き水を汲み上げ、化学物質ではなくバイオシステムを使ってきれいにしたミネラル豊富なアルカリ水を引いたレジデンスエリアのプール。左側に少し見えるのは、ハイドロセラピープール。温水で、水圧などを駆使したストレッチやトレーニング、マッサージなどのアクティビティも実施しています。
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2025年夏、ウェルネス施設がアップデイト!

「コモ」、なかでも「コモ シャンバラ エステート」に滞在するうえで無視できないのが、ウェルネスプログラム。私は、ハイドロセラピープールで行う「アクア・サーキット・トレーニング」に参加。初心者向けなので、「アクア・サーキット・トレーニング」が初めてという人も気軽にジョインできます。ちなみに、「アクア・サーキット・トレーニング」は有料ですが、ヨガやウォーキングなど、無料で参加できるプログラムもたくさんあります。
開業20周年を記念し、ウェルネス施設は改装を実施。先日、リニューアルオープンを果たしたばかりです。ぴかぴかの施設で、近代科学と古代東洋の知恵が融合した治癒とホリスティックなトリートメントを得意とするスパでは、アーユルヴェーダやハイドロセラピーなど、さまざまなプログラムを受けることができます。
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もうひとつ声高に叫びたいのは、「コモ」のホテルは食事のレベルが高いということ! レストランは、150年のジャワ様式の邸宅を改装したレストラン「グロウ(Glow)」と、「クドゥスハウス(Kudus House)」の2つ。
コモ シャンバラ エステート バリ WebLEON  LEON
▲ 食べたものすべてが美味しかったです。写真を見ておわかりのように、野菜をたっぷりと使用した料理が中心で、罪悪感はほぼ皆無です。
地元の旬の野菜や果物、ナッツ、種子、穀物、根菜、ハーブを積極的に使用し、塩分は控えめ。ナシゴレンやミーゴレンなど、食べなれているインドネシア料理も素材の味がしっかりと生きていて、はっとするような美味しさ。女性の好きそうなメニューがそろい踏みです。食いしん坊の筆者、「食べる」ことを目的に、ここを訪れるのもありだなと思っちゃいました。時間と胃袋とお財布が許せば、すべてのメニューを食べてみたいくらい。
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一年中温暖な気候のバリ島ですが、9月までは乾季。さらに6月から9月にかけては、風も少し涼やかで過ごしやすい旅行にぴったりのシーズンです。

木々の間を飛び交う野生の猿の後ろで沈んでいく、ひときわ大きく見える太陽を眺めていると、カラダに生きる力が漲ってきます。そんな緑に囲まれたサンクチュアリに、定期的に養生に来る人が多いというのも納得。今度の長期休みは、彼女と、あるいはひとりで、「浄化旅」をキメてみませんか。ご存知かとは思いますが、大人の女性は「浄化」という言葉に大変弱いのですよ!
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▲ 今回、宿泊した客室のデスク。目の前はジャングル! 脳が活性化されるのでしょうか。意外と仕事がはかどります(笑)。
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COMO Shambhala Estate(コモ シャンバラ エステート)

住所/Banjar Begawan, Desa Melinggih Kelod, Payangan, Gianyar 80571, Bali, Indonesia
TEL/+62-361-978-888
料金/12万199円~(税別、1泊2名、朝食付き)
HP/https://www.comohotels.com/jp/bali/como-shambhala-estate

● 長谷川あや

群馬県生まれ、18歳まで前橋で過ごす。サッカー誌の記者を経て、フリーランスライターに。現在は、ホテル、旅、飲食、インタビュー記事などライフスタイル系を中心に執筆をしている。宝物は、11歳になる愛犬(ミニチュアダックスフンド)。趣味はミュージカル観劇で、海外を含め、遠征をいとわないミュージカルおたく。目下の悩みは、老いとともに美味しいものが大好きなのに食べられる量が減っていることと、代謝量の低下、老眼の進行。

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