2025.09.06
中野信子さんが語る「モテるために見落とされがちな簡単なことは……」ほか、有識者による"モテる"の見解とは【傑作選】
より広い見地から現代における「モテ」について考察し、改めてこれを再定義すべく、「モテ」に一家言ある世の著名人、知識人の皆さまに幅広く意見を求める連載「モテ解体新処」から、人気記事をプレイバック! ぜひあなたのモテるの定義をアップデートしてくださいませ。
- CREDIT :
写真/トヨダリョウ、椙本裕子 文/木村千鶴
中野信子さんが語る「モテるために見落とされがちな簡単なことは……」

── そこに男女差はありますか。
中野 男女差は、薄れていくことに関してはないようですね。ただ、ドーパミンの感受性に性差があるので、違うように見えるかもしれません。目新しい人が現れた時にパッと飛びつきやすいのが男性です。パートナーがいても、カエルが虻を食べるみたいな感じで「飛び込んできたエサはとりあえず食べます」みたいな(笑)。でも、そのままその新しい人を愛し続けるかというと、そうではないでしょうね。
とはいえ、男女でパキッと分れるわけではなく、性差よりも個人差の方が大きい。女性にも新しい人に飛びつく人もいれば、男性でも浮気をしない人もいます。
── それは何か成分の作用によるものですか。
モテる会話術「言葉をカッコ付けのツールにしちゃダメ。まずは来てくれた彼女に感謝しろ」

例えばセクハラで女性に訴えられるのも一緒。これはあくまで個人的な意見ですが(笑)、そういう人って意外に自分がイケてると思っている人なんじゃないかなと。
芸能人でも、不倫したら人生が狂ってしまう人もいれば、ビートたけしさんのようにキャラで許される人もいる。同じことを言ってセクハラで叱られる人もいる。ちょっと自信過剰になってしまって相手のことを考えられないままいろんなことをすると、変なことになるんじゃないかなと。
カリスマホストクラブ経営者・手塚マキに聞く「今の時代に求められる新しいモテる男の条件とは?」

意外に思われるかもしれませんが、ホストクラブって個人戦ではなく団体戦。例えば僕のお客様が3組お店に来たとしますよね。身体は1つですから、自分が着いている席と着いていない席が発生します。そこに他のホストがヘルプに入って、接客するわけです。そうやって、ホスト同士がお互いに助け合ってお客様を楽しませるのがホストクラブなのです。
自分も他のホストの席に着くわけですから、他のホストを指名しているお客様にも好かれることが重要です。それがそのお客様の担当ホストとの信頼関係に繋がるので。自分指名のお客様だけにモテるんじゃなく、仲間からの信頼が厚く、どこでも人気者でいることが大事なんですね。