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2023.10.21

【セブンシーズ スプレンダー】

全室スイート&シャンパン飲み放題。豪華客船で謳歌する究極の非日常

スペシャルなデートをご所望のみなさんに、ぜひおすすめしたいのが、2020年に就航の全室スイートの豪華客船「セブンシーズ スプレンダー」でのクルーズ旅。こちらのお船、食事とアルコールを含むドリンク、寄港地でのエクスカーションまでオールインクルーシブという、超が付くほどラグジュアリーなことで知られています。もうひとつ付け加えると、フリーフローでいただけるドリンクにはシャンパンも含まれるのですよ……。すごいでしょ。究極の非日常を、彼女と旅してみませんか。きっとあなたがまだ見たことのない風景が広がっているはずです!

CREDIT :

文・写真/長谷川あや 編集/秋山 都(LEON.JP)

セブンシーズ スプレンダー リージェントクルーズ
▲ 総トン数は5万125トンで全長224メートル。クルーズ船では中型船にカテゴライズされる「セブンシーズ スプレンダー」。

クルーズ旅はシニア向けとは限りません

誰です⁉ クルーズは時間とお金を持て余した老人の楽しみだなんて、ひと昔前のハナシをしているのは? 確かにクルーズ旅にはある程度の時間は必要ですが、料金はピンキリです。ホテルをイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。クルーズ船によって、まず船そのものの大きさが違うし、個性もさまざま。乗船代金も違ってきます。今回、ご紹介する「セブンシーズ スプレンダー」のように超ラグジュアリーなクルーズ船もあれば、最近は1泊1万円程度で乗船できるカジュアル船も人気があり、若いクルーズ愛好家も増えています。日数だって、日本が世界に誇る豪華クルーズ船「飛鳥Ⅱ」の世界一周クルーズなど100日(!)に及ぶものもありますが、2泊3日程度で楽しめるコースも。ホテル同様、自分に合った船やコースを選べばいいのです!
セブンシーズ スプレンダー リージェントクルーズ
▲ 全長224メートルがどの程度の高さのビルに相当するか調べたところ、今年、オープンした東急歌舞伎町タワーが225メートルでした……。でかっ!
クルーズライン・インターナショナル・アソシエーションによれば、2019年の世界のクルーズ人口は2970万人。コロナ禍の20、21年は多くの運航が中止となりましたが、2022年半ばには運航が再開し、2040万人まで回復を見せています。今年に入ってからは、日本に寄港、発着する外国船籍の船もだいぶ戻ってきました。「飛鳥Ⅱ」を運航する郵船クルーズは、新たに「飛鳥Ⅲ」の就航を発表。2025年度の就航を目指すのだとか。コロナ禍で大きな打撃を受けたクルーズ業界はすっかり元気を取り戻しています。

おっと、「そうは言われてもクルーズって、やっぱりハードルが高いんだよな~」という、誰かの心の声が聞こえてきましたよ。わかります、わかります。確かに、実際に乗ってみないと、クルーズの楽しさってわかりにくいかも、です。

私ごとで恐縮ですが、筆者は数年前、初めて仕事で地中海クルーズに乗船。そこでクルーズ旅の楽しさに開眼しました。船内のレストランやバーで食事をして、酔っぱらっても数分で客室も戻れる気楽さ。で、寝ているうちに次の寄港地に到着しているんですよ、超ラクチンじゃないですか? でもって、寄港地では、大きな荷物は船に置いたまま身軽に観光へGO。お疲れモードだったら船内に留まっていてもOKです。
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セブンシーズ スプレンダー リージェントクルーズ
▲ 下から2つめのカテゴリーとなる「デラックス・ベランダ・スイート」の客室。もっとも小さな「ベランダ スイートH」でも20平方メートルの客室に8平方メートルの専用バルコニー、さらに大理石造りのバスルーム(バスタブ)が付いている。
そこで今回、ご紹介する「セブンシーズ スプレンダー」。ラグジュアリークルーズの最高峰を追求してきたクルーズブランド「リージェントセブンシーズクルーズ」の最新鋭のクルーズ船(2020年2月就航)です。何がどうすごいのかというと、まあ、いろいろとすごいのですが(笑)、まずは、やはり計375室すべての客室がバルコニー付きのスイートだということは声を大にしてお伝えしたいところです。
セブンシーズ スプレンダー リージェントクルーズ
▲ 乗船と同時にシャンパンを手渡された時は「待ってました♡」と心でガッツポーズ。乗船中シャンパンを含むアルコールが飲み放題だと知ってからというもの、心は毎日が舞踏会。乗船に備えて、数日間、アルコールの摂取を控えていたほどですからね。
サービスも充実しています。同船に限ったことではなく、通常、クルーズの乗船料金には食事と船内でのエンターテインメント代金も含まれています。ただし、ドリンクや寄港地でのオプショナルツアーは有料ですし、スペシャリテレストラン(一般的なクルーズ船の多くは、無料で利用できるレストランのほかに追加料金が必要となるスペシャリテレストランを設けています)でも料金が発生します。

が、「セブンシーズ スプレンダー」はこれらも、みーんなインクルーシブ。一部のハイクラスのアルコールは有料ですが、シャンパンを含む大抵の飲み物は追加料金ナシでいただけちゃいます。さらに衣類の洗濯やアイロンがけを頼めるバレットランドリーサービスも乗船代金に含まれるというのですから、サプライズが止まりません(笑)。もはや貴族だか殿様だか王子さまだかわかりませんが、ゲストは食べて飲んで踊って寝て、まあ要は寛いでいればいいのです!
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セブンシーズ スプレンダー リージェントクルーズ
▲ 「セブンシーズ スプレンダー」は映えスポットの宝庫! 船内には500を超えるシャンデリアがあり、また船内で使用されているイタリア産大理石の面積は4300平米超、なのだそうですが、そのスケール感、もはや想像の域を超えています(笑)。
そんな「セブンシーズ スプレンダー」に乗船する機会を得た筆者、今世の運をこれで使い果たしてしまったのではないか、あとで大きな災いが待ち受けているんじゃないかと不安を抱きながら、2023年8月、イギリス南部のサウザンプトン港から、同船に乗り込みました!

今回は、タイタニック号が出航した港として世界にその名を知られているサウサンプトン港を出航し、スコットランドを経由して、デンマーク領のフェロー諸島へ。グリーンランド各所をめぐりアイスランドへ、そして、最後はアイスランドの首都・レイキャビックで下船するという16日間のコースです。
セブンシーズ スプレンダー リージェントクルーズ
▲ 「セブンシーズ スプレンダー」の定員は750人、クルーの定員は542人。単純計算すると、ゲストひとりを1.38人のスタッフでケアしているということになります。
乗船後は自室に直行……しようと思っていたのですが、「セブンシーズ スプレンダー」はパブリックスペースも豪華絢爛。庶民の私にも至るところに高級資材が使われていることが理解できます。聞けば、船内には500を超えるクリスタル製のシャンデリアがあるのだとか。よーく見ると、どこもかしこも大理石だらけだし、飾られている絵画もすごかった!  船の雰囲気にぴったりの現代アーティストの作品に心をなごませていたら、おや、見おぼえのあるテイストの作品が。もしかしてコレって、と思ったら、ホンモノのピカソやミロの作品でした。「船上の美術館」という言葉が、これほどしっくりくる空間はなかなかありません。
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人は何日シャンパンだけを飲み続けられるか挑戦!

荷ほどきを終えたら、喉が乾いてきました。上層階に行き、プールに隣接する「プールグリル」に繰り出し、シャンパンをオーダーします。言うまでもありませんが、船上でのシャンパン、たまりません! 特におかわりを要求しなくても、グラスが空きかけると、「もう1杯いかがですか」とスタッフが声をかけてくれるので、調子に乗って、出航前に3杯ほど平らげちゃいました。

実は今回、乗船前から心に決めていたことがあったのです。「人は(というか私は)、いったい何日間、アルコールをシャンパンのみに限定できるのか」という、長年の疑問の答えを導き出すべく、自らのカラダを差し出し、人体実験をしてみようと目論んでいました。で、実践しました! ……してはみたのですが、2日でギブアップしちゃいました。てへ。すみません、シャンパンは美味しいのですが、シャンパンだけを飲み続けるのはキツかった。乗船2日目の昼には、すでにカラダはビールを欲していました(笑)。やっぱり飲みたい時に、飲みたいモノを飲むのが、オールインクルーシブの醍醐味ですよ! 「セブンシーズ スプレンダー」には、船上でしか飲めないオリジナルのカクテルがいくつもあるし、こちらも飲まなくちゃですしね。
セブンシーズ スプレンダー リージェントクルーズ
▲ プールは入らなかったけど、ジャグジーは何度も利用しました。シャンパンを片手に、船上のジャグジーでくつろぐのは控えめに言ってサイコーです。
そして、そういった「自由」さもクルーズの最大の魅力のひとつだと思うのです。食事もしかりで、「セブンシーズ スプレンダー」には8つの料飲施設があり、好きなレストランで、好きなものを食べることができます
セブンシーズ スプレンダー リージェントクルーズ
▲ 「プライム7」のステーキ。タルタルステーキ、クラムチャウダーなど伝統的な前菜のほか、シーフードなどもオンメニューしています。
スタッフに聞いてみたところ、船内でもっとも人気が高い料飲施設は、「プライム7」。USDA(米国農務省)の牛肉格付けで最高ランクの「プライム」を使用したニューヨークステーキや骨付きリブステーキが自慢のステーキハウスで、ディナーの予約はマストです。ただ、「プライム7」は、毎日ではありませんがランチ営業している日もあり、ランチで利用するのも一興かと(ランチは予約不要です)。……といった感じで、乗船して何日かすると、船内でのお気に入りの場所やお気に入りの過ごし方、ルーティン、料理や飲み物の注文の仕方など、自分のスタイルが確立されていきます。
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船上で過ごす1日のルーティンは……

私はプールサイドのバーで野菜と果物を指定してスムージーを作ってもらい、朝のスタートを切ります。レストランに移動し、朝食をいただいた後は、船首のバーへ。大海原を眼下に、メールを返信したり、日本のニュースをチェックしたりして、リア充を噛み締めながら過ごします。あたりを見渡すと、カードゲームを楽しんでいる方や読書に励んでいる方もちらほら。みなさん、思い思いの過ごし方をしているようでした。
セブンシーズ スプレンダー リージェントクルーズ
▲ メインダイニングでの朝食。定番の卵料理以外にも、焼いたサーモンとご飯のセット、ステーキやラムチョップもオーダーできます。もちろんビュッフェレストランで好きなものを、好きなだけチョイスするのもOK。下層階のカフェで、コーヒーとパン、フルーツをいただくこともできます。
ランチとディナーは、予約必須なレストランに予約を入れている日以外は気分次第で、好きな時間に好きなレストランに行っていました。レストランでのオーダーも「自由」です。よくよく考えるとすごいシステムなのですが、クルーズ船のレストランは、一般的に、好きなものを、好きなだけオーダーできます。端的にいうと、オーダー制の食べ放題です。

私の場合、あまり腹ペコでない日は、メインはスキップして、前菜2つとスープにワインで、がっつり飲む態勢に(笑)。究極の非日常でありながら自分の思いのままに過ごすことができる──、これもクルーズが、世界中の人々に愛されている理由のひとつなんじゃないかなあと思うのでした

セブンシーズ スプレンダー リージェントクルーズ
▲ グリーンランドは島の8割以上が氷で覆われているのだとか。8月でも海に浮かぶいくつもの氷河を目にしました。そして、グリーンランドの氷河は本当に青緑に輝くことを知りました。キレイだったなあ。
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さて、今回のコースですが、旅のハイライトは、世界最大の島であるグリーンランド。下船し、北極圏の街を歩くのもわくわくしますが、左右フィヨルドに囲まれた海を船ですいすいと進んでいく気持ち良さはクルーズ旅ならではの体験で、みなさんかなり盛り上がっていましたよ。間違いなく、今回のコースのクライマックスのひとつです。前日から「明日の朝は6時前後から流氷が見られると思いますよ~」と、繰り返しアナウンスがありましたからね、見逃すわけにはいきません。張り切って目覚ましをかけ、まだ日があがりきらないうちから上層階へ。が、8月とはいえ、ここは北極圏。早朝の寒さは堪えましたが、スタッフがホットチョコレートをサーブしてくれ、心もカラダもほっこり。ブランデーが入った、ホットチョコレートも用意されていました。

セブンシーズ スプレンダー リージェントクルーズ
▲ 「セブンシーズ スプレンダー」をはじめとするリージェント セブンシーズクルーズでは、寄港地でのオプショナルツアーを、追加料金なしかつ無制限で提供しています(一部、有料のものもあり)。写真は南グリーンランド最大の街カコトック(Qaqortoq)。

当たり前っちゃ当たり前なんですが、クルーズのコース選びは、船選び同様にとても重要。有名な観光地はもちろん間違いないけれど、クルーズだからこそアクセスできる、あまり名の知られていない港町が意外と楽しかったりもします。

至れり尽くせりのサービスと、船そのもののゴージャスさ、そして日常では出会えない圧倒的な風景。「セブンシーズ スプレンダー」の唯一にして最大の欠点は、一度、この船に乗ってしまったら、ほかの船では物足りなくなってしまう、ということなのかもしれません(笑)。
セブンシーズ スプレンダー リージェントクルーズ
▲ パブリックスペースも素敵ですが、せっかく自分の部屋に広いバルコニーがあるんですもの、最大限に活用したいところです。
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視界いっぱいに広がる大海原はやはり圧倒的なスケールで、浪漫があふれまくっています。そして、ラグジュアリー感もさることながら、両親と同じくらいか、それ以上の年齢の老夫婦が、おしゃれをして食事を楽しんだり、仲睦まじく手と手をとりあってダンスに興じたりしている姿が、とても眩しくて、うるっとしてしまいました。こんな風に年齢を重ねていけたら素敵ですよね。さ、もう1杯、シャンパンをいただきましょうかね。
セブンシーズ スプレンダー リージェントクルーズ
▲ 乗船前は、「丸1日どこにも寄港しない終日航海日なんてヒマを持て余しそう。仕事がはかどっちゃったりして」なーんて思っていましたがいらぬ心配でした。食べたいもの飲みたいものはいろいろあるし、船内ではさまざまなアクティビィが用意されていて、むしろ時間が足りないくらいです。
リージェント セブンシーズクルーズ

■ リージェント セブンシーズクルーズ

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