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2021.04.20

20代女子が求める「いいオトコ」って?

価値観が変化・多様化しつつある今、令和の「いいオトコ」の条件って何? 仕事もプライベートも懸命に生きる今どき20代美女3人に話を聞きました。

CREDIT :

写真/トヨダリョウ 文/木村千鶴

最近は「男らしさ、女らしさ」という言葉を前面に出して使う機会も減り、男女の役割分担も昔とは大きく変わってきました。これまで“当たり前”だった価値観が変化し、求められる「理想像」も変化しています。とはいえ、やはりオトコとしては、時代がどんなに変わろうと「いいオトコ」と思われたい、という気持ちがあるのは確かで……。

だったら、時代の変化に尻込みをするのではなく、軽やかに前向きに変化を楽しみたいもの。今を生きる女性たちは、男性に何を求めているのでしょう。その本音を、語っていただきました!

お集まりいただいたのはこちらの3名

左●アイさん(28歳)映像製作会社経営。世話好きで情に厚い。
中●ミドリさん(26歳)IT企業勤務。自由奔放で甘え上手。
右●ベニさん(28歳)マスコミ勤務。お酒好きで行動派。

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「守ってくれる男」はいいけれど縛られたくはない

── 本日はお集まりいただき、ありがとうございます。では早速、お話を聞かせてください。まず、昭和的な男らしさとして、“女性を守れる男”という像があったんですけど、最近はいい距離で放っておいてくれる方がいいという声も。これについてはどう思いますか?

ベニ 「守ってくれるのはいいけど、束縛までいっちゃったら違うかなって思います。う〜ん、肝心なところでは守ってくれて、普段は自由にさせて欲しい(笑)」

一同 「誰だってそうだよね〜!」

アイ 「“何かあったら守るから”と言ってくれるのが、私の感じる男らしさです」

ミドリ 「私もベニと同じ。仕事のキャリアを積んで独立するために色々動いているので、私を守るってテイで縛られるのは嫌だ〜」

── アイさんも起業されていましたよね。
アイ 「はい。でも、元彼と仕事のことで揉めました。起業なんてしない方がいい、俺が食わしてやるのにって言われて。どうやら彼は、私に自分よりも社会で活躍して欲しくない、と思っていたみたいです」

ミドリ 「最近、逞しい女性が増える一方で、 “自分を守っちゃう系”の男性が多いんですよ。私も土日の過ごし方について、元彼と気まずい雰囲気になったことがあります。私は仕事のための勉強をしたり、人脈を広げたりしたいのに、彼は毎週末一緒に遊びたかったみたいで……」

── 昔からよくある、「私と仕事、どっちが大事なのよ!」の男女逆バージョンですね(笑)。

一同 「それだ〜!」

アイ 「やっぱり好きな相手に言われたい言葉は、『挑戦しておいで、応援してる。けど、何かあった時には俺が守るから安心して』じゃない?」

ミドリ・ベニ 「男らしい!それに尽きる!!」
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マッチングアプリは、写真に気をつけろ!?

── やはり、懐の広さはまず重要なポイントのようですね。序盤から良いお話が聞けましたが、まだまだいきますよ〜! 最近ではマッチングアプリがポピュラーになりましたが、アプリを使う男性は信用できますか、できませんか。

アイ 「全然ありだよね」

ミドリ 「以前はヤリモクみたいなイメージがあったんですけど、今は全然ないですね! 実際、それで結婚したカップルが周りに何組もいます」

── ほうほう、マッチングアプリの良いところを教えてもらっていいですか。
ベニ 「一番の魅力は、プロフィールがひと目でパッとわかるところ。趣味や休日の過ごし方もわかるので、デートの場所も設定しやすいし。今すぐ結婚したいかとかも全部出てくるので、ふたりの温度感を合わせられるのも良いです」

アイ 「あとは、片手間でできるとこかな。婚活パーティーとかって、時間を作るのが大変。ネット上の写真で簡単に繋がれるのは効率がいいですね。それと、落ち込んでる夜にやると、ライクとかいいねがつく度に承認欲求とか自尊心が満たされて、あ〜元気もらえる〜ってなります(笑)」

ミドリ・ベニ 「ワハハハ、わかるわかる!」

── じゃあ、男性がやめておいたほうがいいことはありますか?

ミドリ 「写真の自撮りはNGかな。人に撮ってもらった方がいいです。目線もちょっとずらすとか自然に。写真アプリは使わず、ナチュラルで」

アイ 「それから、マッチングした当日にすぐ『いつ会えますか』って言うのはNGです。まだ何のやり取りしてないうちに誘われても行かないですよ。まず相手のことを知るという気持ちで話を膨らませてくれるとうれしい」

── すると、まず会おうじゃなく、お互いを知るための会話をする、と。そこから、相手の女性の興味に合わせて食事やデート先を提案するのがベストなんですね。

ミドリ 「そのスキルは大事ですよね」

ベニ 「アプリ内のチャットでしばらくやり取りしてくれる人は信頼度が高いです。ラインにすぐ切り替えようとする人はケチに感じる」
── なるほど〜参考になります。あの、マッチングアプリって40〜50代の男性でも使ってますか?  マッチングしてます?

アイ 「私が学生の頃、バーテンダーのアルバイトをしていた時に、お客様に頼まれてアプリの登録をしてあげたことがあるんです。お洒落で素敵な50代男性で、やってみたいけど、やり方がわからないからって言われて。写真も私が撮っていい具合に載せたら、2時間経たないうちに20件くらいメールが来ましたよ」

ミドリ 「わからないから教えて欲しいって言えるおじさまって良い!」

ベニ 「うん、可愛い! 絶対に質問すべき! なんならそこで恋が芽生える(笑)!!」

── 男性ってちょっと強がって、カッコつけたり質問できなかったりすることも多いと聞くんですが、じゃあそれよりも……。

ミドリ 「それこそジェネレーションギャップでわからないことがあるとか、もう可愛いでしかないですよ!」

アイ 「あ、でも職場では注意が必要かも」

ベニ 「そうかもしれない……。お互いのことをあまり知らない上司から急にプライベートのことを聞かれたりしたら驚いちゃうし、職場って距離感が難しい。仲のいい関係なら問題ないと思うけど」

アイ 「行きつけのバーとかで、ちょっと仲のいい女性にお願いすると良いんじゃないかな(笑)」

── これは男性の皆さんに役立つ情報だったはず。ぜひ生かして欲しい!
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ファッションと仕事のスペックは比例する?

── では続いて、見た目に気を遣っていつもお洒落にしている人と、無難な服だけ着る人、どちらがいいですか?

ミドリ 「似合ってるかどうかによりますね〜。私、体格の良い人が好きなんですけど、それだったらユニクロのTシャツでもカッコこいい。何を着るかより、誰が着るか、みたいな」

アイ 「え〜難しい〜。私の個人的な意見だと、無頓着な方が自分も自然体でいられるから良いかもしれない」

ベニ 「私はお洒落をするのが好きだから、相手もそうでいてくれるとうれしいな。値段は関係なくて、自分の個性を活かせる、似合った服装をしていると素敵ですよね。これは女性も同じですけど、似合う服って年々変わるじゃないですか。それをちゃんとアップデイトできる人が好きです」

ミドリ 「仕事もファッションもちょっと近いというか、お洒落な人を見ると、仕事もできるのかもって思う時がある」

アイ 「わかる! 自分に似合うものが分かってる人って客観視できてるってことじゃないですか。それはデキる男だよね(笑)」

ベニ 「ファッションを、イメージ戦略のひとつにするのはアリだと思う」

── なるほど。何かのスタイルをコピーするのではなく、試行錯誤して自分に似合うものを見つけるのが大切なんですね。

アイ 「スーツ姿は、お洒落度が分かりやすいですね。カフスとか、ポケットチーフとか靴下とか、縫製のステッチとか、細かい部分にお洒落さを感じます」

ベニ 「マナーに則って、隠れたお洒落で遊べるとか上級者!」

ミドリ 「あと、大切なのは匂い! 匂いだけで惹かれちゃうことがあります。自分の体臭と合った香水をつけている人って、分かってるな〜って」

ベニ 「シーンによって匂いも服装も変えてくれるとより良いよね」
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オトコも脱毛って必要ですか?

── ではこの流れで、美容に気をつけている男性はどう思いますか? 脱毛とかスキンケアとか……。

ミドリ 「私は、そんなに気にしなくていいと思います。男性があまり身ぎれいにしていると、自分もケアしないといけないかなってプレッシャーに感じちゃう……」

アイ 「そういえば以前、全身脱毛済みの男性の家に初めて行った時に、ベッドの脇にエステにあるような大型の脱毛器が置いてあって、『俺と付き合ったらこれ好きなだけ使っていいから、あなたも毛を全部無くして欲しい』って言われてドン引きしました(笑)」

ミドリ 「強要はいやだよねえ〜。毛はあったほうがいいけどな〜私は」

ベニ 「こちらに脱毛を強要してくるのは嫌だけど、毛はあってもなくても、本人が満足していたら良いんじゃないかな」
── では、化粧はどうですか?

ミドリ 「メイクまでいくと個人的には抵抗があるけど、コンシーラーはいいかな。会社の男性にはコンシーラー使っている人結構いますよ。運動部だった人はシミが気になるみたいで」

アイ 「気にしなくていいのに」

ベニ 「羨ましいですよね、男性は。だって、シワだってシミだって深みになるじゃないですか。年輪というか、人間の深みが出る。なんで隠すんだろう」

アイ 「男性はありのままでもいい感じがする。髪も黒でいいし、白髪もそのままでいい。清潔感さえあれば」

ベニ 「趣味とかファッションでやりたいなら、もちろん尊重しますけど。身嗜みとしてマストとは思わないですね」

── 各々やりたいようにすればいいけど、お互い強要したりするのは違うよ、ってことですね! よくわかります。
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ワイルドなオトコって、もう古いの?

── では草食タイプと野獣タイプ、どっちのオトコが好みですか。

ミドリ 「これまでの話で薄々お気付きだと思いますが、私は、野獣系がめちゃくちゃ好きです(笑)」

アイ・ベニ 「わかるわかる。もうそれはさっきから感じてる(笑)」

ミドリ 「だよね(笑)。20代前半の時にワイルド系な40代の人と付き合ってたことがあるんですけど、その彼のワイルドな見た目に、大人の包容力が掛け合わされているところがすごく好きでした♡」

ベニ 「私はどっちだろう……。経験で言うと、どっちのタイプとも付き合ったことがあるんですけど、野獣の方が長続きしたかな。純粋に人間味を感じられたのが良かった。草食タイプの人はたまたまなんでしょうけど、なんでも論破してくる感じだったんですよね」

ミドリ・アイ 「ああ〜それはイヤだ……」

ベニ 「すべての草食系の人がそうじゃないのは分かっているんですけど、なんか苦手に感じるようになっちゃって。野獣系の人の方が、思考がシンプルな気はします」

ミドリ 「思考がシンプルっていうのはいいよね。感情を素直に表現してくれるとか」

アイ 「私はギャップにグッときますね。超ワイルド系の見た目なのにものすごく繊細な恋愛ができるとか、一見草食系なのに無茶苦茶ワイルドな性格とか(笑)」

ミドリ・ベニ 「確かに〜、ギャップはいいかも!」

── これは好みや個性によるとは思いますが、気持ちに寄り添えるような人間味は好かれる男性の共通点かも?
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定時で帰るオトコがカッコいい?

── では最後に働き方について。仕事第一の男性と、ゆとりを大事にして定時に帰る男、どっちがいいですか?

ベニ 「私、定時に帰れる人って凄いと思っているんですよ、逆に。それこそLEONの読者は役職のある人も多いと思うんですけど、それで定時に帰ってたらめちゃくちゃ有能だと思います。仕事は一生懸命だけど、無駄にダラダラ働かない。メリハリつけた仕事ができる人がカッコいいですね」

ミドリ 「わかる〜!」

アイ 「スケジュール管理がきちんとできて、有能で仕事が早いからこそ、定時に帰れる。今はそういう感覚だよね」

ミドリ 「そういう人って、若い時にある程度の量をこなしてきたんじゃないですか? だから今は時短できるようになったんでしょう。とはいえ、踏ん張りの効かない若手には『もっと働けよ』って思うときもあるけど(笑)」

ベニ 「セルフマネジメントができるのがカッコいい時代ですよね」

── 自己管理ができていれば仕事もできるし、時間も有効活用できるということですね。耳が痛い話ではありますが(笑)、納得です。皆さんの話から、今どきの「いいオトコ」像が見えてきましたよ。見た目、メンタル、恋愛観、仕事観と、全方位的にご参考ください!


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