大人の名品バッグと言えば、やっぱルイ・ヴィトンの“ダミエ”でしょ！

世界屈指のメゾンブランド、ルイ・ヴィトンは、“モノグラム”、“エピ”、“タイガ”、“ヴェルニ”など、言わずと知れた名デザインの宝庫。ここではその中でも老若男女から根強い人気の“ダミエ・ライン”にスポットを当てます。

時はパリで万国博覧会が行われた1878年。日本の庭園や工芸品に魅せられた2代目当主、ジョルジュ・ヴィトンがコピー品流出の防止も兼ねて生み出したのが“ダミエ・キャンバス”のトランクでした。“モノグラム・モチーフ”のインスパイア元が家紋なら、“ダミエ・パターン”は市松模様。フランスが誇る名品の2大アイコンがジャポニズムの影響を受けたという説は疑う余地なしです。

そんな日仏の歴史的コラボレーションともいうべき意匠ですが、レギュラーライン入りしたのは1996年のこと。デビューから8年後の1896年から100年間、市場から姿を消した事実を知る人は少ないでしょう。

そんな背景を考えると、アップデートした新作が続々とリリースされる今はルイ・ヴィトンのファンにとってすこぶる幸せなこと。

オリジナルといえる茶系の“ダミエ・エベヌ”、白を基調とした“ダミエ・アズール”などさまざまなカラーバリエーションが展開される中、今回は定番代表としてモノトーンの「ダミエ・グラフィット」に加え、昨年リリースされた新作の「ダミエ・グラフィット ピクセルキャンバス」をリコメンドします。

珍しい4色使いによるモザイク的な表情は、これまでなかった近未来感がムンムン。こんな温故知新ともいえる進化なら、年季の入ったルイ・ヴィトンファンも大歓迎でしょ!?

ルイ・ヴィトンフリークであることを職場でもアピールしたいというビジネスマンにオススメなのが“ダミエ・グラフィット”のブリーフケース。「PDV PM」はマチがあってショルダーストラップでたすき掛けもできるため、一泊程度の出張にも使い回せます。

財布のバリエーションも見所です。左から、「オーガナイザー・ドゥ・ポッシュ」、「ポルトフォイユ・ミュルティプル」ロングウォレットの「ポルトフォイユ・ブラザ」。いずれも“ダミエ・グラフィット ピクセルキャンバス”でも展開されているため、モデル、外装ともに使うシーンに応じて選びたい。

先の「ポルトフォイユ・ミュルティプル」を小型化したカードケースが「オーガナイザー・ドゥ・ポッシュ」。名刺入れやカードケースとして使っても良し、お札を三つ折りすれば旬なミニ財布としても活用可能です。

右側のカードケースがユニークな、二つ折りの「ポルトフォイユ・ミュルティプル」。コインケースが無い分、紙モノの整頓収納はお手の物。札入れも2層備えています。

「ポルトフォイユ・ブラザ」は、ジップ付きのコインケースがついたマルチなロングウォレット。縦に並ぶ16層のカードケースは、大人の力量を見せつけるのにも効果大。

クラシックなアウトドアザックを“ダミエ・グラフィットピクセルキャンバス”で再構築した「クリストファー PM」。スナップボタンが付いているため、フロントのバックルを外さずともフラップの開閉が可能。夏のTシャツ姿から冬のコートスタイルまで、どんな装いも男らしく格上げします。

サイクリストにオススメなのが「アヴェニュー・スリングバッグ」。ストラップをボトム部分で固定するDカンは左右に2つ搭載されているため、どちら側の肩に背負うこともできます。バッグを体の前に持ってきてもサマになるため、旅行時の貴重品入れとしても最適です。

休日に携えるなら、「ポシェット・ヴォワヤージュMM」がオススメ。ノートPCも収納できるサイズ感で、中にはカードスロットが備わっているため、ガジェットスリーブとしても良し、財布代わりにも活用できます。ダミエ・グリュックやブリーフケースに忍ばせれば、整理上手なバッグインバッグとしても有効です。

デイリーユースはもちろんのこと、パスポートも収まるため旅行時にもうってつけな「ジッピーウォレット・ヴェルティカル」。マチ無しの3辺ジップを180°開けば、コインケースや札入れはもちろん、右側一面にお家芸ともいえる縦一列のカードケースがズラリ！　豊富な柄で展開される定番ゆえ、差別化を図るならダミエ・グラフィット ピクセルキャンバスは良き選択かと。