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2023.11.28

■ vol.179「Orchestra(オルケストラ)」

薪火の揺らぎ、香りも心地いい……大人デートのための隠れ家イタリアン発見!

9月にオープンしたイタリアンレストラン「Orchestra(オルケストラ)」は、暖かさが恋しくなるこれからの季節のほっこりデートにぴったりです。新宿に近い場所ながら薪火を使った肉料理や、心暖まるおもてなしにふたりの心もほぐれて、結果、彼女との距離も縮まるってもの!

CREDIT :

取材・文/渡辺ゆり子 写真/八木竜馬

本誌LEONでYULI*YULIとして長きにわたり、あらゆるジャンルのレストラン&バーを取材してまいりました“デート・コンシェルジュ”(略してデーコン)こと、渡辺ゆり子が、本当にデートで使えるお店の選び方をわかりやすく御指南します!

料理・お皿・サービスがオーケストラのように一体となり、特別な時間を紡ぎ出す

Orchestra(オルケストラ)
「オルケストラ」という名の素敵なイタリアン・レストランがオープンしました。カウンター席だけのこぢんまりとしたお店は、小田急線・参宮橋駅から徒歩1分のロケーション。新宿駅からもそう遠くはないのに、閑静な住宅街の一角にあって、デートを盛り上げてくれる隠れ家感があります。
イタリア語で“オーケストラ”を意味する店名には、小川慎二シェフがイタリア修業時代に得た想いが込められているそう。ひと皿が出来上がるまで、食材の生産者、食器製作の職人、料理人、サービススタッフなど、たくさんの人たちが関わっていて、それはまるでオーケストラで音楽を奏でているようだから。小川シェフは、そのすべてをお客さまにも楽しんでもらいたいと願っているそう。
Orchestra(オルケストラ) とんねるずの木梨憲武
店内に入ってまず目に飛び込んでくるのが、壁に描かれた絵。壁に直書きしてある、なんともユニークなアートなのです。

ファニーで暖かみがあって良い感じ!……と思ったらなんと、とんねるずの木梨憲武さんが描かれたのだそう。憲武さんのお人柄が伺えるような作品です。
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Orchestra(オルケストラ) アミューズ「お楽しみ7種」
▲ コースの冒頭に供されるアミューズ「お楽しみ7種」
イタリアで7年間、郷土料理からイノベーティブまで、幅広いジャンルで修行を積んだ小川シェフ。「オルケストラ」で挑戦したいのは、「日本の食材を使いながら、イタリア料理をベースにしたストーリー性のある無二の料理を作ること」。

聞くだけで期待が高まらずにはいられない小川シェフのお料理は、コースで楽しめます。まずは、アミューズ。黒塗りのピアノと同じ鏡面仕上げの黒いボックスが目の前に置かれます。フタを開けるとピアノの鍵盤をモチーフにした白と黒の長方形の陶器が並んでいて、そこに味わいも食感も異なる7種類のアミューズが置かれています。最初から楽しくワクワクしてしまう始まりです。
ブルスケッタにのったイワシの酢漬け、ビーツのソースでいただく南蛮海老、ゴルゴンゾーラ・クリームとオシェトラ・キャビアがのったブリオッシュ、白レバームースとピスタチオが入ったマカロンなどなど……。どれも思わずワインが進んでしまうものばかりです。
Orchestra(オルケストラ) スペシャリテ「ラヴィオーロ」
Orchestra(オルケストラ) スペシャリテ「ラヴィオーロ」
▲ 濃厚な旨味の掛け合わせが魅力のスペシャリテ「ラヴィオーロ」。
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そして、スペシャリテはこちらのラヴィオーロ。生地の中にはリコッタチーズやほうれん草、トロトロの卵が入っています。パルメザンチーズとトリュフがたっぷりとかかった表面に、シェフが焦がしバターを回しかけて完成する手の込んだ一品。
Orchestra(オルケストラ) メインディッシュの赤身肉
▲ 薪火で火入れしたメインディッシュの赤身肉は、驚くほど柔らかい。
メインはシェフご自慢の薪の熾火でじっくりと焼き上げた赤崎牛(ホルスタインと赤毛の掛け合わせ)。プレートは、薪をイメージした年輪のデザインです。
Orchestra(オルケストラ) 小川慎二シェフ
福岡県産で丁寧に育てられている甘い赤身の肉を小川シェフが柔らかく火入れし、五島列島の塩でシンプルに楽しみます。店内に漂う薪の香りも癒されますよ。
Orchestra(オルケストラ) フランスワイン ソムリエの矢島氏
ワインは支配人でもあるソムリエの矢島氏によるパーフェクトなセレクション。繊細なシェフの料理に合うようにエレガントな味わいの銘柄が多く、ほとんどがフランス産です。各お料理に合わせたワインペアリングも可能です。

今回、オススメとしてセレクトしていただいたのはコチラ。写真左から、コート・ド・プロヴァンスの辛口ロゼ「キュヴェ・プレステージ・カロリーヌ」。真ん中はオレンジワインで、マルヴァジアの「ドラガ・ミクルス 2018」。右側の白ワインは、シャブリの“ニュー・ジェネレーション御三家”と言われる「モロー・ノーデ」。
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Orchestra(オルケストラ)
料理はもちろん、ワインも食器も素晴らしい“奏者”が揃えられている「オルケストラ」。都心から少し離れたロケーションなのも、落ち着いてお食事ができる理由です。大切な方とぜひ、濃密な時間をお過ごしください。

ちなみに、このカウンターの脇に飾られているカラフルな絵も木梨さん作です。町が描かれたキャンバスが3枚組み合わされている作品で、コチラも素敵!
Orchestra(オルケストラ)

■ Orchestra(オルケストラ)

住所/東京都渋谷区代々木4-1-7 森田ビル 1F
営業時間/18:00に一斉スタート(23:30クローズ)
定休/日曜、月曜

●料金/コースディナー(9品)1万6500円、ティーペアリング6600円、ワインペアリング9900円、スペシャルワインペアリング1万9800円

※ サービス料10%

TEL/03-6383-4036

ウェブ予約はコチラ

渡辺ゆり子

● 渡辺ゆり子

食、シャンパーニュ、花、インテリアと多岐のジャンルが活動のフィールド。2003年、国際アートフラワーコンクール優勝。2010年、シュバリエ・ド・シャンパーニュ叙勲。本誌LEONの「モテたいオヤジの通ぶり!レストラン」でも連載中。2023年7月7日に、自身のバー「Champagne Bar LILI-LA-YULI」が16周年を迎えた。

渡辺ゆり子さんの連載はコチラ!

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