2025.07.01
【Q2】日焼けしたいオヤジです。キレイに焼くには日焼け止めを塗ったほうがいいのですか?
照りつける太陽の下、紫外線対策もそこそこに日焼けを謳歌してきたオヤジ世代。最近気になっているその頬のシミは、そんな長年のツケかもしれませんよ。そこで、日焼けとシミに関する疑問を掲げ、ウォブクリニック中目黒の髙瀬聡子先生を訪ねました。
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イラスト/STOMACHACHE. 文/大塚綾子 編集/菊地奈緒(Web LEON)
A.日焼け止めを塗らずに日焼けすると色ムラの原因に。汚らしく見える危険も!

髙瀬聡子先生(以下先生) オヤジさん世代に大切なのは清潔感だと思います。ところがシミや日焼けで肌に色ムラがあると、パッと見た時になんとなく汚く見え、清潔感がない印象を与えてしまいますよね。
── シミができやすい所はありますか?
先生 頬や鼻などの顔の中でも高い位置です。ただし、鼻は肌のターンオーバーが早く立体的なので、やはり頬のほうができやすいですね。また手の甲もシミができやすいので、ドライブやゴルフ、ランニングなどが趣味という方も注意が必要。顔だけでなく、手の甲まで日焼け止めを塗りましょう。
── 顔、首、手に年齢は出やすいと言いますよね。スマホのブルーライトでも日焼けすると聞きましたが、本当ですか?
先生 ブルーライトは、実は太陽光にも含まれています。紫外線と同じ光線の一種なので、レベルは違いますが多少の日焼けはします。ただ紫外線と比べると、スマホのブルーライトはさほど強力ではないので、まずは屋外の紫外線対策をしっかりするのが先決です。
先生 長期入院していると、ベッドが窓際にある患者さんは明らかにシミが増えます。それと同じように職場のデスクが窓際にあって、一日中座って作業をしているなら、日焼け止めを塗ったほうがいいですね。ただ休日に家の中でずっと窓際にいることはあまりなさそうなので、私個人としてはそこまで必須ではないと思います。

● 髙瀬聡子(たかせ・あきこ)
1995年東京慈恵会医科大学を卒業。同大学付属病院で皮膚科勤務を経て、2007年美容皮膚科クリニック「ウォブクリニック中目黒」を開院し、総院長を務める。日本美容皮膚科学会会員、日本皮膚科学会正会員。著書に「いちばんわかるスキンケアの教科書」(講談社)、「ゆる美容事典」(講談社)、「気になるパーツのスキンケア2週間速効メソッド」(宝島社)、近著に「お肌は最強の『バリア』です!美容皮膚科医が伝える、<病気>と<老化>を防ぐ肌を育てる方法」(晶文社)。

■ ウォブクリニック中目黒
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