2019.10.22

■ 秘境のラグジュアリーホテル・究極の贅沢リゾート【前編】

いま行くべきシゲキ的な旅なら…

旅では何らか刺激が得られるものですが、超絶な刺激を求めるカップルなら、あえて日本からは離れて、遠隔地や秘境のリゾートがおすすめ。アフリカ・ボツワナのサファリ体験やスペイン・マヨルカ島の宮殿ブティックホテルが、永遠に記憶に刻まれる刺激的な旅をお約束します!

CREDIT :

文/長谷川あや

都会や近場のラグジュアリーホテルは通い慣れてしまって、なんだか刺激が足りない……。そんなカップルにおすすめなのが、秘境にあるラグジュアリーリゾートへの旅です。目的地まで時間はかかりますが、そのぶん、アクセスが簡単な場所では決して得られない刺激的な体験が待っているはず。

前編では、アフリカ・ボツワナの手つかずの大自然のなかサファリ体験できるロッジと、太陽が降り注ぐスペイン・マヨルカ島の豪華絢爛なブティックホテルをご紹介します!

秘境リゾート【1】 &Beyond Sandibe Okavango Safari Lodge(アンドビヨンド サンディベ オカバンゴ サファリ ロッジ)

ボツワナの広大な湿原で
ラグジュアリーなサファリ体験を

「アフリカでサファリ体験!」といえば、多くの日本人はケニアを思い浮かべるかと思いますが、実は欧米人にとって、ラグジュアリー・サファリのメッカはボツワナなんです。たとえば、野生動物の保護に取り組んでいるイギリスのヘンリー王子にとっても、ボツワナは特別な場所。結婚前、メーガン妃の誕生日をボツワナでお祝いしたこともあるとか。
ボツワナの中にはいくつものサファリスポットがありますが、欧米の富裕層にとりわけ人気が高いのが、世界最大の内陸デルタ、オカバンゴ・デルタです。デルタとは一般的に河口付近に形成される三角州のことをいいますが、オカバンゴ・デルタは内陸にあります。アンゴラから流れ、ボツワナ北部に流れ込むオカバンゴ川がカラハリ砂漠に流れ出て、海から遠く離れた地に湿地帯を形成。生息する生物が多様なことなどから、2014年には1000件目の世界遺産に登録されました。
 
で、世界最大というデルタの大きさですが、なんと約1万5000㎢。参考までに、日本最大の湿原である釧路湿原は約200平方㎢。途方もなく広いということはおわかりいただけるのではないでしょうか。この広大な湿地帯は、言わずもがな、砂漠のオアシス。水を求め、野生動物や鳥類たちが続々と集まってきます。
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そんなデルタの中にはラグジュアリーなロッジが点在しています。なかでも、ぜひ皆さんにご紹介したいのが、「& Beyond Sandibe Okavango Safari Lodge(アンドビヨンド サンディベ オカバンゴ サファリ ロッジ)」(以下、「サンディベ オカバンゴ」)です。
日本からの一般的なアクセス方法は、南アフリカのヨハネスブルグに飛び(そもそもヨハネスブルグに日本から、直行便は飛んでいません!)、そこからボツワナのカサネ空港まで約1時間半。さらに小型飛行機に乗り継ぎ、最寄りの滑走路(だだっ広い原っぱ!)までは約30分のフライトです。

着陸後はロッジの専用サファリカーでブッシュのなかを30分ほどドライブ。ようやく到着と相成ります。到着後はボツワナ流のおもてなし“ウェルカムソング”が待っていますよ!
「サンディベ オカバンゴ」のロッジは、流線型の木造建のロビーラウンジが特徴的です。アフリカ大陸の大自然と野生動物たちにインスピレーションを得てデザインされたそう。高い天井とウッディな内装もお洒落な雰囲気です。
8室のテント(といってもすべて暖炉付きの快適なお部屋)は、このロビーラウンジを囲むように点在しています。ラグジュアリーなレベルのロッジはどこもそうなのですが、「サンディベオカバンゴ」も、料金には1日3回の食事、リフレッシュメント、ハウスワイン、アフリカ産ビール、さらに朝と夕方のサファリゲームドライブ(オープンカーを使ったサファリ)が含まれるオールインクルーシブ制です。

なお、「サンディベ・オカバンゴ」は発電量の70%を太陽光パネルでまかない、水も再利用しているエコリゾート。意識高い系女子も自信をもって誘えますよ。
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ちなみにボツワナのロッジでは珍しいことではないのですが、日没後はロビーラウンジからテントまでスタッフが送迎してくれます。そう、ここはサバンナのど真ん中。敷地内に野生動物がやってくることも。「サンディベ・オカバンゴ」では時々、インパラがおやつを狙いにやってきたりもするそうです。
 
アフリカのサバンナで生きる野生動物や、アフリカの地平線に沈む真っ赤な大地との超刺激的な出会いは、きっと人生最大級の思い出となるはずですよ!

■ & Beyond Sandibe Okavango Safari Lodge(アンドビヨンド サンディベ オカバンゴ
サファリ ロッジ)

HP/https://www.andbeyond.com/(英語)

料金/1140USドル〜(1人1泊 ※オールインクルーシブ)

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秘境リゾート【2】  PALACIO CAN MARQUES(パラシオ カン マルケス)

スペイン・マヨルカ島に誕生した
豪奢な宮殿ブティックホテルで過ごす休日

スペイン・バレアレス諸島のマヨルカ島(マジョルカ島)は、スペイン王室一家もバカンスに訪れ、芸術家のミロが晩年を過ごしたことでも知られる地中海の人気のリゾートです。マイケル・ダグラスもマヨルカに邸宅を構えているのだとか。
年間約300日が晴天という気候も魅力で、「地中海の宝石」とも呼ばれています。透明度の高いブルーの海、郷愁を誘う小さな村の風景など、どこを切り取っても絵になります。
ご想像どおり、日本からマヨルカまでの直行便はありません。まずはスペインの首都・マドリッドに行き、国内線で1時間。もしくは、バルセロナ経由だと45分間で行けます。いずれにせよ空路で主要都市に着くまで約15時間かかりますが、遠〜く離れているからこそ、旅の特別感が増すというもの。
そして、マヨルカ島の首都パルマ・デ・マヨルカの中心地に、18世紀に建てられた貴族の邸宅を改修するかたちで華々しく登場したのが、5つ星のブティックホテル「PALACIO CAN MARQUES(パラキオ カン マルケス)」です。
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パラシオ(宮殿)と呼ばれた邸宅の構造をそのままいかした客室は、13室すべてがスイートルーム。ヨーロッパのアンティークにアジアやアフリカのアートが融合したスタイルを得意とする、アリーヌ・マツィカの手がけたインテリアも素敵です。エキゾチックで洗練もされているんですよね。
ひとつひとつのスイートのために一つずつデザインされたムラノ島のシャンデリアや手織りのカーペットを用いていて、これ、女性はかなりときめくと思います。プリンセス気分を満喫してもらえること間違いなし!
ちなみにホテルからパルマ港までは徒歩5分。ホテルが所有する大型ヨットをチャーターして、地中海クルーズに繰り出すこともできますよ(別料金)。

■ PALACIO CAN MARQUES(パラシオ カン
マルケス)

HP/https://palaciocanmarques.com/(英語)

●料金/「Suite The Riad」2790ユーロ〜、「Suite Renaissance」「Suite Romance」622.8ユーロ〜、「Suite Cathedral」555.3ユーロ〜、ほか(※価格はシーズンにより変動あり)

※ 18歳以上の方のみ利用可

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