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2023.12.18

ミシュラン1つ星に輝く「グッチ オステリア トウキョウ」で、イタリア各地を巡るフェスティブディナーを

オープン以降2023年、2024年と、2年連続でミシュラン1つ星を獲得している「グッチ オステリア トウキョウ」。グルメ紳士&淑女の話題を独占し続けるイタリアンレストランでフェスティブディナーはいかがですか?

CREDIT :

文/長谷川あや

グッチ オステリア トウキョウ LEON.JP
2023年10月に2周年を迎えた「グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ トウキョウ」、もう行きました? 「まだ」という方も、「もう行ったよ!」という方も、このホリデーシーズン、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう? 今年のホリデーシーズンは、ブランドの世界観を表現しながら、日本の季節の素材やイタリアのクリスマスも体感できる、コースが用意されていますよ!
グッチ オステリア トウキョウ LEON.JP
▲ 並木通り沿いに、ヒグチユウコさんによるカラフルなファサード が現れたら、そこは「グッチ オステリア トウキョウ」の専用エントランス。ミステリアスな雰囲気の歩廊の先のエレベーターで4階へいざ! 
まずは、「グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ トウキョウ」(以下、「グッチ オステリア トウキョウ」)についてご紹介を。言うまでもないかもしれませんが、イタリアのラグジュアリーブランド「グッチ」と、イタリア・モデナの「オステリア フランチェスカーナ」でミシュランガイドの3つ星を獲得し、「世界のベストレストラン50」でも2度世界1位に輝いているスターシェフ、マッシモ・ボットゥーラ氏とのコラボレーションによって誕生したレストランです。

現在、東京のほか、フィレンツェ、ビバリーヒルズ、ソウルで展開。こちらの「グッチ オステリア トウキョウ」は、『ミシュランガイド東京』でも、2023年、2024年と、2年連続で1つ星を獲得しておりま~す!
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グッチ オステリア トウキョウ LEON.JP
▲ プライベートダイニングルーム「Room of Mirrors」。 木製のダイニングテーブルはイタリアから直輸入したアンティークのもの。
「グッチ オステリア トウキョウ」で、ヘッドシェフを務めるのは、南イタリア・カンパニア州生まれのアントニオ・イアコヴィエッロ氏。アラン・デュカス氏、レネ・レゼピ氏、エルネスト・イアッカリーノ氏、そして、ボットゥーラ氏など、名だたるシェフの下で研鑽を積み、2021年10月、同店のグランドオープンと共にヘッドシェフ就任しました。
グッチ オステリア トウキョウ LEON.JP
▲ シグニチャーメニューのひとつ「ラーメンになりたいパルミジャーナ」。現在は、通常のディナーコースの中の一品として提供しています。……いつか食べたい♡
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で、そのイアコヴィエッロ氏が作る料理が面白いんです! 日本の食文化に最大の敬意を払い、日本の食材や文化をもっと知りたいと、時間が空けば地方に出向くという彼は、ボットゥーラ氏の哲学をしっかりと表現しつつ、日本の四季(というか、今は二十四節気七十二候に興味津々なんだそう)を反映させた、個性炸裂のイタリアンを創出します。

例えば、イアコヴィエッロ氏が考案した、同店のシグニチャーメニューのひとつが、「ラーメンになりたいパルミジャーナ」。筆者は未体験なのですが、聞いたところによると、イアコヴィエッロ氏が家族と毎週日曜日に食べていた「ナスのパルミジャーナ」と日本のラーメンを融合し、アーリオ オーリオで仕立てたパスタをナスで取ったブロードとともにいただく料理です。ビジュアルを見ただけでお腹がすいてきます(笑)。
グッチ オステリア トウキョウ LEON.JP
▲ 「グッチ オステリア トウキョウ」のヘッドシェフ アントニオ・イアコヴィエッロ氏。日本文化に最大限の敬意を払っていて、寿司屋やラーメン屋にも足繁く通うほか、その軽やかなフットワークと好奇心で、地方にも精力的に出かけているそうです。
で、ホリデーメニューです! 料理のインスピレーションの源は、「家族や大切な人と過ごす時間を彩ってきたイタリアの家庭料理」にあると、断言するイアコヴィエッロ氏。その彼が、「今年はホリデーシーズンに親しまれてきたイタリア各地の伝統的な料理と日本の食材とを組み合わせ、皆さまをイタリアを巡る旅へとお連れします」と紹介する、ホリデーシーズンメニューは、旬の日本の食材を使いつつ、料理でイタリア各地へ旅することができる、全7品のコース(ランチは5品)で構成されています。

というわけで、「イタリアの文化を知ってもらうのが私のミッション」と語るイアコヴィエッロ氏が心を尽くして作り上げたコースの一部をご紹介していきましょう。
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グッチ オステリア トウキョウ LEON.JP
▲ 「バーチ ディ ダーマ」。イアコヴィエッロ氏が愛する北イタリアの郷⼟菓⼦「バーチ ディ ダーマ」と祖⺟とのクリスマス料理の思い出である鶏⾁とビーツを組み合わせた前菜です。
前菜には、「バーチ ディ ダーマ」がお目見え。お皿の上には、可愛らしいピンク色の、ビーツのバーチ ディ ダーマ(北イタリアの郷土菓子。サクサクした食感が特徴で、マカロンの原型という説も)が可憐に鎮座。

確かに、マカロンみたいなルックスで、デザートのよう。でも、中身はカプリーノ チーズ(山羊のチーズ)、鶏のレバーペイストと日本の山わさびを合わせた、れっきとした(?)セイボリーなのです。生地は、ほど良い甘みとビーツやパッションフルーツの酸味と調和して、爽やかかつ軽やか。

「手で食べたほうが美味しくいただけます。ぜひ一口で」と、イアコヴィエッロ氏の言うように、大きな口を開けていただくと、華やかな一陣の風が吹き抜けます。ちなみに、「バーチ ディ ダーマ」とは、貴婦人のキスを意味するのだとか。ロマンティックが止まりません(笑)。
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グッチ オステリア トウキョウ LEON.JP
▲ 「アニメーラ」。⼼臓に近い位置にある部位であることから「アニマ=魂」とも表現される仔⽜の胸腺⾁とイタリア語で「メーラ」と呼ばれるリンゴのソースを添えて♡
仔牛の胸線肉を用いた南イタリアの伝統的な料理「アニメッラ」にイタリア語で『メーラ』と呼ばれるりんごを煮詰めて作るソースと、柚子胡椒を合わせた「アニメーラ」も白眉です。日本の四季をいち早く知るため、定期的に寿司屋に通っているというイアコヴィエッロ氏は、「盛り付けなどは日本の寿司からインスピレーションを受けているんですよ」と楽しそうに話します。そして、なんと、隠し味に、自家製の梅干しを使っているのだとか。
グッチ オステリア トウキョウ LEON.JP
▲ 「インサラータ ディ リンフォルツォのような」。こちらはディナーコースのみの提供となります。
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「インサラータ ディ リンフォルツォのような」は、イアコヴィエッロ氏が子どもの頃、クリスマスに食べていた、カリフラワーのサラダをリゾットに昇華したもの。「塩漬けにした鱈(タラ)を使うのですが鱈は高級品。私の家は貧しかったので、クリスマスにだけ食べさせてもらうことができました」。鹿児島のジンを使って乳化させた鱈のスープで炊いたリゾットは、絶妙なアルデンテ。上にかかるレーズンのソースと絡めていただけば、笑顔がこぼれること間違いなしです。
グッチ オステリア トウキョウ LEON.JP
▲ 「ムッカ アル パスコロ」。ホリデーにも⾷べることが多い仔⽜⾁の味わいを⽇本で放牧されて育った乳⽜で再現しました!
グッチ オステリア トウキョウ LEON.JP
▲ メインデザートは南イタリアの伝統的なデザート「パスティエーラ・ナポレターナ。」一般的にはリコッタチーズなどに⼩⻨の粒を混ぜるところを、こちらではお⽶を使⽤し、⽶粉のムースに仕上げています。お⽶ならではの弾むような弾力が楽しい一皿です。
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メインは栃木県の出産経験のある乳牛を使った「ムッカ アル パスコロ」。肉の旨味が口内に広がります。経産牛=硬い、というイメージは一変。ソースは、乳牛さんが食べて育ったという、ハーブを取り寄せて作るというこだわりようです。
グッチ オステリア トウキョウ LEON.JP
▲ バーにはテラス席が併設されています。夕暮れ時とかステキだろうなあ~。
そして、LEON的には併設のバーもチェックしたいところ。実は、こちらのバーが本格始動したのはごく最近なんです。というわけで、あまり知られていないのですが、オリジナルカクテルなど酒類のほか、バースナックが楽しめます。バーのみの利用も可能なので、アペロ利用もありかと。
グッチ オステリア トウキョウ LEON.JP
▲ 食後酒は、ワインをつくるときに出るブドウの搾りかすを発酵、蒸留させて作るグラッパに決まり!
バーカウンターの後ろの棚で目を引くのは、愛らしいイラストのラベルが印象的なグラッパ。2008年に亡くなった、グラッパ職人のレジェンド、ロマーノ・レヴィ氏は、自身が昔ながらの製法で作るグラッパに自らがイラストを描いたエチケットを付けていました。これが今やオークションに出されるほど人気なのですが、同バーでは棚に並んでいるもの以外も豊富に取り揃えているそうですよ。
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グッチ オステリア トウキョウ LEON.JP
▲ 「グッチ オステリア」のピンクをテーマに、いちごとクリームのリキュールにヨーグルトムースをトッピングしたカクテル「バッボ ナターレ」3000円(税込・サービス料別)。
グッチ オステリア トウキョウ LEON.JP
▲ 様々な赤の色合いを表現した、モクテル「アンコーラ クリスマス」2500円(税込・サービス料別)。
年内はご機嫌なカクテルも登場中。新鮮ないちごと、クリームのリキュール、さらに12年熟成バルサミコ酢を加えて作る「バッボ ナターレ」は、マッシモ・ボットゥーラ シェフが⽇本滞在中の朝のひとときに、サンタクロースのヒゲのようにミルクの泡をたくわえながら笑顔で飲んでいたカプチーノの思い出に敬意を表したカクテル。

可憐なルックスとは裏腹に、酸いも甘いもかみ分けた大人にぴったり! ノンアルコール派には、あまおう、ブルーベリー、クランベリーで作るモクテル「アンコーラ クリスマス」がラインナップしています。

東京が一年でいちばん煌びやかに彩られるホリデーシーズン、「グッチ オステリア トウキョウ」も盛り上がっていますよ!
グッチ オステリア トウキョウ LEON.JP

グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ トウキョウ(Gucci
Osteria da Massimo Bottura Tokyo)

住所/東京都中央区銀座6-6-12 4F
ホリデーメニュー提供期間/2023年12月19日(火)~26日(火)・12月24日(日)、12月25日(月)はランチ/ディナーともに営業
料金/ランチ 1万8000円、ディナー3万5000円(税込・サービス料別)
予約/グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ トウキョウ 公式ウェブサイト
https://www.tablecheck.com/ja/shops/gucci-osteria/reserve
TEL/03-6264-6606
HP/https://www.gucciosteria.com/ja/tokyo

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