「料理はクリエイティブ」と申します。
いやはやビックリいたしました。何がって、今回の「かに玉のせクリームパスタ」のこと。本誌と連動しているこちらのウェブでは、料理連載「モテるオヤジの簡単クッキング」でご紹介したレシピをスピンオフさせておりまして、7月号のお題「かに玉」をアレンジして「どんな新しい料理を作りましょ?」という流れから“パスタ”に行き着いたわけです。作る人の発想ひとつで、料理というものは軽々と国境を超える。まさにクリエイティブだと感心させられました。特にこのかに玉は、バターや生クリーム、チキンブイヨンなどを用い、フレンチの技法で作られているため、クリームパスタとの相性はすこぶるよろしい。そのものズバリ「かに玉パスタ食べない?」とお誘いすれば、「えっ、なにソレ!?」と淑女の関心を引くのは間違いないかと。
今回の料理人はこちら
梶間 稔さん
パリの星付きレストラン「アルページュ」やランスの「ボワイエ(レ クレイエール)」などで勤務した経験を持つフランス料理の匠。青山の隠れ家的レストラン「ダイニズテーブル」のオーナー・岡田大貮氏との出会いが巡りめぐって2015年4月から同店の厨房を取り仕切り、フュージョンではなく、フレンチの料理人だからこそ作れるダイニズテーブルの新中華料理を提案しています。
Step 01 “ダイニズテーブル流かに玉”を分解する
梶間シェフが提案するかに玉「タラバ蟹のソテーとスクランブルエッグ」(※作り方は本誌7月号P.235をご参照ください)をよく和えます。
Step 02 クリームパスタの上に乗せる
パスタのクリームソースを作りましょう。よく熱したフライパンにサラダオイル(大さじ1)を引き、薄くスライスしたマッシュルーム(6個)、オニオン(1/2個)を炒めます。そこに生クリーム(200cc)、白ワイン(20cc)、塩(少々)を足して煮詰め、最後にパルメザンチーズ(20g)を加えたら完成。ゆであがったパスタとよくからめて皿に盛り、さらにその上に01のかに玉をトッピングします。
Step 03 緑を添えれば完成
ディルなどの緑をあしらえば、見た目がぐっと引き締まって“おモテなし顔”になりますぞ。
「ダイニズテーブル」でいただける“かに玉”の作り方については、現在発売中のLEON7月号P.234をご参照ください。
写真/長谷川 潤 文/甘利美緒
大人の隠れ家でフレンチのロジックと技法で再構築した中華料理を
大人の隠れ家でフレンチのロジックと技法で再構築した中華料理を
住所/東京都港区南青山6-3-14 サントロペ南青山 B1F
営業/11:30〜14:30 L.O、17:30〜22:00 L.O 日曜休