いま熱い！ 日本ワインはラグジュアリーホテルで【白ワイン編】

突然ですが、日本ワインと国産ワインの違い、ご存知ですか？　2015年に国税庁から「ワイン法」という法律が施行され、国産ぶどう100％を使用して国内製造されたものを「日本ワイン」として区別することになったのです。

ワインはぶどうで9割味が変わるといわれる繊細なお酒。海外で育ったぶどうで造る国内製造ものとの違いが明確になれば、味わう楽しみも深まるはず。また、日本で栽培されるぶどうは、定番の外国種から日本固有の甲州種、マスカット・ベリーA種まで多品種で、気候風土も全国で大きく異なるため仕上がりはバラエティ豊か。ゆえに和食からフレンチ、中華までどの料理にも合わせやすく相性も抜群なのです。

日本ワインの味わいは国内外で高い評価を受けレストランを複数もつラグジュアリーホテルでも力を入れている様子。個々のワインの特性を生かしながら古今東西の料理に合わせ、旬に敏感な一流ソムリエが選んでくれる楽しみは、ホテルならではといえるでしょう。ここでは、各レストランで楽しめる日本ワインの白をご紹介します！

日本を代表するトップソムリエ森氏による厳選セレクト
モダンフレンチと日本ワインのマリアージュを楽しむなら、女性醸造家が甲州市でぶどう栽培から手がけるキスヴィンワイナリーの代表作を。辛口でクリーンな味わいは、繊細なフレンチにベストマッチ。

日本ワインの産地でも珍しい九州産を堪能
豊富な銘柄が揃うガーデンラウンジは、熊本県山鹿市菊鹿で栽培されたシャルドネを樽熟成した熊本ワインを推薦。成熟した果実味や樽のバニラ香が特徴。夕方に始まるワインラウンジは狙い目！

広東料理と日本ワインのペアリングも楽しめる
中国料理のヘイフンテラスは、サントリー登美の丘ワイナリーシリーズの白をセレクト。甲府盆地の登美の丘にある自社畑で栽培したシャルドネを使用した、シーフードや白身の肉にも負けない厚みのある1本。

外国人客も喜ぶ、個性豊かな品揃えが魅力
日本料理 和田倉は、一粒ずつ丁寧に手摘みされたリースリング種を熟成させた、トップクラスの貴腐ワインをセレクト。芳醇な香りと蜜のような濃厚な甘みで、ぶどうの味わいを存分に楽しめます。

四季折々の日本料理とのマリアージュを堪能
会席、寿司、天ぷら、鉄板焼が揃うひのきざかは、日本料理全般と相性のよい甲州種をシュール・リー製法で醸造した白をセレクト。創業120年の名門ワイナリー、丸藤葡萄酒工業が誇るルバイヤートシリーズ。

一流ダイニングを有する帝国ホテルこだわりの1本
和食はもちろんフレンチにも合う華やかな香りの白ワイン。帝国ホテルのソムリエが甲州種に特化した勝沼醸造と共同でブレンドしたこだわりの1本でホテルショップ「ガルガンチュワ」でも販売中。

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