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2018.02.19

ほかほか肉まんで楽しむオトナの買い食い

暦の上では春なのに、いまだ寒い毎日。身も心もほっこりさせてくれる肉まんが恋しくありませんか? ということで、わざわざ買いに行く価値のある肉まんや、その製法の秘密を取材してきました。ぜひ、ご賞味あれ。

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文/T.Kawata 撮影/小澤達也

立春を過ぎたとはいえ、大雪も降るなど、まだまだ寒い日が続きます。そんな凍えそうなデート中のふたりを暖かく、そして笑顔にしてくれるもの。それが肉まんです。フワーッと上がる湯気と美味しそうな香りだけで、気分もほっこり。違う味を分け合うもよし、ふたりでひとつを分け合うもよし。今回は東京を代表する人気店2軒から名物をご紹介します。

60年以上の歴史を持つ東京発肉まんの老舗

寒い季節、コンビニでも当たり前に手に入る肉まん。ですが、オトナならば、肉まんにも妥協をせず、本物を知っておいてソンはないでしょう。まずは創業昭和32年! 60年以上の歴史を持つ「神楽坂五十番」から参りましょう。もともと、中華料理店だったこちらの肉まんは、開店当初、苦しかった経営を支える苦肉の策として先代が始めたもの。はじめはあまり売れなかったけれど、辛抱強く製造販売を続けたところ、約10年経ったころに雑誌に紹介され、大人気になったそうです。今回は、昨年12月にオープンしたばかりの新店舗「神楽坂五十番総本店」へ、いざ。
オープンして間もない神楽坂五十番総本店。メニューはテイクアウトのみ。その場で蒸したものと、自分で蒸す冷蔵のものを選ぶことができます。
オープンして間もない神楽坂五十番総本店。メニューはテイクアウトのみ。その場で蒸したものと、自分で蒸す冷蔵のものを選ぶことができます。

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外から見えない肉まんの中身を徹底解剖!

目移りしてしまう充実のメニューです。

店長の坂野聖太さんに、神楽坂五十番の肉まんの特長を聞いてみました。「昔の神楽坂周辺には工場が多くて、工場勤務の人たちが手早く食べられるものとしても人気があったそうです」。そうした時代をいまに伝える一例が、現在も販売中の「純正肉まん」。こちらは国産豚肉のひき肉だけを使用し、野菜は一切入っていません。それも工場で働く人たちの好みを反映した名残なのです。また、バラエティ豊かなメニューが並ぶのも、神楽坂五十番の特徴。とにかく、充実の品揃えですから、選ぶのに困っちゃう。そんな方の一助として、神楽坂五十番総本店の人気メニュー、ベスト5を発表しましょう。
どうです? 肉まん、あんまんは当然ながら、椎茸まん、チーズ肉まん、海老チリまんと個性的な面々が揃っています。また、大丸東京店など百貨店のものも含め、2~3か月に一回は新作が登場。現在は鹿児島県の農業、畜産を応援しようと、鹿児島県産黒毛和牛を使った「牛すき焼きまん」なんてユニークなメニューもあるんですよ。

◆ 神楽坂五十番総本店

住所/東京都新宿区神楽坂4-3
お問い合わせ/03-5228-8450
営業時間/11:00~20:00
定休日/無休
URL/www.50ban.jp

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世田谷ドライブの際には忘れちゃいけない名店

台湾の秘伝の味を伝える世田谷の名店

さて、次に向かったのは世田谷区。東急世田谷線の世田谷駅と上町駅の中間あたりにある「鹿港」(ルーガン)です。こちらは2003年のオープン以来、地元だけにとどまらず、遠方から買いに来る人が絶えない人気店。
鹿港のオーナー、小林貞郎さん。台湾で肉まんの魅力を知り、日本で広めるべく修業した経歴の持ち主です。
鹿港のオーナー、小林貞郎さん。台湾で肉まんの魅力を知り、日本で広めるべく修業した経歴の持ち主です。
オーナーの小林貞郎さんは台湾の振味珍というお店の肉包(肉まん)の味を継承した人物。聞けば、最初、小林さんは日本語教師として台湾に行ったそうです。ところが、振味珍の肉包が忘れられず、何度も足を運んで弟子入りを許してもらい、2年間の修行ののち、門外不出の味を日本に持ち帰ったというからおもしろい。

こちらの定番は、肉まん、あんまん、まん頭(とう)、黒糖まん頭(とう)の4種類。このほか、取材時にはカレー肉まん、辛口肉まんなどがありました。お店はテイクアウトのみで、蒸したてか、持ち帰って自分で蒸すか選ぶことができます。

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名店の肉まんができるまでをレポート

老港の肉まんができるまでを追ってみた

朝9時に開店するやいなや、お客さんがひっきりなしに訪れて、地元での人気ぶりをうかがわせます。そんなお忙しい中、今回、LEON取材班は、製造過程を拝見させていただけることに。厨房をのぞくと肉まんは目まぐるしい慌ただしさの中で、黙々と作られていました。では、鹿港の美味しさの秘密に迫ってみたいと思います。

きめが細かい皮の食感が美味しさの秘密

小林さんに台湾の肉まんの特徴をお尋ねしたところ、ポイントは皮にありました。
「鹿港で行う機械で何度もこねる作業は、台湾でもする店としない店があります。最近は台湾でも行うお店が増えてきましたね。讃岐うどんはコシを出すために、生地を足で踏んだりしますよね。この押しつぶしてこねる工程には同じ効果があるんです。ただソフトなだけじゃなくて、コシが重要です」。
確かに鹿港の肉まん、あんまん、まん頭の独特の食感と風味は新鮮でした。

さて、今回は東京を代表する肉まんの名店をご紹介いたしました。ほっこりしたいお相手が寒そうにしていたら、一緒にパクついてみてはいかがですか?

◆ 鹿港(ルーガン)

住所/東京都世田谷区世田谷3-1-12
お問い合わせ/03-5799-3031
営業時間/9:00~(なくなり次第終了)
定休日/木曜、第2・第4水曜(7、8月は毎週水曜と木曜)
URL/www.lu-gang.com

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