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2021.10.09

プロが指名買いする、秋の新作アイテム4選【クリエイティブ・ディレクター鴨志田康人氏編】

装うことが楽しくなる秋のシーズン。新たなアイテムを取り入れファッションをランクアップさせたいものです。そこでお洒落達人たちに、この秋リアルに注目した新作を紹介していただきました。独自のセンスが光る選球眼とオリジナリティある着こなし提案はサスガのもの。これは絶対参考になります!!

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写真/多田 悟(Rooster) 文/長谷川 剛(TRS) 

グレイッシュトーンが今の気分

本邦のトップセレクトショップであるユナイテッドアローズにて、長年ディレクションを中心に手掛けてきた鴨志田康人さん。メンズスタイルのアイコンとして海外でも知られたドレッサーです。そんな鴨志田さんですが、1年ほど前から続くニューノーマルの状況のなか、自宅で過ごすことが多くなったのだそう。それに伴って選ぶアイテムも如実に変化したと振り返ります。
着心地の良い部屋着に加え、いわゆるワンマイルウエアを手に取ることも増えたと指摘します。そして今季はその目線を継続しつつ、さらに機能性やカラーにこだわったアイテムをチョイスしているとのこと。

「休日は盛装して外出と言うよりも、アウトドアやフィールドに出かけることの方が多くなり、機能的なテック系ウェアを必要とする機会が増えています。この分野のウエアは年々進化を遂げており、大人が着こなせる洒落たアイテムが多くなっていると感じます。なかでも秀逸であるのが、デサントとあのラムがタッグを組んだアウター」
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大人が洒脱に着こなせる高機能モッズコート

▲ デサント×ラムのコート。アーシーすぎないオリーブカラーがポイント。生活スタイルが変わってフィールドに出ることが多くなったという鴨志田さん。高機能でスタイリッシュな一着が欲しかったとのこと。コート5万2800円/デサント × ラム(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)
ラムはご存知のとおりピエランジェロ・ダゴスティンとグン・ヨハンソンが設立したブランドです。ミニマルでありながら美しいシルエットを打ち出す彼等のノウハウが、デサントのもつアクティブでテクニカルな素材使いと出会い、非常に完成度の高いテックウェアへと結実しています。

「僕が選んだ一着はモッズコート風のアウター。非常に薄手かつ軽量ながら、防水・透湿などの機能を網羅。しかもカラーが実に絶妙です。アウトドアウエアにありがちなビビッドカラーでなく、さりとてラギッドすぎず過度にアーシーでもない。くすんだオリーブカラーはドレッシーなジャケットともマッチさせることが可能なもの。

また、首回りの襟の立ち上がりといったディテールも秀逸。薄手の生地ですがフード自体の立体造形と相まって、ペタッと平面的でなくほどよくデコラティブな表情が作り出せるのです」
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ユルっとしているがしっかりドレッシー

▲ デサント×ラムのパンツ。一見厚手のフラノパンツだが、実はデサント独自開発の機能素材を使用。今風のリラックスフィットですが、腰回りはジャストめでルーズに見えない仕立て。パンツ3万800円/デサント × ラム(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)
そんな次世代モッズコートに合わせて手に入れたアイテムが、同じくデサント×ラムの厚地パンツです。

「一見、フツーのグレーパンツ。ですが、これが非常に良く出来ているんです。縮絨風のテクニカル素材を採用しており、どこか馴染み感あるフラノ・ライクでありつつ、防水・防風機能を備えています」
「しかもピエランジェロさんのセンスがいかんなく盛り込まれており、今風のゆったりフィットにして過剰に太すぎないところがポイント。つまり、腿にゆとりを設けつつも腰回りは適度にジャストであるため、テーラードの上着などとも合わせられる上品さを持っているのです。そしてストレッチ機能まで完備。部屋着としても申し分ないスペックと言えるでしょう」
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フレンチな香り漂うラベンダーカラーに注目

▲ ポール・スチュアートのダッフルコート。くすんだトーンのラベンダーカラーは鴨志田さんの肝入りです。フレンチシックな香りが非常に洒脱。コート19万8000円/ポール・スチュアート(ポール・スチュアート青山本店)
鴨志田さんと言えば、ポール・スチュアートの日本におけるディレクターとしても著名。今季手掛けたダッフルコートはなかでも会心の出来であり、自身でも即買いしてしまったアイテムだと言います。

「VAN世代の僕にとってはダッフルコートこそ、この季節のマストアイテム(笑)。これまでにもグローバーオールに関しては定番からミリタリー系の古着にはじまり、オールドイングランドが手掛けたインバーティアなど、数々のダッフルに袖を通してきました。今季のポール・スチュアートではカラーにこだわって作り込んでみたのです。なかでも気に入っているのがグレーイッシュなラベンダーカラー。フレンチの香りを漂わせる色気ある仕上りになったと思っています」
「そして定番的なダッフルコートと言えば膝上丈が一般的。しかしこれは大人の美観引き立つ膝下丈のフルレングス。先に挙げたデサントのパンツなどを合わせてカジュアルに羽織るか、グレーフランネルのスーツを起用し少しキレイめに攻めるか、今からどう着こなそうかとても楽しみな一着です(笑)」
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寛ぎつつもエレガンスを備えたサイドゴアブーツ

▲ ポール・スチュアートのサイドゴアブーツは山陽山長メイド。日本人の足型にフィットしつつインターナショナルなルックスを実現した逸品です。こちらもグレイッシュトーンがポイント。ブーツ8万8000円/ポール・スチュアート × 山陽山長(ポール・スチュアート青山本店)
そしてそんなコートに合わせたい本格靴として、今季鴨志田さんはポール・スチュアート×山陽山長のサイドゴアブーツを指名しました。

「今季履きたいシューズのひとつがブーツなんです。なかでもサイドゴアは足下がすっきりスマートに納まるところがポイント。ですから山陽山長さんに存在するエッグトウが美しい、やや細身のラスト(木型)を選びました。シャープに見えるようゴア部分をV字カットにしてみたり、アッパーの革材とゴアにコントラストを設けたりと、定番の良さを意識しつつ自分なりのこだわりを込めて仕上げました」
「とりわけグレーイッシュなブラウンはぜひ見ていただきたい部分。過度に野暮ったくなくコンテンポラリーな色合いが実に絶妙。今季は上から下までこういった微妙かつ繊細なグレーイッシュカラーが僕の気分なんです」

● 鴨志田 康人(ユナイテッドアローズ クリエイティブ アドヴァイザー)

株式会社ビームスを経て、1989年ユナイテッドアローズの創業に参画。バイイングから商品企画、店舗内装監修まで幅広い役割を担う。2007年には自身のブランド「カモシタ ユナイテッドアローズ」を設立。その他2019年より日本におけるポール・スチュアートのディレクションも手掛けている。

■ お問い合わせ

ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店 03-5772-5501
ポール・スチュアート青山本店 03-6384-5763

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