健康志向のオヤジさんも、美容に敏感なあのコもうれしい! 和と融合したフレンチ

コースを最後まで美味しく、楽しくいただけるフランス料理── それが、ザ・ペニンシュラ東京の最上階(24階)にある新生「Peter」です。おっと、誤解しないでくださいね。量が少ないってことじゃありませんよ。ほど良い分量で、日本の食材や和の技法を積極的に用いた、やさしく繊細な味わいを実現しているのです。バターや砂糖などは極力控えているっていうのも、オヤジさんにうれしいだけでなく、女性を誘いやすいポイントかと。



和とフレンチが融合したディッシュはどれも、胃袋にやさしいのはもちろん、「こう来たか!」と舌を巻くほどのケミストリーに胸が高鳴ります!

高温の油でウロコを揚げ焼きにすることで、松ぼっくりのようにウロコが立ち上がる美しい仕上がりを実現する“松笠焼き”は、ウロコを取り除くことが常識とされるフランス料理の概念を覆すもの。この大胆さと繊細さを持つ和の技法に深く感銘を受け、料理に取り入れているのだそう。
フレンチスタイルのソースにも、酢橘、日本酒といった和の風味を加味されていて、心憎い限りです。

「メインは軽やかに食べていただきたく、和牛は赤身中心のあか牛を選びました」とダコスタ・シェフ。そのあか牛は、表面を高温で焼き上げて香ばしい焼き色をつけた後、オーブンでじっくりと火を通すことで、肉の旨みを閉じ込めながら均一に焼き上げているのだとか。
丁寧に仕上げた赤ワインソースに、甘みの強い京人参を合わせるというエスプリも効いています。

「私は日本の文化が大好きですが、なかでもいちばん好きなのが金継ぎなんですよ!」と、ダコスタ・シェフ。白い器と一体化しているクリスピーなミルクのディスクを割ると、ブルゴーニュの赤ワインでコンポートした和梨と、ラ・フランス(洋梨)のソルベが顔をのぞかせます。サッパリとした甘みの果実が口の中で溶けながらスルスルと食べられていまう一品。金継ぎとは逆の発想で、壊していただく発想も楽しい!

◾️ Peter(ピーター)
住所/東京都千代田区有楽町 1-8-1 ザ・ペニンシュラ東京 29F
営業/ランチ11:30〜14:00(L.O.13:45)、ディナー17:30〜22:00(L.O.21:00)
料金/ディナーコース「デパール」(6品)1万7000円、「ヴォヤージュ」(7品)2万1000円、「デスティナシオン」(7品)3万2000円
※税・サービス料込み
※メニューは、季節によって変わります
予約・お問い合わせ/TEL03-6270-2888
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