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2020.01.15

vol.121 「ガラリ青山」

【話題】いま“酔わない”熟成純米酒の和食店がデートにおすすめです!

ここ数年、“日本酒女子”が増加傾向の一方、日本酒が苦手な女性もまだまだ多数であるのも事実。そして、その両方を惹きつける熟成純米酒の和食店「ガラリ青山」が今、話題なのですよ。

CREDIT :

写真/椙本裕子

本誌LEONでYULI*YULIとして長きにわたり、あらゆるジャンルのレストラン&バーを取材してまいりました“デート・コンシェルジュ”(略してデーコン)こと、渡辺ゆり子が、本当にデートで使えるお店の選び方をわかりやすく御指南します!

熟成純米酒が日本酒の概念を変える!

今回ご紹介するのは、都内ではかなり稀少価値が高い古民家の和食店。築50年の二階建ての一軒家に少しだけ手を加えた「ガラリ青山本店」は、キラー通りから原宿へ抜ける道から入る細い路地にひっそりと佇んでいます。この建物の入り口の“ガラリ格子”が店名の由来となっているそう。
ガラリ格子の扉を開けると、日本酒がずらりと並んだカウンター席が目に飛び込んできます。昭和初期の壁掛け式電話機が飾られていたり、ほっこりとした温かな雰囲気が良い感じ。
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メインの客席となる二階に上がると、梁がそのまま生かされた天井など趣のある空間が広がります。落ち着いたテーブル席だけでなく、窓際にはカウンター席も。どこか懐かしい風情に惹かれてしまいます。
日本酒は約80種類。そのほとんどが熟成によって美味しくなる純米酒です。寝かせることによって旨味が引き出された日本酒の飲み方は、お燗がお決まり。こうすることによって、酔いの素となる成分アセトアルデヒドを酸化させ、減少させることができるのですって。

ちなみに、コチラの店主はお酒を一滴も飲めない体質であることから、熟成純米酒の可能性をリサーチ。「ガラリ」開店後は、日本酒の専門家も訪れるほど“酔わずに美味しく飲める”熟成純米酒が評判になっているのです。これは飲んでみないわけにはいかないですよね!
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熟成純米酒・料理・塩の三点が
奏でるハーモニーを存分に味わって!

お料理はもちろん、日本酒に合うものばかり。居酒屋以上、懐石料理未満のオリジナリティ溢れる和食がコンセプトです。今回は、数あるメニューのなかからボリューム満点の3品をご紹介しましょう。こだわりの塩にもご注目!
「鰤大根」1500円
氷見の天然鰤とふろふき大根の一品は、江戸野菜の千寿葱、京人参、しんとり菜なども一緒に鰤のあら出汁で炊いています。おすすめの日本酒は、三重県の純米吟醸「天遊林」(2002年)。現在、これが飲めるのは「ガラリ」だけだとか! 貝の出汁に似た成分のコハク酸が豊富なので、ピッタリ! 

塩は、石川県・能登の「珠洲(すず)の塩」を。苦味と甘味もあって、魚と相性バツグンです。
「鮪ほほ肉 塩ポン酢」2300円
本鮪のほほ肉は、岩手県備前雄町の純米吟醸酒「酔右衛門」(2009年)を合わせて。酸味が強いのでお刺身に合います。まずは自家製の塩ポン酢で食べ、日本酒を含むと口の中に旨味が広がりますよ。ちなみに、塩ポン酢には、新潟の王藻塩(写真・右手前)が使われているとか。
「帆立貝柱と根菜のかき揚げ」1200円
北海道産の帆立貝柱と蓮根、京人参、千寿葱など根菜のかき揚げは、埼玉県の純米原酒「神亀 千穐楽(せんしゅうらく)」(2002年)と好相性。前杜氏の最後の造りとなった貴重な日本酒です。こちらは、帆立の甘味を引き出す北海道・宗谷の塩でいただきます。
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ちなみに、2階奥の棚には10数種類もの塩がディスプレイされており、この店の塩へのこだわりが感じられます。各テーブルにも常時3種の塩(揚げ物に合う梅塩、お刺身の合う藻塩、万能の旨塩の3種)が置かれているので、お料理ごとに使い分けてみましょう。
どこの席に座っても穏やかに過ごせる「ガラリ」。ふたりの時間をゆっくりと楽しみたい時はテーブル席がおすすめです。日本酒が苦手と言う女性こそ、お誘いしてみて。“酔わない日本酒”と美味しい和食のペアリングが、新鮮な感動を呼ぶこと間違いなし!

熟成された日本酒について知りたい時は、1階のカウンター席がおすすめですよ。
※価格はすべて税抜きです

■ ガラリ青山

住所/東京都渋谷区神宮前 3-6-5
営業時間/月〜金曜11:30〜14:00(L.O.13:30)・18:00〜23:30(L.O.22:30)、土曜17:00〜23:00(L.O.22:00)

定休/日曜・祝日

HP/https://www.facebook.com/galali01/

予約・お問い合わせ/☎︎ 03-3408-2818

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● 渡辺ゆり子

食、シャンパーニュ、花、インテリアと多岐のジャンルが活動のフィールド。2003年、国際アートフラワーコンクール優勝。2010年、シュバリエ・ド・シャンパーニュ叙勲。本誌LEONの「オヤジのトキメキダイニング」でも長期連載中。2019年7月7日に、自身のバー「Champagne Bar LILI-LA-YULI」が12周年を迎えた。

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