【モテる香水4選】「うちの上司、最近いい匂いがして」って言われたいオヤジさんへ

オヤジの皆さま、こんにちは。男性美容研究家の藤村 岳です。先日、レストランでのひとコマ。女子会中でしょうか、「うちの部長、最近いい匂いがして」──という会話を耳にしました。実は、近年、日本でも香水が売れておりまして、きっとそんなトレンドに乗ったオヤジさんなのでしょう。さすがです。

で、これから気温が上がれば汗臭のリスクがアップ。クサいのは論外ですが、かといって無臭もつまらない。夏こそ“香り立つオヤジ”になれるチャンスです。爽やか、グルマン、ちょいスモーキーな夜仕様までと揃った今夏のフレグランス、これらを時間やシーンで上手に使い分ければ“清潔感”と“色気”の両立が可能に。

今回はトレンドに復活してきた“グルマン”系をピックアップしましたので、女子会で話題に上るような“愛され香水オヤジ”を目指してくださいませ♡

この香り、ひと言でいうと“大地の上で淹れた極上の一杯”といった感じ。2006年にジャン＝クロード・エレナが創出した名作「テール ドゥ エルメス」が、より深く、より艶っぽく進化したのがこちらのアンタンス。

今回、香水クリエーション・ディレクターのクリスティーヌ・ナジェルが選んだのは、ベルガモットやバーニングウッド、力強いラバストーンで、そこにほのかに香るコーヒー豆のほろ苦さとほのかな甘さが利いています。オヤジの深みを香りで表すならまさにコレといった名香。

コーヒーの香りですが、深みがあるので朝というよりは昼の街歩きのほうが似合う気が。夕暮れ時、食事に向かう前にひと吹きすれば、「いい匂いですね」なんて言われること間違いなしです。サマースエードのジャケットにこの香り、なんてのが粋。午後から仕掛けるには、こいつがちょうどいいんです。

1965年に初めての男性の香水として登場した伝説の香水「アビルージュ」が夜の顔を纏ってアップグレードいたしました。しかも今回、あのヘネシーとタッグを組んで生まれた一本でして、オヤジの香りとして最適であることをバッチリと保証いたします。

調香師のデルフィーヌ・ジェルクとヘネシー8代目マスターブレンダーのルノー・フィリュー・ド・ジロンドのタッグによる香りは、まさに至福。オーク樽の中でブレンドするという画期的なワザを用いて醸された香りは甘く、でもスモーキーな余韻も残してくれます。まさにオヤジの夜にふさわしい。

バーでグラスを傾けながら静かに香らせるのがツウってものです。小僧ではまだまだ出せない人生のコクと深みを香りで表現しているこちら。オトナの夜を彩る勝負服代わりの一本は、数量限定なのでお早めにゲットすることをオススメいたします。

ジョー マローン ロンドンと老舗テーラーのハンツマン サヴィル ロウのコラボから生まれたシリーズで、ワタクシが一番好きなのはこちら。というのも、“紅茶と柑橘”の組み合わせがすこぶる上品なのです。

瀟洒なマナーハウスでアフタヌーンティーを楽しんでるかのような気分になれる香りとでも申しましょうか。グレープフルーツの爽やかさにアッサムティーのまろやかさが絶妙に絡むんです。やがてマテ茶のハーバルな香りとカルダモンのスパイスがやってきて、単なる爽やかさとは一線を画します。

紅茶というと朝の一杯のイメージがありますが、個人的には晴れた午後に纏いたい。リネンの白シャツとジャケットで風が抜けるテラスデート、そこにこの香りを纏えば完璧かと。暑苦しい夏にふわっと香らせれば、英国紳士を気取れるというものです。

この「Y MEN」のシリーズはモードの帝王と称されました、ムッシュ イヴ・サンローランからインスピレーションを得たもの。深い夜をイメージした限定の「Y MEN ルパルファム」もありますが、この夏、オヤジさんにオススメなのは断然、グリーンアップル、ミント、ベルガモットの爽やか3兄弟が勢ぞろいしたこちら。

親しみのあるウッディでグルマンな香りなら好感度MAXに演出できます。クセがないのに記憶に残る、そんな香りって実はレア。清涼感があって、でも軽すぎないって使い勝手抜群でしょう？

こちらを纏う時間帯というと朝イチからOKでして、ビジネスタイムにもオフのランチにも合う万能系。出勤する前にシュッとひと吹きすれば、会う人みんなから「今日は爽やかですね」と言われること間違いなしです。

香りって、目には見えないのに確実に印象を残すステルスアイテム。今回紹介した4つの香りをTPOで使い分ければ、仕事でも遊びでもできる男の栄誉は欲しいまま。夏こそ香りでオヤジの“格”、上げていきましょう。

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