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2019.12.08

日光の参道沿いに佇むモダンなホテルは、センスの良い空間とお食事が“結構”でした

日光で世界遺産に登録されている東照宮、二荒山神社、輪王寺。この二社一寺へと続く西参道沿いというレアな立地にあるモダンラグジュアリーなホテル「日光西町俱楽部 あらとうと」。場所の良さもさることながら、食事も空間のクオリティも高く、オススメですよ。

CREDIT :

文/いとうゆうじ

▲栃木の大谷石や芦野石、杉板などを贅沢に使った外観。
今回、訪れたのは世界遺産の東照宮、二荒山神社、輪王寺という二社一寺がある日光です。関東近郊の方ならおそらく一度は訪れたことのある場所。そんな地に大人になってから再び訪れると、その良さを再認識できたりもして、なかなかに興味深いものです。

日光宇都宮道路を経て東照宮に近づいていくと、だんだんと街の雰囲気が変わってきます。そうすると「お、日光に来たな~」といった旅感が増すのですが、今回のお泊まりの舞台はその西参道沿いにあるホテル「日光西町俱楽部 あらとうと」です。
▲レストランに併設されたカフェテラスの目の前は、世界遺産の杉並木。
驚くのはその立地で、東照宮へと続く杉並木に面した場所にあり、よくぞこんな土地が残っていたものだと感心するほど。東照宮までだって神聖な杉並木を徒歩数分という距離。樹齢360年を超える杉が並ぶ周囲の空気は、荘厳かつ清らかな印象。

パワースポットに建てられたパワー漲る宿とでも申しましょうか。つまりホテルの環境自体が、神聖な二社一寺と空間を共有しているようなものなのですね。

オールスイートの瀟洒なスモールホテルは、400年の歴史に引けを取らない外観です

で、「あらとうと」に到着した第一印象は、これはナイスなステイができそうだ、といううれしい予感。

なにせ、外観がいいのです。栃木県の名産である大谷石や芦野石をふんだんに使い、ダークトーンのウッドを組み合わせた落ち着きある佇まいが、別荘的なテイストを醸し出している。
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そして本館と別館からなる全9室のゲストルームは、基本的に約50平米の広さで、すべてがスイートという贅沢仕様。またインテリアにも大谷石やウッドを採用しており、そのあたりがフランク・ロイド・ライト的なセンスの良さを感じさせてくれるのも女性ウケしそう。

ベッドはシモンズ社のハリウッドツインで夢のような寝心地。アメニティにはメイク落としなども用意されており、女心をわかった心配りも好感度大です。
こうした酒脱なデザインを取り入れながらも、「あらとうと」には、温泉もある。本館3階と最上階には貸切り温泉があり、無色透明で疲労回復効果や美肌効果などが期待できる温泉をゆっくりふたりで楽しめるのも、大きなウリといえましょう。
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栃木県産の食材がフル登場の料理は、思わず笑みがこぼれる彩りの美しさも魅力

この大人っぽくて洗練された空間で味わえるのが、クラッシックな雰囲気のダイニングで供されるフレンチです。

そのコースもヒネリが効いていて、名産のとちぎ牛や日光ゆば、いちごのとちおとめ、採れたての野菜などがふんだんに使われている。味付けは基本的に薄めで、素材の良さを活かしたものなので、大人の男も食べやすい。コース仕立てで若い女性も大満足というバランスの良さでまとまっているのです。
料理は、旬の食材によって異なりますが、取材時のディナーコースのメインは、とちぎ牛のフィレ肉とフォアグラのポワレ。しっとりとした火の通り具合も絶妙で、肉の旨味をしっかり味わえます。ソースはフォアグラとも相性抜群のポートワインを使った甘めの味で口に広がる余韻もナイスです。

日光サーモンのスモークは、ウニと自家菜園で取れたプチトマトを使用。このトマトがまた旨味が強くて、とっても美味。フレンチと日光の食材を見事に融合したシェフの技の素晴らしさに感動。

アフターディナーはレストランに併設されたバーで食後酒を飲んでもいいですし、部屋に戻ってまったりするも良し。
いずれにせよ、気づくのは、圧倒的な静けさ。これは参道沿いという立地ならではのもので、場所が場所なだけに大人な静寂に包まれているのです。ゆえに昼夜を問わず、心地よい滞在を楽しめるという次第。

なお、神聖な朝日を浴びながら供される朝食も、味、質、量のすべてに大満足。5種類以上のトマトがついてくるサラダや、名物のフレンチトースト、大粒のいちごもとっても美味でした。
ちなみに、ホテル名の“あらとうと”は、かの松尾芭蕉が『奥の細道』で日光を訪れた際に読んだ句、「あらたうと 青葉若葉の 日の光」から拝借したものとか。

こんな「あらとうと」。モテる遊び好き大人の男の常宿リストに加えておいて損はありません。あらとうとに泊まらずして結構と言うなかれ――、なんて言葉も湧いてきます。松尾芭蕉もすなる大人の旅の目的地として、大いにオススメいたします。大人っぽくて艶っぽく元気が出るお泊まりの舞台として積極的にご活用くださいまし。

◆ 日光西町倶楽部 あらとうと

住所/栃木県日光市安川町10-9
アクセス/東北自動車道・宇都宮IC~日光宇都宮道路・日光ICより約5分
URL/www.nikko-nishimachiclub.jp
ご予約・お問い合わせ/0288-53-3636

●料金/4万8000円~(1名・1泊2食付き、税別)

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