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2022.05.29

【第62回】

美人妻が語った「妻の浮気が夫にバレない」納得の理由とは?

美人とは「美」という高スペックを備えたスーパーカーのような存在。その“スーパーぶり”に男は憧れるわけですが、果たしてそのスペックは彼女に何をもたらすのか? 「ワイングラスのむこう側」(cakes)で人気の林伸次さんが、世の美人たちの隠された恋愛事情に迫ってみる連載です。

CREDIT :

写真/田中駿伍(MAETTICO) 取材/林 伸次 写真・構成/木村千鶴

「ワイングラスの向こう側」(cakes)でおなじみ、奥渋谷のバー「BAR BOSSA」(バール・ボッサ)のマスターにして作家の林伸次さんが、バーテン仕込みの絶妙な話術でさまざまな美人さんの本音を聞き出す連載です。

テーマは今どきの美女たちの”悩める恋愛事情”。美人が出会った最低男を裏テーマに、彼女たちの恋愛体験(主に失敗)談と本音の恋愛観に迫ります。

第62回のゲストは、香織さん(39)です。
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遊びたくて、高校は中退しました

── こんにちは、林と申します。今日はよろしくお願いします。

「よろしくお願いします」

── ここでは匿名でお話ししていただくために、似ている芸能人の名前を借りて呼ばせていただくことになっているんですね。誰かに似ているって言われませんか。

「あ〜、本当に言われないんですよ。どうしたらいいでしょう」

── 僕はEvery Little Thingの持田香織さんに似ていると思ったので、今日は香織さんって呼ばせてもらいますね。早速ですが香織さん、学校は共学でしたか、女子校でしたか。これは、のちの恋愛観などに影響すると思っているので皆さんに聞いているんですけれど。

「中学から女子校でしたけど、高2でやめたんです(笑)」
── あ、そうなんですね。差し支えなかったらやめた理由も聞いていいですか。

「ただ単に遊びたかったから。校則がすごく厳しくて嫌になっちゃったというか」

── 遊びたくなっちゃったんですね(笑)。高校卒業の資格がないと不利になるとは思わなかったんですか。

「あ、その後、通信教育の学校に移って、高校卒業の資格は取りました」

── そこはしっかりしてるんですね。でも、中学から女子校だったらお嬢様じゃないですか。

「いえいえ全然、母子家庭だったし。母が頑張ってくれました。私はやめてしまったんですけど」

── ひとりでお子さんを私立の学校にまで入れるなんて凄い。どんなお母さんですか。

「真面目なのかな。私の性格は父親似で、母とはまったく正反対。私には娘がいるんですが、娘と母が似てるんですよ(笑)。3人で旅行しても大体現地で喧嘩になってます」

── 不思議なことに、血が繋がっていても性格の合う合わないはあるんですよね。娘さんがいるということは、既婚者ですか。

「いえ、離婚しているので、今は独身です」
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アパレルの販売員からデザイナーの道へ

── そうすると、今はひとりでお子さんを育てているんですね。お仕事は何をされているんですか。

「アパレルの会社で企画やデザインをしています。高校を辞めてすぐにアルバイトでアパレルの販売員になったんですが、そこに就職して、今はまた別のアパレルの会社で社員として働いています」

── まずはバイトから始めて、社員に。どんな洋服を売っているところですか。

「109に入ってるような服って、わかりますか」

── あ、当時一番流行ってた頃の。あの頃の109の店員さんって、雑誌に取り上げられたりしていましたよね。

「あ、そうです、カリスマ店員全盛期の時です。社員になってからも多分2年くらい販売をやってたのかな。そこから企画・デザインの方に来ないかと声がかかって、本社に移りました。それからはずっと企画とデザインをやっています」

── おお〜そうなんですか! 才能があったんですね。あの中って女性だけじゃなく男性もいるんですよね? 営業さんとか……恋愛もあるんですか。

「109は各店ごとに販売スタッフと営業の男の子が何人かいて、ストックとかで他店の人ともめっちゃ話すから、接触はありましたよ。でも、変な人しかいなかったんですよね。なんか、ギャル男みたいな(笑)」
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── あ〜時代だな〜。働き出すと社会性も育つから「こういう奴はダメ」って思いますよね。

「そう、だから逆に何もなかったですね。結局結婚したのは同じ会社の部下でした。子どもができて結婚したんです。それで産休をとって、また戻って」

── アパレルって、長期休むと流行りもどんどん変わって大変じゃないですか? すぐに戻れました?

「それがですね、何だか同時期に同僚が一気に妊娠したから、普通に戻れたんですよ(笑)。『こうなったら会社の近所に託児所を作ろう』って社長がマンションまで借りてくれて。そこから子ども服の販売も始めようということになり、そのデザインもしてました」

── おおお〜凄い! その社長、凄いですね。そうか、みんなが当事者になって、可愛い子ども服を欲しいって思ってるから。

「そうですね、何でも色々やらせてもらえる会社ではありました。でも癖のある社長でしたよ。めちゃめちゃキレるし(笑)」

── あ〜そうなんですか(笑)。給料はよかったですか?

「産休に入る前にそのブランドが盛り上がってて、流行りになって凄く売れた商品があったんです。その時は年4回ボーナスがあって、年収も良かったです」

── いい社長じゃないですか〜。

「いや、売れなくなった途端にどんどん給料下げられて、産休明けて1年くらいで転職しました(笑)」
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離婚の理由は私の不倫です(苦笑)

── そうか〜、ファッションだから流行り廃りはありますもんね。今は独身とのことですが、旦那さんとの離婚は、何が原因だったんですか。

「あ〜それは、私の不倫です(笑)。結婚して数年で、もう旦那とは上手くいってなかったんです。それで仕事先で知り合った男性とよく遊びに行くようになって、いつの間にかそういう関係になって……」

── それはバレてなかったんですか。

「バレてないです。いや、気づいているかもしれないんですけど、気づかないふりをするというか……認めたくないっていう気持ちが第一にあるんでしょうね」

── 確かに、妻が浮気しているかもしれないって疑いがあっても、いやいや、そんなはずはないって思いたい、というのはあるでしょうね。逆に女性は、相手が浮気してるって思ったら見つけてやりたいって思うから、女性にはバレるのかな。

「あ〜そうかもしれない。当事者としてはバレてないわけない、ってやっぱり思いますからね」
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── で、その恋愛が原因で別れたわけですか。

「いえ、その彼とは2年くらいで別れたんですが、他に凄く好きな人ができて、その人に『もういい加減付き合おうよ』と言われて」

── ん? ってことは、すでに寝てたんですね?

「寝てましたね(笑)」

── 基本的に、彼氏がいながら寝ることはあるんですか。

「いえ、基本的に二股はできないんです。旦那とはもう冷めちゃってたのでカウントしてませんが(笑)、ひとつの恋愛が終わる時にちょっと被って次の人、みたいな感じです」

── あ、なるほど、浮気というより、次への助走なんですね。では、香織さんの恋愛観について後編でもう少し聞かせてください。

後編に続く

■ bar bossa(バール ボッサ)

ワインを中心に手料理のおいしいおつまみや季節のチーズなどを取り揃えたバー。 BGMは静かなボサノヴァ。
住所/東京都渋谷区宇田川町 41-23 第2大久保ビル1F
営業時間/月〜土 19:00〜24:00
定休日/日・祝
問い合わせ/TEL 03-5458-4185

● 林 伸次(はやし・しんじ)

1969年徳島県生まれ。早稲田大学中退。レコード屋、ブラジル料理屋、バー勤務を経て、1997年渋谷に「bar bossa」をオープン。2001年、ネット上でBOSSA RECORDSを開業。選曲CD、CD ライナー執筆等多数。cakesで連載中のエッセー「ワイングラスのむこう側」が大人気となりバーのマスターと作家の二足のわらじ生活に。近著に小説『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる』(幻冬舎)、『なぜ、あの飲食店にお客が集まるのか』(旭屋出版)など。最新刊はcakesの連載から大人論を抜粋してまとめた『大人の条件』(産業編集センター)。

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