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2021.03.31

賢人4人に聞いた。朝と夜の「いい時間」はどう作る?

コロナ禍によりライフスタイルの変化を余儀なくされた昨今、自分の時間をどう使うか、時間との向き合い方を改めて考えるようになったのではないでしょうか。ここでは賢人たちに日々のルーティンを聞きます。

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文/秋山 都 

朝コーヒーとウォーキング、夜は読書かエンタテインメント

イチロー選手やテニスプレイヤーのノバク・ジョコビッチが、その競技上で多くのルーティンを取り入れていることは広く知られています。でも、アスリートに限らず、多くの賢人のみなさまが日常生活にルーティンを持つことで、1日のリズムを生み出し、集中(緊張)とリラックス(緩和)の切り替えを行っているもよう。ここでは賢人たちに朝と夜のルーティンを聞きました。

吉川慎二さん(投資家・経営コンサルタント)

「朝のコーヒー、夜のワイン」

「週に3、4回は起床するとすぐに着替えて、ジムに行くかランニングに出ます。お供は音楽。Nike Run Clubのアプリにはラン専用のプレイリストがあり、邦楽・洋楽や時代を問わずテンションが上がる曲が入っています。

それ以外の日はゆっくりコーヒーを飲むことが多いかな。自宅の場合は自分でドリップし、軽井沢の別荘にいる時はもっぱらネスプレッソのお世話になっています。旅先の場合は、ホテルのラウンジだったり、散歩しながら雰囲気の良さそうなカフェを見つけたり」
▲ 数千本のワインを所蔵している吉川さんのワインセラー。
「夜は……自由人であり、かつ不規則な仕事生活をしておりますし、時差のある方々とのコミュニケーションも多いので、とくに切り替えがあるわけではないのですが、何しているかと言えばワインを飲んでいます(笑)。ワインが別の種類のアルコールになることも多いですけど、まずはスパークリングから始めて。1本で終わることはまずないですね。

私はスーパー寝つきがいいので、就寝前のルーティンというものは存在しません(笑)」

吉川慎二

1962年三重県生まれ。
東京大学法学部卒業後、三井住友銀行、メリルリンチ自己勘定投資部門のアジア太平洋地域統括本部長を経て、現在は投資家・経営コンサルタント。
2007年、日本ソムリエ協会のワインエキスパート資格を取得。12年にシニアワインエキスパートへ昇格し、同年に開催された第5回全日本ワインエキスパートコンクールで優勝。14年にはエキスパート資格者で初の日本ソムリエ協会理事に就任、2018年まで2期4年務めた。漫画「神の雫」に登場する吉岡慎一郎のモデルともいわれ、プロフィールイラストは「神の雫」作画のオキモトシュウ氏によるもの。

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林 信朗さん(編集者・執筆家)

「朝食は2回。犬の散歩兼ウォーキングが最重要ミッションです」

「フリーランスのぼくにとって、朝は1日で一番大切な金の時間です。仕事もだいたい午前中に片付けるし、犬の散歩兼ウォーキングという重要ミッションがあります。

だいたい4時~5時に起床。朝食は2回。起き抜けに、その日の体調に合わせ、朝食を摂ります。
ウォーカーズのショートブレッドなど、ビスケットとネスプレッソのエスプレッソが第1回目の朝食。

その後ニュースを聴きながら1時間以上散歩をします。ぼくの住みかは横浜山下公園のすぐそばで、港周りは散歩にもランニングにも最適。まあ、それが横浜を住みかに選んだ理由でもあるわけですが。

散歩が終わるとシャワーを浴び、2度目の朝食。朝8時に開店する元町『ブラフベーカリー』のペストリーに卵料理、スープもしくはサラダ、スムージー、大量のドリップコーヒーがベーシック。

その間、Amazon Musicでいろいろな音楽を聞きますが、何より朝は盛り上がることがポイントなので、フランク・シナトラの『New York, New York』、『My Kind of Town』、『I’ve Got You Under My Skin』の超アッパーな3曲を続けて聴くと、いやでも『やるぜ!』という気になります」
▲ ノルウェー産サスペンス・ミステリー『ヘッドハンター』(2011年)
「夜は軽くストレッチをして、ナイトキャップに『プレジデント』のような甘口ラムを1杯だけ飲んでベッドに入り、Netflixやアマゾンのダウンロードで映画を観るか、読書します。

映画は1本まるごと観続けられれば合格点。途中で寝てしまえば不合格。最近観たなかでダントツはノルウェー映画の『ヘッドハンター』でした。

ちょっと古い本ですが、アントワーヌ・ロラン著『ミッテランの帽子』も愛おしくて最後まで読んでしまった一冊」

林 信朗

『mcSister』『25ans』『men’s club』『Gentry』など数々の男女ファッション誌の編集長を務め、現在は、フリーでファッション誌、機内誌、web、新聞などでメンズファッションやトレンド、映画について健筆を振るっている。

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麦野 豪さん(オフィス麦野代表)

「妻とネトフリ鑑賞するのが就寝前の習慣に」

▲ マルコ・ポーロの冒険を描いた、Netflixオリジナルシリーズ『マルコ・ポーロ』シーズン1~2独占配信中。
「朝のルーティンはまずパン屋でバゲットを買うこと。東京の自宅の場合は『メゾンカイザー』、軽井沢別宅の場合は『浅野屋』。そして、コーヒーを豆から挽いて淹れるのが日課です。

そして最近、就寝前は妻と一緒に観るNetflixにハマっています。
『愛の不時着』や『梨泰院クラス』などの韓流は一通り見終わりましたが、これまでで一番良かったのが『マルコポーロ』。

以前は、就寝前には必ず読書するのが習慣でしたが、ClubhouseなどSNSの出現に加え、Netflixに出会ってからは、本屋で読みたい本を買ってもベッド脇に積み上げるだけになってしまっています」

麦野 豪

台湾新竹市生まれ。成蹊大学法学部法律学科卒業後、株式会社トーメン(現豊田通商)入社。青山学院大学大学院でMBAを取得。米国トーメン社の駐在を経て、外資系で主にブランド事業立ち上げ及びブランドビジネスに携わる。消費財ブランドのセールス・マーケティングで20年の経験、モンブランやオーデマ・ピゲ、リャドロなどラグジュアリー・ブランド業界・リテールで17年間経営に携わる。2019年「オフィス麦野」を創業。それまでの経験・人脈を活かして企業やブランドのリポジショニング業務を請け負う。

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山之内 淡さん(建築家)

「同じ本や映画を繰り返し、繰り返し読む・観る」

▲ 1939年に初版。世界中でロングセラーとなっているアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリによるエッセイ集。
「空間を設計している最中は、頭の中の引出しを開けていき、蓄えた中身をどんどん外に出していく気持ちになります。すると、スポンジから水が抜けていくように、頭の中が乾いていくような心地になることが多いので、リフレッシュのために情報(水分)を再摂取するようにします。

就寝前には、何度も繰り返し読んでいて内容もほぼ暗記しているサン=テグジュペリ著『人間の土地』かテッド・チャン著『あなたの人生の物語』を読んだ後、気になっていた漫画の単行本やアニメーションをまとめて鑑賞することが多いです。

ぼくは気に入ったひとつの作品を、繰り返し繰り返し読んだり、観ることが好きで、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」はすでに劇場で9回ほど鑑賞しました。

ひとつの作品に繰り返し触れることで、意識的な作者の意図 → 無意識に現れる作者の意図 → 最後に残る解読不能な“凄み”、といった順番に、深度がどんどん深くなっていきます。どうしてかは自分でもわからないのですが……そのように深度を深くしてことで得られる情報だけが、建築を発想する際にも役に立つようです。その意味で、ひとつの作品に繰り返し触れる時間は、リフレッシュする時間であると同時に、ものづくりの時間でもあるなあと思っています」

山之内 淡

慶應義塾大学大学院修士課程修了。博報堂にMarket Design(MD)職として入社。退社後, 建築家に転身。若手建築家に贈られる『Architects of the Year』(2017年)、英国の国際建築賞(2019年)など国内外のアワードを数多く受賞。株式会社AWGL 一級建築士事務所(TAN YAMANOUCHI / AWGL)代表取締役兼代表建築家。


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