2017.06.27
最高の思い出と花火は、プロの勧めるコレで撮る
スマートフォンアプリのプロとデジタルカメラのプロ、それぞれに花火撮影にピッタリのアイテムを教えてもらいました。SNSへの投稿用はもちろん、うまく誘えたあのコと一緒に花火を見上げた最高の思い出を、最高の形で残すべく2017年の花火撮影の必須アイテム・決定版を伝授します。
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文/編集部
今年の花火大会に間に合わせるのなら、プロ流の「撮り方」よりも正しい「アイテム選び」を知った方が◎。そこで、スマートフォンアプリのプロとデジタルカメラのプロ、それぞれに花火撮影にピッタリのアイテムを教えてもらいました。
SNSへの投稿用はもちろん、うまく誘えたあのコと一緒に花火を見上げた最高の思い出を、最高の形で残すべく2017年の花火撮影の必須アイテム・決定版をここに伝授いたします。
今やスマートフォンでここまで撮れるんです!
そこで、このデメリットを消し去るのに大活躍なのが「アプリ」です。膨大な数のアプリから、花火撮影に最適のアプリを教えてくれたのは、アプリ発見サービスAppliv(アプリヴ)」です。
花火撮影に使えるアプリはこの3つ
暗闇で花火を綺麗に撮影するのに使える「夜撮カメラ」と、花火撮影特化型アプリの「大仙花火カメラ」、そして失敗写真を成功写真へと加工する奥の手アプリ、「Snapseed」です。
夜の光をより美しく写せる「夜撮カメラ」

そもそもコンポジット撮影というのは、「比較明合成」とも言われ、画角を変えず複数枚撮影した同じ物体を、より明るいピクセルだけを集めて1枚の写真に合成するというもの。つまり、出来上がる写真の明るい部分がよりハッキリするため、暗闇の中の光が美しく発色して見えるというわけです。
さらにこのアプリでは「バルブモード」でシャッタースピードを遅くして露光時間を長めに設定できるため、時間をかけてより光を集めた美しい写真が撮れるのです。その際は、スマートフォンを彼女の肩や自分の膝に固定して手ぶれを防ぐ工夫をお忘れなく。
花火の専門アプリが登場「大仙花火カメラ」

というのも、素人の私たちが一番苦戦する「開花と同時のシャッター」がなんと全自動。花火が開いたタイミングをアプリが読み取り、自動で撮影してくれるというのだから、我々はただレンズを花火に向けていればいいというわけです。「Appliv(アプリヴ)」も花火撮影で今年一番気になるアプリが実はコレ、とのこと。
また、花火写真の合成やスライドショーによる動画作成、さらにSNSに投稿する際に自動で花火大会名を認識してハッシュタグをつけてくれるので、SNSユーザーにはこれ以上にない花火撮影アプリとなること間違いありません。
URL/https://hanabicamera.com/
失敗写真を成功写真に変える「Snapseed」

このアプリ、花火大会でありがちな失敗写真を、うま〜く修正できる機能が盛りだくさんなのです。まずは、端に写り込んでしまった邪魔な人やスマートフォンの光。ここで使うのは「シミ除去」という機能です。使い方はカンタン。消したい部分を指でなぞるだけで消したい部分が周囲の風景に同化してしまうという魔法のような機能なのです。
また、花火大会でどうしても写りこむのが「煙」。これは「周辺減光」という機能で、文字どおり煙が写り込んだ部分の光を減らしてしまえるのです。光が当たらなければ物が見えないという視覚の仕組みを利用しているというわけですね。さらに「部分調整」という機能で花火の光の彩度を上げ、より鮮やかな写真に加工することもできます。
Appliv関連記事/「煙や人影も消せる! 花火の失敗写真がアプリでこんなにも綺麗に。」
「花火を撮るのにオススメのデジタルカメラを教えてください!」そう言って胸をお借りしたのは、デジタルカメラのプロ、カメラメーカー広報の方々。プロも愛用する3ブランドがオススメする、花火を撮るならコレ!という一押しのデジタルカメラをこの夏の相棒にしてみてはいかがでしょうか。
「ライカ」広報担当オススメの1台はコレ
◆ ライカV-LUX

ズームが違うから花火を“寄り”でいけます
1.0型のコンパクトカメラとしては大きめの有効画素数2010万画素の撮像素子を備えていて、持ち運びはラクラク、暗闇での花火撮影にはノイズをおさえて明るくクリアに描写できるのがポイント。
また、高速のオートフォーカスにより動きの速い被写体も確実に捉えます。さらに、4K動画撮影にも対応。花火を高精細な映像として記録することができるのです。
ライカV-LUX
サイズ/W137×H98.5×D130.7mm
重量/830g
撮影感度/ISO80〜25000
価格/17万円
URL/http://bit.ly/2h1euBX
「キヤノン」広報担当オススメの1台はコレ
◆ PowerShot G9 X Mark II

薄い!軽い!それでこの画質なの!?
胸ポケットに入れて気軽に持ち歩けるサイズと、缶コーヒーより軽い!わずか約206gという薄型・軽量ボディーに高画質を生み出す先進技術が凝縮されていて、まさに花火大会の良き相棒と言えるでしょう。
PowerShot G9 X Mark II
サイズ/W98×H57.9×D31.3mm
重量/約206g(電池・メモリーカード含む)
撮影感度/ISO125〜12800
価格/オープン価格
参考価格/6万500円(キヤノン直販ウェブサイト)
URL/http://cweb.canon.jp/
*価格は、https://store.canon.jp/を参照ください。
「ニコン」広報担当オススメの1台はコレ
◆ ニコン D7500

花火に向けてしっかりホールドできます
また、最長記録時間、29分59秒の4K動画撮影にも対応。動画撮影の際にも手持ち撮影のブレを軽減する電子手ブレ補正機能が使えるのもポイント。ボディーには高剛性炭素繊維複合材料を用いたモノコック構造を採用し、この性能で質量はたったの720g(電池・メモリーカード含む)です。
カメラとスマートフォン/タブレット端末をシームレスにつなぐアプリケーション「SnapBridge」を設定することで撮ったばかりの高画質な写真をすぐにSNSにアップできるなど、花火鑑賞の楽しみが広がる1台です。
ニコン D7500
サイズ/W135.5×H104×D72.5mm
重量/720g(電池・メモリーカード含む)
撮影感度/ISO100~51200
価格/オープン価格
参考価格/D7500 18-140 VR レンズキット 税抜19万9800円(ニコン直販ウェブサイト)
URL/http://nikon-image.com/
*価格は、http://shop.nikon-image.com/をご参照ください。