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2021.03.15

敏腕マーケター長瀬次英さんの“いい時間”とは?「好きなことしかやらない、それが僕の流儀です」

日本を代表するトップマーケターとして活躍中の長瀬次英さん。仕事中心のハードな日々を送っているのかと思いきや、意外な素顔をキャッチしました。彼の“いい時間の作り方”から見えた、成功者の秘訣とは!?

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写真/中田 陽子(Maettico) 文/井上真規子 

何も抱えないから、すべてがいい時間になる

▲ 自然光がたくさん入る心地いいリビングのカウンターで過ごす長瀬さん。
CDOや経営者として10社もの企業経営に携わる、“超”がつくほどのパラレルワーカーとして活動中の長瀬次英さん。さぞかし仕事中心のハードな日々を送っているようにも思われますが、実のところ「やりたいことは全部やって、好きなことしかやらない」というポリシーなのだとか! そして、それこそが“いい時間”を過ごすための秘訣、と語ります。

ある意味で究極ともいえる、理想のライフスタイルに迫ります。

過ごしたい場所で、やりたいことをして過ごす

▲ いくつものコーナーが作られたハウススタジオのようなリビングには、長瀬さんの好きなものばかりが集まっている。
長瀬さんの自宅は、LDKの1階と、ベッドルーム、トレーニングルームがある2階に分かれたメゾネットタイプ。40畳の広さがあるリビング・ダイニングは、ソファスペースやティーテーブル、カウンターなどいくつものコーナーに分かれていて、コロナ以前はたくさんの仲間が来てサロンのように過ごしていたのだとか。
「ひとりの時は2階にいることが多いですが、広いので家の中で頻繁に移動しますね。仕事も自宅でやっているので、その時の気分で好きなところで作業するんです。1階も含めていろんな場所を行ったり来たりしています(笑)。

それでパソコンの電源アダプターをいちいち移動させるのが面倒になって、すべてのコーナーで電源を確保できるようにしたんです。2階のトレーニングルームやベッドルーム、踊り場のレコードスペースにも完備していますよ」
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徹底して好きなことしかやらないという姿勢

▲ 最近のお気に入りという、バング&オルフセン×リモワのヘッドホン。いい音で音楽を聴くのにハマっているそう。
▲ サーヴェロ社製のロードバイクで街を走ることも、気分をリセットするのに役立っている。
次世代エネルギー、再生医療、アパレル、ラジオと、あらゆる業態の仕事をこなす長瀬さんにとって、頭の切り替えは必須。ただそれ以上に、自分の欲求や思いつきに対して即行動できるような家づくりを徹底していることがうかがえます。
「僕は、一日一日をすべていい時間にするために、やりたいことしかやらない主義。好きな人にしか会わないし、本も読みたい部分しか読まない(笑)。仕事でも、うまくいっている案件をいつも優先しています。10社抱えているうち、大体3社か4社は進みが遅かったりしますが、一旦寝かせてみるのも手です。
 
世の中、自分ひとりで解決できないこととか、どうしようもないことが多すぎるじゃないですか。そこはタイミングを待つしかないし、寝かせとくしかない。で、やりたい仕事だけやっているうちに、自然とトラブルが解決したり、他の仕事からアイデアを得て解決に繋がったりするんです」
パラレルワーカーとして仕事を回していくうちに、試行錯誤しながらこういうスタイルになっていったそう。ある時から“やれることしかできない”といい意味での諦めがついたのだとか。
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仕事したらすぐに頭をリセットして、その都度空っぽにする

▲ 24時間の時間割を作っていただいたところ、驚くほど小刻みに切り替えを行っていることが見て取れる。
「一日の中で、1時間同じことを続けていることは基本的にないですね。メールを打ったらプラモデルを作って、資料を作ったらトレーニングして……という感じで、仕事と休憩を10分、20分おきに繰り返しながら過ごしています。傍から見たら、めちゃくちゃ落ち着きがないですよ(笑)。
 
仕事をした後に自分の好きなこと、やりたいことをすると、一旦リセットされるんですね。空っぽになる感覚。だから嫌なことがあっても引きずらないし、すぐに忘れます。どうせ忘れるなら、すぐ忘れたほうがいいじゃないですか。合計すると、けっこうな時間を仕事に使っているんですけど、間にリセットを挟むことでその都度空っぽになるから、結果、仕事もいい時間に変えることができていますね」
▲ 2階の踊り場には、トースターやケトルなどが置かれたキッチンスペースが。起床して、1階のキッチンまで降りることなく朝食を食べられる。
長瀬さんは、以前勤めていたインスタグラムやFacebookでも、オフィスの中にあるリラクゼーションスポットで頻繁に気分転換していたそう。そして、そういう時間をもつことは、社員たちのパフォーマンスを向上させるうえで大切と語ります。
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▲ 一日で最も過ごす時間が長いトレーニングルーム。
「トレーニングに使っている部屋が一番便利ですね。筋トレの合間に仕事したり、横になって漫画を読んだり、プラモデルを作ったり。やりたいことが全部ここでできるので。いつも好きなことしていたいじゃないですか。男の子ってそうでしょ?(笑)」
▲ 2階のトレーニングルームでは漫画を読んで気分転換。『鬼滅の刃』もお気に入り。

何も抱えないのが一番幸せ

「空っぽにするには、アウトプットして吐き出すことも大切です。特に僕は、インプットの機会が多いので。情報を聞いたら、使わないと意味がない。情報を聞いた時間やその情報を交換した相手の熱量も無駄になるので。
 
とにかく溜めたくないし、抱えたくないんです。実践するなり、人に話すなりして、その日のうちに全部吐き出します。例えば、腹筋を引き締める良い方法を動画で見たら、すぐにやりたい。腹筋に必要なヨガマットも2階だけじゃなくて、いつでもできるように1階にもあります。腹筋すれば嫌なこともすぐに忘れますよ(笑)」
得た情報をいつか実践しようと思っているうちに、忘れたり、熱が冷めて結局やらなかったり、というのはよくあること。長瀬さんのように全部実践できた時の達成感は、想像に難くありません。
「そうやって一日を過ごしていると寝る頃には自分は空っぽになっていて、何も残ってないですね。あれができなかった、これもできなかったっていうモヤモヤ感はまったくない。トレーニングもしたし、映画も観たし、漫画も読んだし、メールも全部送ってあるし、今日もやりたいことやって楽しかったな〜って、毎日充実感に満たされて眠りにつけるんです」
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また、料理も長瀬さんにとって自分を空っぽにできる大切な時間なのだそう。野菜を刻んだり、お肉を調味料につけたりする作業は、ひたすら無心になれると言います。
▲ 赤がテーマカラーの1階のキッチンスペース。
▲ 道具の充実ぶりからもマメに料理していることがうかがえる。
「作ってすぐ食べるというのはあまりなくて、作り置いておくことが多いです。スンドゥブのスープだけ先に作って冷やしておいたり、ミネストローネのベースだけ先に作っておいたり。そういう作業そのものが好きなんだと思います。空っぽにする儀式みたいなものかもしれません。食べたい時にすぐ食べられるのもいいですね」

吐き出すのって、気持ちいい!

嫌なことも、やりたいことも全部吐き出して、寝る前に空っぽになっている日が少しでも増えていけば、幸福感は増していくはず。これこそが、長瀬さん流のいい時間を過ごすための真髄なのです。
 
「吐き出すのって、気持ちがいいですよ。思いも、考えも、言葉も、汗も、涙も、出すのは気持ちがいい。出すことは快感だから、出さないとダメなんだろうって思います。僕は前に起きたことを全部空っぽにするために色々やっているのかもしれません。何も抱えないのが一番幸せだと思うから」

● 長瀬 次英 (ながせ つぐひで)

1976年、京都府生まれ。マーケター、経営コンサルタント、俳優/モデル。インスタグラム・ジャパン初代日本事業代表責任者、日本ロレアル初CDO(チーフ・デジタル・オフィサー)、LDH JAPAN CDO等を歴任。PENCIL&PAPER.COM㈱ とVisionary Solutions㈱ を設立しCEOに就任。他アパレルブランドCEOやコンサル会社のCSO、社外取締役や顧問業を平行して務めるパラレルワーカー。「AdTech Tokyo」登壇スピーカーで、2017年、2018年2年連続1位受賞。「Forbes Japan」でカリスマ経営者の一人として称された。

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