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2019.08.05

【第11回】

3年後の理想の自分をイメージして、今すぐできることから、1つずつ始めてみる

年収1億円! 普通のサラリーマンには夢のような金額を、アナタにとってリアルな目標に変えていくのがこの連載です。まず大事なのは思考法。考え方が変われば仕事に対するスタンスが変わり、見えてくる世界が変わります。マーケティングコンサルタント船ケ山哲氏がアナタを年収1億円に導きます。

CREDIT :

文/船ケ山 哲 編集協力/遠藤励子 写真/内田裕介 スタイリスト/稲田一生 ヘア&メイク/勝間亮平(MASCULIN)

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前回のテーマでは、先生との接し方と接触頻度が成功を確約する鍵だとお話しましたが、本日は、その成功を確実かつ3倍速で叶えていくための具体策について触れていきます(これまでの記事はこちら)。

そのために必要な考えは
ゴールまでの道のりをできるだけ細分化し、今すぐできることから小さく始めてみる
ということです。

多くの人がなかなか夢を叶えられない要因のひとつは、1の地点から10の地点に一気に飛んで夢を叶えようとしてしまうことです。これでは夢がただの妄想で終わってしまうのも、ある意味、仕方がありません。

では、どのような視点をもてば、夢を妄想で終わらせずに、確実に夢への階段を上っていくことができるのか? それは、
3年後の理想の自分をイメージし、今からすぐにできることから、1つずつ取り入れていくことです。

具体的には、3年後の自分は、
・どのような髪型をしていて?
・どんな話し方で、身振り手振りは?
そして、
・どのような洋服を着ていて?
・どんな小物を持ち歩いているのか?
……このように考えていきます。
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悪魔のささやきが人の心に邪魔を仕掛ける

ここまでのことなら、誰でも1回ぐらいは想像したことがあるかもしれません。しかし、もし、その想像が今まで1つも叶っていないとしたら、それは自分の中の「悪魔のささやき」が邪魔を仕掛けていたからです。

その「悪魔のささやき」とは一体、何なのか?
それは、例えば「今はお金がないから、今度ボーナスでも入ったら、その時に考えるか……」というものです。

せっかく何かを始めようと考えても、つい億劫になって先延ばししてしまう心理。それこそが「悪魔のささやき」なのです。

これでは、いつまで経っても理想の自分に近づくことはできません。ここでは行動を始めない理由をお金のせいにしています。けれど、理想の自分になるために、お金をかけずとも叶えられるものは沢山あります。

例えば、話し方や身振り、手振りは、お金をかけずに、この瞬間に変えることができますし、朝起きる時間や寝る時間を変えることにもお金はかかりません。これらのことは
気持ち1つで、今からすぐに変えることができます。
まずは、身近なところから着実に始めていけばよいのです。
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月1回、2000円のランチに行くことからでも人生は変わる

ただし、お金をかけないで夢を叶えるには限界があるのも事実です。そこで、お金をかけないでできるものが終わったら、今度は、負担にならない程度の金額から未来へ投資する意識をもってみてください。

例えば髪型であれば、毎月、行っている美容院を変えるなど、それほど大きなお金をかけずともすぐに結果を得ることができますし、オプションでプラス料金を支払えば、パーマやカラーリングでイメージチェンジすることもできるでしょう。

その他にも、まだ余裕があれば、1万円を使って、3年後の自分がつけているネクタイを買いに行ってもいいですし、電動歯ブラシや高級タオルを買いに行ってもいいかもしれません。

このように日頃から身につけるものや日常的に触れるものが変わり始めると、少しずつ意識が3年後の自分に近づいていくのが分かると思います。
これが、3年後の自分に近づいていくための階段なのです。

なぜ最初は、このように小さなステップを取るのがいいのかというと、人が新しいことをやろうとする際は、「変えたい」という願望とは裏腹に「変わりたくない」という逆の心理が必ず邪魔を仕掛けるからです。だから多くの人は、夢追い人になるだけで現実を変えることができないのです、しかし、人間は平等に年をとり寿命を迎えます。

年老いても何も実現できなかった自分を見て、その時に後悔しても手遅れです。そうならないためにも、最初は小さくて構いません。1つ1つ未来へのアイテムを増やしていくことで、間違いなく現実は変わります。

最初は多少身の回りにモノが増えたところでハリボテのように感じるかもしれませんが、そのアイテムや行動の数と量が増えれば増えるほど、3年後の理想の自分に確実に近づいていくことができます。

次に、少し背伸びしてグリーン車に乗ってみるというのもありですし、2000円ランチに行ってみるという使い方もありかもしれません。はじめは、月1回の2000円ランチであっても、1万円使うつもりになれば、毎週行くことができますし、5000円ランチに月2回行くことも可能です。
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お金は使う金額によって顧客層が異なる

このように言うと、「1万円をグリーン車やランチに使うのは勿体無い」という人がいますが、それはただの無駄遣いなのでしょうか。私はそうは思いません。本当の効果は、別にあるからです。

それは、そこに行き交う人たちです。
言い換えれば、出入りする「顧客層が異なる」ということです。

5000円のランチを食べる層と2000円のランチを食べる層は異なりますし、2000円のランチをレストランで食べる層と500円弁当を買う層も異なります。さらに、同じお弁当でも500円という定価で買う層と12時半すぎるのを待って、300円になったお弁当を買う層は、また違います。

このように、日々のランチであっても、そこに行き交う人々は大きく異なります。あなたの3年後の理想を叶えるためにも、はじめは月1回からで構いませんので、2000円のランチを提供するレストランに行き、そこに行き交う人たちに接してみることをおすすめします。

そうすることで、あなたの意識レベルは少し向上し始めますし、回数を重ねることで、あなたのレベルは1つ段階を上げることになります。

その証拠に、私も今でこそ、日本と海外に住居を持ち、毎月往復する生活を送っていますが、起業する前は、ごく普通のサラリーマンとして平均的な生活を送っていました。しかし、一度きりの人生であれば、後悔する生き方はしたくありませんでしたし、子供達に父親として成功した背中を見せてあげたいという思いで起業を選びました。
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起業したての頃は、何のビジネスで起業をスタートするかも決まっていなかったので、半年間受給される失業保険をあてにしての「最初の一歩」でした。

ただ、それでも今回お話している未来の先取りを行なってきたからこそ、夢を1つ1つ実現させることができましたし、高層マンションのペントハウスに住むこともできるようになったのだと思います。

1つ1つ未来を先取りし、小さな金額を積み上げていくことで、結果、今の生活を手に入れることができているにすぎないのです。

だから、あなたが今どんな生活を過ごしていようと、3年後の理想を叶えたいと願うのであれば、今この瞬間にできる一歩を踏み出してください。
数年後、あなたの未来は想像もつかない領域に行っているかもしれません。
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● 船ケ山 哲(ふながやま・てつ)

1976年、神奈川県出身。心理を活用 したマーケティングを得意とし、人脈なし、コネなし、実績なしの状態から、起業後わずか5年で1000社以上のクライアントを獲得。その卓越したマーケティング手法は、数々の雑誌やメディアに取り上げられ、現在ではテレビ番組(テレビ神奈川)のメインキャストを務めるほか、ラジオ番組(FM横浜)でもメインパーソナリティーとして活躍中の起業家。 またプライベートでは子どもの教育を最優先に考え、マレーシアのジョホールバルに在住。
主な著書に『武器としてのビジネススキル』(PHP研究所)、『お金と自由をもたらす最速の稼ぎ方』(徳間書店)、『洞察のススメ』『超・起業思考』(きずな出版)他。最新刊は『会社を辞めずに収入を月50万円増やす! 小さく始めて成功させる「自分ビジネス」』(集英社)本体1400円+税。

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