2018.08.30

パンツに付いてるアレってなに?

スラックスをはいていて、前立ての上にある小さな輪っかが気になっことありまんか? でもなんのためにあるのかわからずほったらかしにしている人も多いかと。実はアレって……。

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文/瀧川修平 イラスト/林田秀一

ジャケットの後ろ裾に入っている“あの切れ目”や、トレンチコートの肩に着いている“あの細い布”などなど、普段何気なく目にしていながらも実は名前や由来、存在理由が曖昧なディテールって意外と多いですよね。でも本来は、知って、語れて、正しく使えてこそ大人の着こなしができるわけで。そこで今回は、LEON世代の我々にとってなくてはならないパンツ。とりわけ、知られざるスラックスの豆知識についてご講義させていただきたいと思います。
 
パンツのなかでもスラックスは、ビジネスシーンまで使えるセンタークリース入りの上品顔をいいます。語源は“ゆるい”という意味を持つ“スラック(slack)”からきており、そもそもは1930年代のアメリカで流行した渡り広めなパンツを称する言葉でした。

近年は世界的に、1周回って細身からコンフォータブルなテーパードシルエットが主流。また、ひとくちにスラックスと言っても裾の仕立てやタックの入り方などのオーソドックスな違いから、サイドアジャスターやサスペンダーでウエストをフィットさせるベルトループレス仕様という特殊なものまで、そのバリエーションはさまざま。

そのそれぞれに前段でご紹介した面白い出自をもつディテールが存在するのですが、そんななか、ここでは、前立ての上に施された小さな輪っかを俎上に乗せたいと思う次第。おそらく一度は目にしたことがあるだろうこのさり気ないパーツが一体どういう意味をもつのか、皆さんはご存知でしょうか?
この下から上向きに縫い付けられた輪っかは「プロングループ」、または「ベルトピンループ」や「バックルループ」とも言います。その名のとおりベルトのピンを通すためのディテールで、これがあることによりバックルが浮いたり上下左右にズレてしまうことなく、どんな時でもウエストのど真ん中にビシッと固定されるのです。

インコテックスなど出自が確かなパンツ専業ブランドのスラックスをはじめ、セミオーダースーツなどではオプションとしてプラスできることも多いプロングループ。つまり、一概には言えませんがこの有無がこだわりをもって作られているかのいち判断材料にもなり得るというワケ。

今後はスラックス購入時に付いているかをチェックして、ぜひ意識的にご活用いただけますとワンランク上のはきこなしが体現できるでしょう。

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