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2017.10.08

秋のクラフトビールは、醸造所併設の「ブリューパブ」が新しい!

ビールはぬるめの燗がいい? 秋だからこそおいしい濃厚クラフトビール、あります。

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文/真下 武久
撮影/國田 茂
ひとつのエリアに数軒、多いところでは10軒以上がひしめくほど、今やすっかり日本の酒シーンにも定着したクラフトビール専門店。いざクラフトビールを飲もうと思っても、どこで飲んだらいいのか迷ってしまうのが正直なところ。

そこでキーワードとして押さえておきたいのが、ブリュワリー&パブ。日本ではブリューパブ(あるいはブルーパブ)と略されますが、店内にブリュワリー(醸造所)を併設しているパブやバーのことを指します。

つまりは目の前で醸造された出来たてホヤホヤ(実際は冷えてますが)のビールを、その場で飲めちゃう夢のような場所ってこと。ひと口にクラフトビールといえど、夏には夏の、秋には秋のおいしさがあるというわけで、秋においしい濃厚でクリーミーなクラフトビールを探して、都内でおすすめブリューパブ3軒をナビゲートします!

メイド・イン・銀座のできたてクラフトビールを生で味わう

◆ ブリューインバー主水

ブリューインバー主水
一軒目にご紹介するのは「ブリューインバー主水」です。実はコチラの前身は銀座で30年の歴史を持つ名門オーセンティックバー。2016年に歴史ある佇まいはそのままに、グッとカジュアルダウンしてビアバーとしてリニューアルオープンしました。さらにはもともとパーティールームだった場所を自家醸造所に改装し、今年4月からオリジナルビールも手がけているのです。

ブリュワーは、この道20年以上の榊弘太さんと、元大手電機メーカーのエンジニアだったという小野寺洋一さんというユニークなコンビ。醸造タンクが1基80ℓと小規模だからこそ、大手のビールメーカーがやらないような大胆な冒険ができるのだとか。

14種類のタップビールを提供するうち、6~8種類が自家醸造のオリジナル。醸造にも携わるバーテンダーの児玉亮治さんは「ブリューインバー主水」のビールをこう説明します。
「クラフトビールというと個性を全面に押し出したビールが多いのですが、我々が目指したのは、やり過ぎないクラフトビール。銀座の店ですから、銀座の日常に溶け込むようなスマートな味わいを心掛けています」

そうそう、ブリュワーの榊さんと小野寺さんはその日の作業が終わると、そのままバースペースでビールを飲んでいることもあるそう(だいたい毎日いるらしい)。偶然にも隣で飲んでいたら、ブリュワー自らが醸造所を案内してくれる、なんてミラクルがあるかもしれません!

◆ BREWIN’ BAR MONDE(ブリューインバー主水)

住所/東京都中央区銀座8丁目11-12 正金ビル B1階
お問い合わせ/☎03-3574-7004
営業時間/14:00~23:00
定休日/日・祝
URL/http://www.brewinbar.com/

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ビールをホットで!? まだまだある、ユニークなブリューパブ

シーンによって、1階のビアバーと7階のダイニングを使い分け

◆ Y.Y.G.ブルワリー & ビアキッチン

Y.Y.Gブルワリー & ビアキッチン
続いてご紹介するのは、新宿駅からも代々木駅からも徒歩圏の「Y.Y.G.ブルワリー & ビアキッチン」。実際に足を運んでみると驚かされるのですが、建物の1階部分がガラス張りになっていて、そこに醸造用のステンレスタンクやボイラーがずらりと並んでいます。まさに目の前がブリュワリー(醸造所)という、なんとも贅沢なロケーションです。

オリジナルビールは常時5~6種類をラインナップ。新宿ペールエールと代々木アンバーエールがレギュラーメニューで、その他は季節や仕入れ状況、あるいはブリュワーである山之内圭太さんと伊ヶ谷太郎さんの気分によって、どんどん変わっていきます。2016年4月のオープン以来、これまでに50種類以上のビールを生み出し、今年は国際大会で4つの賞にも輝いたとか。

仕込みは週1回、毎週日曜日。つまり日曜日のデイタイムに訪れれば、目の前で醸造している様子を見ながら、そこで造られたクラフトビールが飲めちゃうってワケです。

また1階のバースペースとは別に、7階にはビールとのペアリングを意識した料理が楽しめるダイニングを併設。1階と7階では雰囲気もビールのラインナップも違うので、1階のバーで待ち合わせて、7階のダイニング(夜景がキレイ)に流れる、なんて使い方もアリです。
歌舞伎町インペリアルスタウト
秋から冬にかけて人気が出るという、歌舞伎町インペリアルスタウト。800円(180ml)
秋にオススメの濃厚クラフトビールを訊いてみると、歌舞伎町インペリアルスタウト、という答え。バニラビーンズとオークチップを使用し、濃厚なスタウトにさらなる深みと複雑さを加えた一杯です。10月18日からは、同じく濃厚系の新作、ニューイングランドIPAもお目見えするそうです。
あれ? コーヒー?と思いましたが、なんとこれはホットビール。冬には、歌舞伎町インペリアルスタウトをホットで飲むという裏ワザも! デザートとともに〆の一杯として隠れた人気だそうです。

◆ Y.Y.G. Brewery & Beer Kitchen(Y.Y.Gブルワリー & ビアキッチン)

住所/東京都渋谷区代々木2丁目18-3 オーチュー第一ビル 1階/7階
お問い合わせ/☎03-6276-5550
営業時間/17:00~23:30(月~金)、12:00~23:30(土・祝)、12:00~21:00(日)
定休日/無休
URL/http://www.yygbrewery.com/
※L.O.は閉店の30分前
※7階のダイニングの営業は18:00~23:30(月~金)、12:00~23:30(土・祝)、日曜定休

イギリス伝統のエールを飲むなら、浅草のイングリッシュパブへ!

◆ カンピオンエール

カンピオンエール
2013年にオープンし、ブリュワリー&パブという業態の先駆者としてシーンを牽引してきたのが、西浅草に居を構える「カンピオンエール」。オーナーはアイリッシュ系イギリス人のウィリアム・ジェームスさん。

10年前に日本に住みはじめたジェームスさんは、日本に英国伝統の本物のエールがないことを知り、「自分でエールを造ってしまおう」と一念発起。イギリスに戻り、醸造専門学校でビールの醸造を学び、再び来日して「カンピオンエール」をオープンさせました。

というワケで、ビールは正統派のイングリッシュスタイル。モルトもホップも酵母もすべてイギリスから取り寄せるこだわりよう。仕込み水だけは企業秘密のひと手間を加えて、日本の軟水をイギリスと同じ硬水に変えてから使用しています。

「アメリカのクラフトビールはホップがフレーバーの核になりますが、イギリスのエールはモルトが主役。モルトのナチュラルな甘味とほどよい苦味を感じながら、時間をかけてゆっくりと味わってください」とは、マネージャーの濱崎紘行さん。濱崎さんもロンドンとリーズのパブで働き、イギリス伝統のエールに魅せられてしまった一人です。

「エールはイギリスの寒冷な気候に合わせて発展してきたビール。もちろん一年中お楽しみいただけるのですが、秋から冬にかけてが、エールがもっともおいしく感じられる季節です」

◆ CAMPION ALE(カンピオンエール)

住所/東京都台東区西浅草2丁目2-2
お問い合わせ/☎03-6231-6554
営業時間17:00~23:30(月~金)、12:00~23:30(土・日・祝)
定休日/無休
URL/http://www.campionale.com/jp/
※L.Oは30分前
●真下武久/エディター&ライター

ライフスタイル誌、企業広報誌、ウェブマガジンなどで、旅、カルチャー、食、ワイン&リカーといったジャンルをメインに活動中。バー&カクテルファン向けのウェブマガジン『Drink Planet』のエディトリアルディレクターも務める。

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