2025.09.13
第9回 国仲涼子 【vol.03】
美しい人、国仲涼子。「事務所を独立して、大変だけどやりがいはあるかなと思っています」
大人の女性の美しさに迫るグラビア連載「美しい人」。第9回目にご登場いただいたのは国仲涼子さんです。「ちゅらさん」で国民的女優となり、数々のドラマや映画で活躍ののち、結婚・出産・育児で休業。最近少しずつ仕事を再開し始めた国仲さんの母となっても変わらぬ美しさの秘密とは?
- CREDIT :
写真/野口貴司 文/渡邉朋子 スタイリング/仮屋薗寛子 ヘアメイク/高梨祐子 編集/森本 泉(Web LEON) プロデュース/Kaori Oguri

今回ご登場いただいたのは国仲涼子さんです。2001年、NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」でヒロインを演じて大ブレイク。国民的女優となったその後も多くのドラマや映画などで活躍しました。2014年には俳優の向井 理さんと結婚。その後は出産・育児などのため休業していましたが、最近少しずつ仕事を再開。母となっても変わらぬ美しさの国仲さんですが、その輝くような「美」の秘密とは? vol.01(こちら)、vol.02(こちら)に続きvol.03では今の仕事にかける想いを伺いました。





【interview 03】
仕事ができていることがストレス発散。今は仕事が息抜きですね(笑)
国仲涼子さん(以下、国仲) 仕事はずっと続けたかったんですけど、子どもが生まれて手が離せない時期があって、その時の子どもの成長を見られるのは今しかないなとも思っていたので、3、4年ぐらいお休みさせていただいていました。でも育児中は、早く仕事に復帰したいという気持ちはあるけれど子どものことを考えるとなぁ……とか、ずっとそんなことばかり考えていました。

国仲 最初はすごくストレスでした。子どもたちはすごく可愛いんですけど、仕事をやりたいという気持ちが常にどこかにあったので、育児に専念していた時はキツかったですね。子供がなかなか言うことを聞かない時にすごく怖い言葉で怒っちゃったりするといつも、はぁ……と反省したりして。
── そういう時期もドラマなどは見ていたんですか?
国仲 テレビを見る時間もなかったので見ていなかったです。
── 復帰するタイミングは決めていたんですか?
国仲 去年、下の子が小学生になったんですけれど、そのタイミングかなとはずっと思っていました。私の仕事については、上の子は少しわかっていると思いますけど、下の子はなんとなくわかっているような、わかっていないような感じですかね。でも、あんまり知らないと思います。いつも、何やってんだろう? みたいな感じなので(笑)。

国仲 難しいですし、スケジューリングもすごく大変なんですけど、私自身、仕事ができていることがストレス発散になっているので、今は仕事が息抜きですね。バタバタしていて大変だけど、楽しいかな。
── セリフは家で覚えるんですか?
国仲 子どもたちが学校に行った後とか、子どもたちがいない時に家で覚えていますね。
── 2人の男の子のママと女優業を両立されるのは大変ですよね。
国仲 子どもたちがちゃんと言うこと聞いてくれたらうまくいくんですけど、なかなか(笑)。なので、仕事も少しずつ増やしていけたらという感じですかね。

国仲 やりたいと思った役はひと通りやらせていただいたのですが、自分の中でやっぱりダメだったなというものもいっぱいありますし。あと、出産する前と出産して子どもができてから改めて母親役をやるのとではやっぱり全然違ったので、それも新たな挑戦として、いいきっかけになったかなと思います。
── 昨年から連ドラにも復帰されて、今も10月ドラマ「終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―」の撮影中だそうですが、現場はやっぱり楽しいですか?
国仲 楽しいです! 久しぶりなので、あぁ、こんな感じだったなって。出産してからは、連ドラもレギュラーではなく、2、3日で撮影が終わる形でたまに参加させていただくぐらいだったので、1クール通して出たいなというのはずっと思っていました。

国仲 ちょっと興味のあるものはやってみようと思っていて、やってみて違うなと思ったら、それは向いてないんだなという感じでやらせていただいています。仕事の幅が増えるのはいいことだなと思っているので、できるだけ違うお仕事も経験したほうがいいなとは思っています。
あとは、もともとナレーションのお仕事もちょこちょこいただいたりしていたので、そういうものもまたやれたらいいなと思っています。
── 今年、事務所を独立されたのも、ご自身でお仕事についていろいろ決めていきたいという思いがあったからなのでしょうか?
国仲 今までは全部、事務所にお任せにしていたというのもあるので、仕事の増やし方もそうですけど、自分がどんなふうになりたいのかも考えながら、自分で調整してみたいなと思ったというのもあります。

国仲 友だちの友だちからお仕事が来たりすることもあって、そういうのも楽しいなと思います。私のところに来たお話を、こういうのもあるんだと全部知れるのもよかったと思いますし、どんなふうにしたいかとかコンセプトなども自分で決められるので、大変だけどやりがいはあるかなと思っています。

● 国仲涼子(くになか・りょうこ)
1979年6月9日、沖縄県生まれ。1999年に女優デビュー。2001年、NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」でヒロインを演じ、第39回ゴールデンアロー賞「放送新人賞」、第26回エランドール賞「新人賞」を受賞。その後、ドラマ「夢のカリフォルニア」「ブラックジャックによろしく」「みんな昔は子供だった」「結婚できない男」「風のガーデン」「光る君へ」、映画『感染列島』『ダーリンは外国人』『366日』など、出演作多数。10月スタートのドラマ「終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―」(カンテレ・フジテレビ系月曜22時〜)に出演が決まっている。
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