スコットランドが生み出した今最も注目されているジン
となると誰が造った、どのブランドのジンなのか。この選美眼が重要になります。香りの立ち方、カクテルにした時の存在感、ジンはとてもエレガントな味わいゆえ、そもそものポテンシャルが気になってくるのです。
この数年、アジアでも特に人気エリアのバーやラウンジでは「ヘンドリックス ジン」が別格扱いです。
2種類の単式蒸留器を使用、浸漬、蒸留、ブレンドという独自の製法工程によって完成します。ポイントは11種類のボタニカルと仕上げに加えるバラの花びらから抽出したオイルとキュウリのエッセンス。香りのダイナミックさに驚くことでしょう。
テクニックのあるバーテンダーならオリジナルのカクテルを作り出せる勢いです。
個人的には口の中を氷で冷やしたところにストレートのまま一口。広がる香りを楽しめる最上の飲み方です。余韻の長さとアルコールの豊かさに酔いしれることができると思います。
このめくるめく香りに包まれることを尊重するのならば、ツマミ系はあえて香りの要素のものを。1ミリにスライスしたキュウリなど、いかがでしょうか。
相乗効果、という言葉がしっくりくると思います。
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三陽物産
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藤崎聡子●ワインスタイリスト。
年末年始はシャンパンのマグナムを飲み比べる機会に。どのように保存されていたか、これがとても重要であると再認識。2016年ワールドツアーの裏テーマはマグナムリサーチに決定。まずはソウルの専門店へ。