【夏のニオイケア4選】スメハラ時代、体臭で嫌われたらもう、ジ・エンド!?

オヤジの皆さま、こんにちは。男性美容研究家の藤村 岳です。さて、悪臭の元ってご存知でしょうか？ 基本的に“アセ”と“アブラ”でして、それらが肌の常在菌に分解されて、さまざまなニオイを発します。

対策として、汗は流し、（皮）脂は洗う。でも、肌や頭皮が乾燥すると、皮脂が過剰に分泌されるので、意外ですが“保湿”がデオドラントの近道であったりもするわけです。また、足やボディに角質が溜まるとそれが菌たちのエサになってしまうので、適度に角質ケアもいたしましょう。

ということで、デオドラント視点からオヤジが夏に使いたいコスメをご紹介。前回、いい匂いで演出するフレグランスを取り上げましたが、今回はその前段階、マイナスをゼロに近づける方法をご伝授いたします！

夏のオヤジの救世主、ロクシタンの“ヴァーベナ”シリーズが今年もやってまいりました。ワタクシ、毎年、心待ちにしております。

なかでも欠かせないのはシャワージェルで、清涼感をもたらすメントールと主役のヴァーベナエキスを配合。植物由来洗浄成分がニオイの元となる汗や皮脂をしっかりオフしつつ肌に優しい仕上がりは、さすがココンチです。ボディケア兼デオドラントとして実に優秀なんです。

使うとひんやりな−10℃の冷感は、蒸し暑い朝のシャワーや仕事終わりのジムでのリフレッシュタイム、海帰りの夕方などに最適。ヴァーベナの柑橘系の香りは万人に愛されますからね。

といってもほのかに残る程度なので押しつけがましくないのもよろしいかと。お揃いでシャワー後に使う保湿のボディジェルやオードトワレもありますので、併用も◎です。

頭からの滝汗が気になる──そんな悩みに応えるのが、アリミノの“ミント セラム フローズンエッセンス”。“メントール”と“COOLACT®”の独自ブレンドの“フローズンヴェール処方”を採用し、シャンプーやコンディショナーに混ぜると冷感を得られるというもの。

さらに“サトウキビ液汁エキス”、“ガリカバラ花エキス”、“チャ乾留液”、“シクロデキストリン（保湿）”の4種のニオイケア成分を配合していますので頭皮臭にもアプローチするという頼れるアイテムなんです。さすが、ヘアケアに長けたアリミノさんの高い機能性ですな。

ワタクシが密かに感動しているのが、シャンプーだけでなくコンディショナーにも混ぜることができる点。先に洗い流すシャンプーより、最後に塗布するコンディショナーに混ぜるほうが爽快感が持続します。

こだわりのヘアケアは替えたくないけど、清涼感だけ欲しいという人にぴったり。彼女に「枕がクサイ」なんてイタい指摘をされないように、頭皮のニオイも徹底除去いたしましょ♡

こちらのキールズの“DS パーソナル Dクリーム” は、塗るとクリームからパウダーへ変化する新感覚のテクスチャーを搭載。汗や皮脂を吸着する“コーンスターチ”や角質を柔軟にする“AHA”、肌にうるおいを与える“アロエベラエキス”などを配合しているから、エアコンでごわつく夏肌もしっかりケアします。

で、さらに特筆すべきは背中や腕などのボディはもちろん、ワキの下やなんとデリケートゾーンにまで使えるマルチユース仕様！ ほら、薄着の季節でも蒸れが生じる彼の部位たちにもシャワー後にこちらを仕込んでおけば快適に。

この手のものはプチプラコスメでも見かけますが、大人が使うにはやや疑問ですゆえ。それがこんなメジャーブランドから出ているとは。しかも持ち運びもできる大きさなので、彼女バレせずにスマートに同伴できるのが何ともありがたいことです。

グルカサンダルやビーサンなどオヤジも素足になる季節。何かと人前にさらされますよね？ ワタクシは蒸れやすい革靴を履いたあとや、ジムや温泉、サウナなど不特定多数の人が素足でウロウロする施設を使ったあとは、足のケアに特に気をつけております。

というのも水虫の元になる白癬菌は24時間以内に排除することが大切なので、帰宅したらバスルームに直行して最初に足を洗います。で、そんな時の相棒は、殺菌もできるマーフィーの“薬用フットソープ”。

こちらのフットソープ、殺菌有効成分の“イソプロピルメチルフェノール”を配合しておりまして、ニオイの元となる雑菌を除去してくれます。さらに保湿成分も配合しているので、洗い上がりはしっとり。なんと足裏だけでなく、雑菌の繁殖しやすいワキや首筋にも使えて一石二鳥という優れものです。

水虫で足クサなんて、絶対、嫌われますのでオヤジの皆さま、お気をつけくださいませ。

嗅覚というのは五感の中でも特にプリミティブなもの。というのも原始的な暮らしをしていた頃、スッパいニオイがしたら「腐ってる？」と危険を察知するために使われていたから。

無論、チーズのようにあえて発酵臭を楽しむということもありますが、汗や皮脂が発酵した体臭は現代人にとっては不快です。こんなスメハラ時代に生理的に嫌われたらもう、それでジ・エンド。そんなことにならないよう、日々のデオドラント習慣を身につけ、爽やかオヤジライフを謳歌いたしましょう。

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