2021.09.01

3日で取得! 桐島、船舶免許を取りました

フォトグラファー兼ビジュアルクリエイター・桐島ローランドさんによるライフハック術。今回は、このコロナ禍で思い立って取得したという「2級船舶免許(二級小型船舶操縦士)」について。実は合計3日間で取得できるってご存知でした? “キャプテンローリー、我が青春の船舶デビュー”その前編をお届けします!

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写真・文/桐島ローランド コーディネート/JUBILEE

思い立って「2級船舶免許」を取得

……コロナ禍、長いですよね。

せっかくの夏休みなのに大好きな海外旅行にも行けないし、特にやることもないよな〜、暇だよな〜、ドライブ飽きたなぁ〜、もう超絶つまんないな〜〜〜!!……などと天井眺めながらクサクサしつつ、自分に似合わず昔のことなんて考えてました(笑)。

父親はアメリカ海軍の船長さんで僕は港町横浜生まれ。 僕の日本名は「舵」だったなぁ……女は港、男は船だよなぁetc……。
そんな自称海の男、舵 a.k.a ローリー がそもそも船舶を持ってなくなくない? ってマジなくない?

……ひらめいたw

ということで、さっそく長年の夢であった「2級船舶免許(二級小型船舶操縦士)」を取りにいくことにしてみました!

……ただ、実は不良息子時代の母の脅し文句は「◯◯ヨットスクールに入れてやる!」で、今でも若干トラウマ(某ヨットスクールの体罰事件を今の読者は知ってますかね?)。

そんな昭和な思い出はさておき、ネットでリサーチして選んだのはヤマハボート免許教室でした。

2級船舶免許は車の免許と違い、1日の学科講習と1日の実技講習、そして1日の国家試験の合計3日間で取れるんです。そしてコースにもよりますが、コストもだいたい10万円。コスパ良すぎじゃないですか!?

僕は東京在住なので、新宿の教室で学科講習を受けることに。でも考えてみたら学校なんて何年ぶりだろう? というか、ちゃんと行ってたっけな? 不安すぎる……。
▲ 学科講習で使われるテキスト。
そして、自宅に送られたテキストを開いた瞬間、不安がアップグレードして悪夢に。なんせ覚える量が凄く多い! 特にインターナショナルスクール育ちで、日本語が得意じゃない僕としてはリアルナイトメアですよ!

そして53歳……汗。特に最近は物事を忘れがちだし(笑)。
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学科のテーマは3つ

さてさて気になる学校生活&講習内容は……まず学校。コロナ禍だったので大勢の生徒で密になったら心配だな〜って思っていたのですが、クラスに着くと思いのほか混雑はしていませんでした! そして学科の授業は主に下記の3つのテーマで進行します。

1:最初は「操縦者の心得」という船乗りの基本を学びます。

2:次のテーマが「交通の方法」で主に海上の交通ルール。

3:そして最後に学ぶのが「運航」で、これは船の操縦や気象のことを学びます。

僕は知識が豊富な方だと思っていましたが(笑)、知らないことばかりのオンパレード。でも、特に海図や灯台を学んでみると意外と興味深いことが多い。そして講師の方のレクチャーが非常に解りやすく面白かったです! そんなこんなで睡魔と闘いながらも、8時間耐久講習(笑)をどうにか完走!

実技講習ではいきなり操舵

▲ 実技講習を行う「ニューポート江戸川」。
そして楽しみな実技講習。 場所は江戸川にある「ニューポート江戸川」というマリーナ。国家試験で使うのと同型な船を同じ場所で練習できるのは安心ですよね。乗船する前にまずは点検。こういう所に重点を置くのが日本の試験らしい所だなぁと思いながらも、 実技試験にも必ず出てくる大切な課題なのでちゃんと覚えます(笑)。
そしてついに乗船ですが、いきなり舵を取らせてくれるのでちょっと緊張。とはいえ講師の方が横に居ていただけるし、海は広いですからね。余程のことがない限り、何かにぶつかることはない……ですよ、ね(笑)。

ただ実際、人命救助に蛇行運転、離岸、着岸とやっていくとなかなか上手くいきません。特に着岸と人命救助は何度やっても失敗の連続。僕は車やバイクの運転にはそこそこ自信があったので船も大丈夫だろうと思い上がっていましたが、全くの別物でした。

潮の流れや風などのファクターも計算しながら操縦しないといけないのでなかなか上手くいきません。講習では何度かトライさせてくれるのですが、30%の確率で成功って感じだったので、不安が残ったまま講習を終えました。
そして翌週はいよいよ国家試験。僕は仕事で忙しく結局は前日丸一日の詰め込み勉強。当日はロープの結び方を徹底的に練習しました(笑)。
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いざ、試験当日!

▲ 「小型船舶操縦士 国家試験」受験票。
珍しく試験会場にも一番乗りでやる気満々。僕の組は先に実技試験を行ってから午後に学科でした。天気も幸い晴れてコンディションも良し。でもやっぱりちょっと緊張。
で、3人の受験者と早速乗船。出だしはまあまあ、かと思いきや、やはり人命救助が僕の鬼門に。一度目は上手く行ったかと思っていたんですが、運悪くクラッチがニュートラルポジションに入っておらずやり直し。で、そのやり直しも失敗してしまいました。トホホですよ(泣)。着岸は成功したけれど、ロープワークでちょっとしたミス。こりゃ正直落ちたなと思っていました。
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合格発表の結果は…?

▲ マークシートの答え発表。
その後、休憩を入れて学科試験。問題は50問でマークシートの4択です。詰め込みとはいえ、思いのほか老化した脳ミソが機能してくれて難なく終了。

テストの答え合わせは廊下で確認でき、とりあえず合格したようなので安心しました(笑)。ただ、実技試験を含む国家試験の合格発表は一週間後。久しぶりに ドキドキしながらネットの結果をチェック……すると、

見事合格わーい!

オッサン、やれば出来るじゃん! と、53歳、自画自賛の夏(笑)。
そんな訳で待つこと1週間、自宅のポストに無事に免許証が届きました。これで僕も念願の船長になれました。

ということで今回は、2級船舶免許ゲットまでの長〜い(そうでもないかw)道のりをご紹介しました。さてさて、念願の処女航海は次回のオ・タ・ノ・シ・ミ(笑)!

つづく
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おまけ

船乗りの必須スキルは「ロープ結び」。ここではプロのお手前をご紹介します。

●桐島ローランド

フォトグラファー・3DCGエバンジェリスト。

1991年 ニューヨーク大学芸術学部・写真家卒業後、本格的にフリーランス・フォトグラファーとしてのキャリアをN.Y.でスタート。
1993年 東京に活動拠点を移し、多くのファッション撮影、広告撮影の他、ムービー作品も手掛ける。
2007年 パリ・ダカールラリー完走。
2014年 3DCGプロダクション、AVATTA設立、代表取締役に就任。ヴィジュアルクリエイターとして写真・ムービー等を制作する傍ら、3DCGが真のフォトリアルとして躍動し融合を果たすことを目的としたエバンジェリストとしての活動を行う。国内外を問わず、多数のテクノロジーオリエテイティドなカンファレンスなどにも出席、マイクロソフトの販売代理店アドバイザー、自動二輪車メーカーのアンバサダー等も務める。
2018年 AVATTAがサイバーエージェントグループとなる。
2019年 総合3DCGプロダクションとして、「株式会社CyberHuman Productions」となる。現在、同社取締役。

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