2017.10.10
乾杯は「とりあえずビール」じゃなくて「とりあえずシードル!」
- CREDIT :
文/真下 武久 撮影/國 田茂

欧米のサイダーカルチャーが日本へやってきた!
ここでは日本人にもっとも馴染みが深いフランス語の「シードル」という呼び方に統一して話を進めていきましょう。
さて、このシードル、今、ロンドンやNY、LA、ポートランド、シドニーといった欧米の大都市で、ちょっとしたトレンドになっているのをご存じでしょうか?

日本でもビールやシャンパンの代わりに「とりあえずシードルで!」というヘルスコンシャスな人(特に女性!)が増えているのだとか。
小野さんによると、シードルには大きく分けて2つのタイプがあるとのこと。ひとつはビール代わりにゴクゴク飲める系。国でいうと、イギリスやアメリカなど。そう、ビールの国のシードル(サイダー)はビール代わりに飲めるってことです。もうひとつはワインのような風味やコクがある味わい系。国でいうとフランスやスペイン、日本の国産シードルもこちらに分類されるものが多いそうです。
というワケで、シードルのタイプ別に、デートに使える(つまりは女性が喜ぶ)シードルのお店をご紹介していきましょう!
待ち合わせの一杯に、クラフト系のハードサイダー!

コンセプトはアメリカ西海岸の普段使いのベーカリーというだけに、バックヤードで職人が焼き上げたパンとともに、カジュアルに楽しめるシードルをそろえています。

さらには本日の生サイダーと題して、季節ごとにオススメのドラフト(生)シードルも用意しているので、ぜひコチラも試したいところ。

最初の一杯はベーカリーでシードルを。そんな意外なアプローチからデートをはじめてみるのも今どきかもしれません。

◆ Crossroad BAKERY(クロスロード ベーカリー)
住所/東京都渋谷区恵比寿西1丁目16-15 1階
お問い合わせ/☎03-6277-5010
営業時間/8:00~23:00 (L.O.22:00)
定休日/無休
URL/http://crossroadbakery.com/
強いお酒が苦手という女子には、味わい系のシードルを!


「たとえばフランスなら田舎の牧草地を想わせるような素朴さが魅力。小さなリンゴ農家の方が強いこだわりを持ってつくっているようなケースが多いですね。それに対してスペインはラテン気質の男っぽい印象。発酵の段階でできるヴィネガーのような酸味がクセになる味わいです。また国産モノは食用のリンゴを使用しているのでクリアな果実味をお楽しみいただけます」

藤井さんは今年9月にスペイン・アストゥリアス州に買いつけに行ってきたばかり。10月後半には現地のレアなシードルがお店に届くそうなので、それを口実に彼女をシードルデートに誘ってみてはいかがでしょう?

◆ Eclipse first BAR & SIDRERIA(エクリプス ファースト バー&シドレリア)
住所/東京都千代田区鍛冶町2丁目7-10 廣瀬ビル1階
営業時間/15:00~24:00
定休日/日曜
お問い合わせ/☎03-3525-8653
● 真下武久 / エディター&ライター
ライフスタイル誌、企業広報誌、ウェブマガジンなどで、旅、カルチャー、食、ワイン&リカーといったジャンルをメインに活動中。バー&カクテルファン向けのウェブマガジン『Drink Planet』のエディトリアルディレクターも務める。