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2018.07.26

夏の宵は本格的なアペリティーヴォから始めよう!

「夏は夜」と、かの清少納言も言いました。そんな夏の夜を活気づけたいなら、アペリティーヴォを楽しまなくっちゃ! “なんちゃってアペ”では満足できないオトナにふさわしい本格派3店舗をご紹介します。

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文/中島 由貴 写真/野頭 尚子

皆さま、真夏の夜をいかがお過ごしでしょうか?
定時を迎えてもまだまだ明るいサマータイム。「今夜も残業」「早く帰宅して家族サービス」もいいのですけれど、昨今の働き方改革にともない、アフター5のありようも少なからず変化してきたようです。ここらでルーティーンを変えて日常にちょっとした刺激を与えてみませんか。
お手本にしたいのがイタリアのアペリティーヴォ。日本で言うハッピーアワーの小腹の空くこの時間帯を夕食までのワンクッションとして、バーや自宅で、食前酒と軽食を楽しむ習慣です。その場にいる人たちと会話を楽しみながら過ごすひと時がイタリア人にとってなくてはならないもののようで。

やってみると、これがなんとも心地よい。だんだんと心のスイッチがオンからオフへと切り替わっていくため、余裕がうまれ、贅沢な気分に。しかも、この時間にしっかりと心をほぐしておけるとエネルギーが補給され、あとの予定に集中できるというメリットも。

帰る前の軽く一杯や待ち合わせ場所としてなど、あなたのライフスタイルにもしっくりとくるはず。ということで、本場に引けをとらない充実したアペリティーヴォを体感できる3店舗を都内で見つけました。

◆ ブルガリ イル・バール(銀座) 

都内最上級のアペリティーヴォを

奥にあるソファ席が横並びに座ってもゆったりとでき、かつガラス越しから銀座の夕暮れを楽しめるため、“デートアペ”のベストボジション。
ミラノの街中では決して味わえない洗練された空間とサービスをもとめ、連日多くのミラネーゼが集うというブルガリ ホテル ミラノの「イル・バール」。なんでも、現地では「アペリティーヴォといえばココ」と言っても過言でないほど親しまれているそう。そんな本格的な本場アペリティーヴォに、東京のブルガリ銀座タワー10階にある「ブルガリ イル・バール」でも出会えるんです。
「アンナマリア クレメンティ(Annamaria Clementi)」ボトル2万7000円(税、13%サービス料別)
イタリアトップクラスのワインメーカー、カ・デル・ボスコによるフランチャコルタ。長い熟成に関わらず驚くほど持続する新鮮さが楽しめます。気品ただよう美しい金色と、花やバニラを思わせる長い余韻が特徴的。
こちらでいただくなら、やはり、イタリア最高峰のスプマンテ(シャンパーニュと同様、瓶内二次発酵でつくられたスパークリングワイン)であるフランチャコルタを(フランチャコルタとアペの関係性については、こちらもどうぞ)。
なかでもイタリア屈指と称されている最高級品「アンナマリア・クレメンティ(Annamaria Clementi)」をぜひ。アペリティーヴォではなかなか出会えない逸品のため、「ねえ、このフランチャコルタ知っている?」とさらりと話しながらデートのプロローグを祝えば、その日の成功は約束されたも同然です。
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「アンナマリア・クレメンティ」にふさわしい洗練されたピッコリ・モルシ(軽食)。
一般的なアペリティーヴォといえば、ドリンクを注文し、店内にある数種類の軽食をブッフェのように自由にとっていただくというスタイル。ですが、ミラノもこちら東京の「ブルガリ イル・バール」も、レストランのように席までお料理をサーブしてくれます。実は、ミラノではこのスタイルが新鮮であるとブルガリ ホテル ミラノの「イル・バール」を一躍有名にしたそう。
東京では、17:00〜21:30(L.O、月〜土)のアペリティーヴォの時間に合わせて、ピッコリ・モルシ(軽食)のメニューがオーダー可能に。高級店の味をリーズナブルな価格でいただけるのもうれしいもの。では、早速、おすすめを持ってきていただきましょう。
いまなら、季節限定でいただける「プロシュートと旬のフルーツ」が「アンナマリア・クレメンティ」にはぴったり。互いの美味しさを高めあう一流同士の味の組み合わせは、まさに恋するふたりを励ます最強のペアリングです。もうひとつ、「サルシッチャ ミニハンバーガー」は通年楽しめるとあって、多くのファンをもつお店の人気定番メニューということですので、こちらも必食いただきたく。
下の階にある「イル・リストランテ ルカ・ファンティン」からの吹き抜けのすぐ側のこちらは、落ち着いた店内にいながらも開放感を楽しめる、気軽なおしゃべりなどにもってこいのシート。
さてアペリティーヴォのドリンクといえばスプリッツがミラネーゼにとっての定番。オレンジ色のハーブ系リキュールの「アペロール」をメインに、プロセッコ、強い炭酸水、氷、オレンジのスライスを合わせるのが王道のレシピです。こちらでは、「クアドラ」のフランチャコルタを使い、「アペロール」とソーダでつくられているそう。ちなみに、お酒を注文するとチップスやオリーブオイル、ナッツといったスモールスナックが付いてきます。
これから距離を近づけたいというデートの時やひとりでゆっくりと過ごしたい時なら、開放感のあるテーブル席を選んでみては? 
ディナーの予約が遅い時間しか取れなかった時や、外国人を和食で接待する前の粋なおもてなしとしてなど、銀座という土地柄を利用したさまざまなシチュエーションで使えます。ということは、「ブルガリ イル・バール」のアペ使いを知っていると、オトコとしての差がつくというワケです。

◆ ブルガリ イル・バール

住所/中央区銀座2-17-2 ブルガリ銀座タワー10F 
TEL/03-6362-0510
営業時間/月〜土11:30-23:00(L.O.)、日祝、連休最終日は11:30〜18:00(L.O) 
定休/不定休

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◆ アペリティーヴォ 恵比寿 

本場を思わすフレンドリーな心地よさ

本場イタリアの空気が流れるような、居心地のいい「アペリティーヴォ 恵比寿」のカウンター
恵比寿の五差路の一角にある素敵なお店。名前は「アペリティーヴォ」。直球な名前からもわかるとおり、アペリティーヴォを大切にするイタリアンバールです。なんでもオーナーが3年間イタリアで過ごしたことを機に、食前酒とおつまみで夕方からおしゃべりを楽しむイタリアらしい陽気なアペリティーヴォの文化を日本でも広めたいと、2009年にスタートしたんだそう。
そんなワケで、店内には壁を向いた席や仕切りなどが一切ない、気持ちのいい空気が流れています。着席したら、さあ、お待ちかねのドリンクと参りましょう。イチ押しはこちらでも人気のアペロールにソーダを加えた「スプリッツ・コン・アペロール」。そして、プロセッコにエルダーフラワーのシロップと炭酸を合わせレモンとミントを添えた「ウーゴ」や、無農薬レモンでつくる「国産皮ごとレモンサワー」のシュワシュワの3種です。
こちらにはイタリアンワインだけでなく、カクテルやウイスキー、日本酒までそろっています。が、まずはミラネーゼにならって「スプリッツ・コン・アペロール」で乾杯していただきたいところ。で、日本が恋しくなってきたら「国産皮ごとレモンサワー」など、自由な気分で飲み進めながらアペリティーヴォの楽しさにどっぷり浸るのが正解です。
グラス片手にカウンターに座っていると、目を奪われて仕方ないものが……。ショーケースにずら〜〜りと並ぶお惣菜が、こちらを誘惑してくるではありませんか。うれしいのは、日替わりで10種類前後は常時あるという多彩なバリエーション! この日は、フリッタータ、アランチーニ(ライスコロッケ)、桃と生ハム、りんごとゴルゴンゾーラや塩麹チキンのレモンのピザなど全部で15種類が顔をそろえ、そのどれもが美しくておいしそう。
内容はおまかせで、ひとり900円(税別)払えば、5、6種類前後のアンティパストが味わえます。

お酒と料理の満足感に加え、スタッフたちの気持ちのいい笑顔があふれる開かれた雰囲気なので、アペ初心者でも充分たのしく過ごせることお約束いたしますよ。

◆ アペリティーヴォ 恵比寿

住所/東京都渋谷区恵比寿西2-8-8 ウエストエビスビル 1F
TEL/03-6416-1899
営業時間/月〜金12:00〜15:00(L.O. 14:30)、月〜日・祝 18:00〜24:00 (L.O.食事23:00、ドリンク24:30)
定休/不定休

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◆ エネコ バル(六本木) 

ふらりと立ち寄れる美食アペ

スタッフとの会話を楽しみにくる近所の常連客や、夕食までのおやつ代わりに訪れるパパ&子のペアなどアットホームな利用者も多いそう。
最後は、ところ変わって(気分は)スペインに。街にたくさんあるバルに、スペインでは朝から夜まで何度でも立ち寄る習慣があります。もちろん、タパスをつまみに一杯やるアペリティーヴォ同様の使われ方も一般的。
で、ぜひお耳にいれたいのが、ピンチョスバー「エネコ バル」です。先にオープンしたレストラン「エネコ東京」は、ミシュラン3つ星をもつ「アスルメンディ」のシェフ、エネコ・アチャ・アスルメンディがオープンさせたとあって開店直後から話題になりましたね。
そんなレストランの味をより気軽に味わえる「エネコ バル」ですもの、バスクさながらのピンチョスをはじめとしたタパス料理とスペインのスパークリングワインのカヴァを片手にアペするのに最高の場所なんです。
スペインで泡といえばカヴァですよね。こちらでアペするなら、カヴァでは珍しくシャルドネを加えたしっかりした味わいの「グランバック(Gran Bach)」がベストチョイス。そして、この癖がなく爽やかな酸味のあるカヴァには、同じく心地よい酸味が相性のよいイワシのピンチョスと「ヒルダ」が通のペアリングです。
仕事仲間やデート利用にももちろん使っていただきたいですが、ひとりで楽しみたいアペリティーヴォならこちらは絶好。ふらりと立ち寄れる雰囲気があるので、カウンターに座りスタッフとの会話に花を咲かせるもよし、通りに面したスタンディングテーブルで本やPCを相棒にしっぽりと夕涼みをするもよし、古くから知っている馴染みのお店感覚で訪れてみていただければと。
ご覧ください。こんなにもにぎやかに種々のタパスがカウンターに並んでいるんです。よ〜く見ていると、花びらやエモーション(乳化させたソース)が添えられていて、なんと色あざやかなこと! これは本国「アスルメンディ」のシグネチャーをココ「エネコ バル」でも取り入れているからだとか。本場さながらなのは、料理の味だけでなく見た目も。そのこだわりが五感を刺激するのか、タパスを通してバスクを強く感じることができます。

キリッと冷えたカヴァに合う、本場バスクの美味、そしてスターシェフ監修のお料理を気兼ねなく味わえる至福のアペリティーヴォに、グルメなあなたならきっとハマってしまうはず。

◆ エネコ バル

住所/東京都港区西麻布3-16-28 TOKI-ON西麻布
営業時間/17:00~22:00(L.O.21:30)
定休日/月曜、年末年始、土日祝
TEL/03-3475-4122(受付時間:11:00 ~ 20:30)

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