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2021.10.08

プロが自腹で買った、秋の新作アイテム3選【スタイリスト村上忠正編】

装うことが楽しくなる秋のシーズン。新たなアイテムを取り入れファッションをランクアップさせたいものです。そこでお洒落達人たちに、この秋リアルに注目した新作を紹介していただきました。独自のセンスが光る選球眼とオリジナリティある着こなし提案はサスガのもの。これは絶対参考になります!!

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文/長谷川 剛(TRS) 写真/大村聡志

トラッドだけど個性の利かせ具合がハイセンス

LEONの本誌をはじめ、多くのメンズファッション誌やタレントのスタイリング等で活躍する村上忠正さん。夏の時期は薄着スタイルに重みを付けるため、デコラティブだったりエッジの立ったアイテムを多く使いがちになると語ります。
それに対し、秋はニットやコート、スエードアイテムを軸とすることから、一気にしっとり落ち着いた装いの気分になるのだそう。今回選んだ注目の秋物も、大人っぽくシックなアイテムがメインとなっています。

独特な味わいあるカラーペーンに惹かれて

▲ ts(s)(ティーエスエス)のセットアップスーツ。表情豊かなラペルや4つボタンがポイント。なかでも村上さんのお気に入りが、他では見掛けない味わい深いマスタードカラーのオーバーペーン。ジャケット6万6000円、パンツ3万9600円/ともにts(s) (ts(s) 代官山ストア)
そんな気分を表すアイテムの代表格がチェックのセットアップ・スーツ。英国ライクな古典柄のダブルブレステッドは見るからにアダルトでシックな雰囲気です。

「ts(s)は、自分の師匠に当たる鈴木卓爾さんがすべてを手掛けるブランド。僕は立ち上げの時代からいろいろとお世話になっているんです。そしてts(s)の特徴と言えば、何と言っても柄使いのユニークさ。このセットアップも生地からデザインされた一着であり、マスタード系のオーバーペーンなど、ありそうで見掛けない絶妙な色柄やトーンが見どころです。

ビスコースにポリを取り入れたウール混素材は、しっとりソフトで軽やかなところが特徴的。極めて英国的な印象にして、気軽に着回せる一着です。これまでこういったクラシックアイテムは、革靴でかっちり着こなすのが僕の定番スタイル。ですが、今季はあえてスニーカーを軸にハズした着こなしを楽しんでみたい。たとえばニューバランスの990系を合わせるなど、ちょっと若者のマネをしてみるのも面白かも、などと思っています(笑)」
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シンプルだけどドレス感をキープした逸品

▲ イタリアの実力派シューズブランドであるジャコメッティ。定番であるサイドゴアブーツは適度にスマートさを感じさせるトラッドなラスト(木型)でドレッシーにも履ける一足。ブーツ11万7700円/ジャコメッティ(ウィリー)
そして次に目をつけたのがジャコメッティのサイドゴアブーツ。村上さんの足下と言えば、短靴かラギッドなワーク系ブーツの印象ですが、今季はあえてこの定番ブーツに手を出したと語ります。

「どういうワケか急にほしくなったんです(笑)。 ジョン ロブやオールデンのオックスフォードも良いのですが、今季はがぜんブーツが履きたくなって。大人のブーツとしてジョッパータイプなども持っているのですが、なぜかサイドゴアは現在手元になく。先日、展示会でこのジャコメッティを見掛けて一目ぼれ」
「やっぱり、この時期特有のしっとりとした気分が、キレイな靴を選ばせるのでしょう(笑) 。サイドゴアブーツに関しては、他のブランドのモデルもチラチラ見ていました。しかしどれもポッテリしたトウの土クサいモデルが多く、少々自分らしくない。一方、ジャコメッティのそれはドレッシーなすっきりラスト(木型)を特徴としており、抑えられた甲などシャープな色気を感じました。こういったフォルムなら、細身のコットンパンツでも太めのスラックスでも、品良くマッチします。履きやすさも抜群であり、ミリタリーワーク系のブーツよりも、個人的には歩きやすさがあって特に気に入りました」
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フレンチな匂い漂う色気と遊び心を備えたトレンチ

▲ エムズブラックのトレンチコート。コットン製にしてレオパードパターンのファーライナー付き。ブラックセーターにウールパンツという砕けた装いに羽織るだけでも大袈裟すぎず洒脱な雰囲気に。コート16万2800円/エムズブラック(セコンド)
今季イチの大物としてチョイスした一着がトレンチコート。ベテランスタイリストのお洒落ゴコロをくすぐる要素満載とのことで、ほぼ即決に近い形で手に入れたと語ります。

「エムズブラックは、大人の色気をさり気なくスタイリッシュに表現することに長けた特別なブランド。なんていうか、個人的にはグラムロック風とでも言うような濃いめの味付けに反応してしまうんです。先シーズン買った同ブランドのシルクシャツも豹柄ですが、このトレンチも実はライナーが豹柄(笑)。しかも、ライナーだけ外して単体での着用もOKというのが実にユニーク。一体ドコで着るんだ(笑)という感じですが、もう少し歳をとった時、そんなお洒落も悪くない気がするんです」
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▲ 内側にはご覧のとおり伊達な雰囲気のレオパードライナーが。袖をまくってチラ見せすればさらに洒脱な雰囲気に。
「もちろんこれまでもクラシックなコートを複数羽織ってきましたが、その多くがステンカラー型。“お洒落を知っている人はまずトレンチ”、というお決まりに囚われたくなかったんです。でもこの一着は、そんな思い込みを崩してくれる魅力たっぷりの逸品。ライナーこそキャラ濃い目ですが、パッと見は非常にシックで大人っぽく、それでいて今風の気軽さも兼備しています。デイリーなスタイルにサッと羽織っても、スーツなどにカッチリ合わせても、大人っぽく個性的にキマるところが最高です」
▲ 衿は個性的な二枚仕立て。襟を抑えてストラップを締めつつ、もうひとつの衿を立たせて着こなすことが可能です。ちょっとした遊びが素敵です。

● 村上忠正(スタイリスト)

1969年、東京生まれ。21歳の時に当時スタイリストであった鈴木卓爾氏に師事し、その後独立。メンズファッション誌やタレント、広告等でのスタイリングを中心に活動する。特にメンズの成熟したドレスコーディネートテクニックに定評あり。昨今は谷原章介氏のスタイリングを手掛けるなど多忙を極める。

■ お問い合わせ

ts(s) 代官山ストア 03-5939-8090
ウィリー https://wheelieltd.jp/shoes/
セコンド 03-3794-9822

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