2025.11.09
【第87回】 パリのラーメンとデザート
2025年、晩秋に訪ねたパリの「ラーメン&デザート」最前線!
日本初の料理評論家、山本益博さんはいま、ラーメンが「美味しい革命」の渦中にあると言います。長らくB級グルメとして愛されてきたラーメンは、ミシュランも認める一流の料理へと変貌を遂げつつあります。新時代に向けて群雄割拠する街のラーメン店を巨匠自らが実食リポートする連載です。
BY :
- 文/山本益博
- CREDIT :
写真/山本益博 編集/森本 泉(Web LEON)

個性豊かなラーメン専門店が増えたパリを訪ねると
でも、侮ってはいけない。昼の12時半に予約して出かけ、野菜のデザートまで美味しく食べ、最後のアンフュージオン(ハーブティ)をいただいて、時計を見ると午後3時半を廻っていた。テーブルについて、ワインを飲みながら野菜料理を食べ続けると、かなりお腹はいっぱいになる。

パリに住まわれている俳優の杏さんが、YouTubeでラーメンを紹介していた。それが「YATAI RAMEN Chateaudun」の「フォアグラ、トリュフ入り」のパリならではのラーメンである。






※次回(11月23日)に続きます。

● 山本益博(やまもと・ますひろ)
1948年、東京都生まれ。1972年早稲田大学卒業。卒論として書いた「桂文楽の世界」が『さよなら名人芸 桂文楽の世界』として出版され、評論家としての仕事をスタート。1982年『東京・味のグランプリ200』を出版し、以降、日本で初めての「料理評論家」として精力的に活動。著書に『グルマン』『山本益博のダイブル 東京横浜&近郊96-2001』『至福のすし 「すきやばし次郎」の職人芸術』『エル・ブリ 想像もつかない味』他多数。料理人とのコラボによるイヴェントも数多く企画。レストランの催事、食品の商品開発の仕事にも携わる。2001年には、フランス政府より、農事功労勲章(メリット・アグリコル)シュヴァリエを受勲。2014年には、農事功労章オフィシエを受勲。
HP/山本益博 料理評論家 Masuhiro Yamamoto Food Critique

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