クラシックな色気と楽チンさが共存する「いまどき」スタイルの作り方
で、いまオトコの色気といえば、「スポーティ」や「軽快さ」といったしなやかさが大事。
そこで、そんないまどきの気分をテーマに、今年もモノ作りの達人であるイタリアオヤジたちとありそうでなかった品々を考えました。彼らの知るクラシックな仕立ての妙とLEONと三越伊勢丹が考える男らしさを融合させた逸品を、ここにご紹介いたします!
リッチで楽チン、かつ男らしさもさり気なく薫らせる、"艶コンフォート"なスタイル&アイテムには、いま狙うべきお洒落なエッセンスが満載。
その魅力をたっぷりとお届けいたします!

ココンチのアイコンでもあるANTICOをウールで仕立て、より上品に見せた別注アイテム。ボディと同色のブラックファーが、スポーティなムードと艶っぽさを醸し出しています。コチラは、あえてスーツと合わせることで、メリハリのあるこなれたスタイルに。このミックス感と色気と楽チンさの塩梅がいま手にしたい雰囲気なのです。13万5000円/タトラス(伊勢丹新宿店)、スーツ13万円/カルーゾ、ニット3万8000円/クルチアーニ(ともに伊勢丹新宿店)
いまどきドレスも艶コンフォート
クラシックの色気といまどきの快適性を両取りするのが"艶コンフォート"のキモ。 こちらでは、まさにイタリアンテーラードのエレガンスを維持しながら モダンなアプローチでリラックス感を醸しているアイテムをご紹介。 オヤジのキメ時を助ける、至極しなやかな仕立てがい〜んです!

右●8万5000円/エルビーエム 1911(伊勢丹新宿店)、シャツ2万5000円/ヴァナコーレ、タイ1万8000円/アントニオ ムーロ、靴14万8000円/サントーニ、メガネ4万5000円/杉本 圭、バッグ13万4000円/シャイノラ、時計は参考商品(すべて伊勢丹新宿店)、その他はスタイリスト私物
側章やラペルの切り替えなど、タキシードの仕様を踏襲しながら、生地はジャージーを使用。アクティブな夜会にズバリな一着です。パッと見フォーマルなタキシードセットアップは、同色のブザムシャツを合わせれば、モダンで都会的な見え方に。夜の社交に使い勝手の良いコーディネートといえましょう。
オンビジネスにズバリな見た目と品の良いムードがありながら、その実ジャージーで楽々♥というのが最大のキモでして。こちら、三越伊勢丹の別注モデルでもあります。小紋タイやソフトブリーフで合わせれば、品の良さがさり気に薫るネイビースーツスタイルに。
コートをはおるなら、リッチなムードで!

デザイナー兼オーナーであるピーノさんの男らしさを注入したピーノ レラリオライン。豪奢なラペルはその実フェイクファーでいまどきの軽やかさも◎。取り外せばピークドラペルのチェスターとしてこなせます!
で、着こなしはとにかく存在感のあるコートゆえ、ほかはダークトーンでおさえめにするのが正解。ブラウンのフェイクファーラペルのニュアンスが立った、足し引きの塩梅が良いエレガントなコーディネートになるって算段です。
でもって、ドレスなニットで艶コンフォートが余裕です
前出のようなドレス目線なスタイルが"艶コンフォート"の好例。その観点で 見ると、"ニットのキッチリ化"は見逃せない流れのひとつ。こちらでは、イタリアの ニット使いの達人たちと三越伊勢丹が手がけたラインナップをご紹介します。どれをとっても オヤジさんのワードローブに抜群にハマること間違いありませんよ!

遠目にはほとんど無地に見える同色チェックを配したジャケットは、まるでカーディガンのような着心地。楽さと上品さをもつ、キッチリ化したコンフォートの妙を感じるには最高の選びかと。シャツもカーディガンもニットにして、このシックな装い、というのがいま欲しいムードです。
艶コンフォートで気になるニットアイテムはコレ!

カシミアタッチを存分に感じさせるニットジャケットは、ジャケット型ながら、まるでカーディガンのような着心地。休日のリッチなカジュアルにズバリな一着かと。

ルイジ ボレッリのもつ、イタリアンエレガンスを醸すホリゾンタルカラーのパターンをジャージーで表現。楽してキッチリを体現する珠玉の一枚ですぞ。

ナポリのカミチェリアが仕立てれば、ストレッチが効いたジャージーシャツも上品に。柔らかなドレーピングも上質な仕上がりを黙して代弁しています。
ほっこりアウターもハイテク仕様で都会派に
冬の定番アウターもアップデイトし差別化したいのが我々の本音。そんなニーズをかなえるべく、イタオヤたちが考える"艶コンフォート"なアウターをご紹介します。いずれも我々のよく知るベーシックなものを、絶妙なサジ加減でアップデイトしました。つまり、冬のコーディネートがさり気なく新鮮に見せられる、という算段です。

さり気ない光沢と伸縮性を併せ持ったテックヤーンを使用した、ロングダッフルをLEONと三越伊勢丹で別注。あえてブラックにすることで、ダッフルの軽快さとモダンなムードが備わっております。同じダークトーンのジャケパンのアウターとして用いれば、上品でこなれたムードが手に入りますよ。
あらゆるシーンで使える、艶コンなアウター3選!

右上●得意とするエレガンスは保ちながら、東京の気候に合うようボリュームが考慮された三越伊勢丹別注モデル。ジレはデタッチャブルになっており3 wayで着こなすことが可能です。21万円/ムーレー(伊勢丹新宿店)
下●MA-1をモチーフにモダンに解釈した一着は、絶妙な丈の長さが見ドコロ。白ボディと黒リブのコントラストがシャープでモダンな雰囲気です。5万3000円/セイブザダック×クリストファー レイバーン(伊勢丹新宿店)
コモノは、差別化できる、ひとヒネリのモノが正解!
イタリアオヤジ的な選びの妙味といえば、極めてベーシックなものを ちょいアップデイトすること。そんな感性をわかったうえで モノ作りを実践する達人たちのアイテムがこちら。皆さまのお持ちの ワードローブに取り入れるだけで、新鮮さと"艶コンフォート"な ニュアンスがさり気なく手に入ります!

新作のDUOは内側の仕切りとなるバッグインバッグがクラッチとしても使用可能。また、専用のバッグカバーやトラベルポーチも付属し、ビジネスからトラベルまで幅広いシーンに対応した使い勝手が見事![W46×H30×D19.5㎝]15万8000円/ザネラート(伊勢丹新宿店)

ボリューミーな見た目ながら、ココンチらしい絞りを効かせたラストゆえ、細パンに相性良し。アジのあるバックスキンもいい塩梅ですな。14万円/エンツォ ボナフェ(伊勢丹新宿店)

アルラン社の上質なレザーを手作業で仕立てた財布は、別注のゴールドエクセラジップが見ドコロ。ミニ財布は旅にもズバリな使い心地。長財布[W19×H9㎝]3万5000円、カードケース[W12×H8.5㎝]2万2000円/ともにラルコバレーノ(伊勢丹新宿店)

ココンチの得意とする近未来的なシルエットと仕様が魅力的な一足。イエローのフランネルを黒でシメ、その見え方はとってもモード。4万3000円/アルベルト ガルディアーニ(伊勢丹新宿店)

◆ miLEON
本誌11月号別冊のmiLEONでは、リッチに見えるのに楽チンという、さしずめ"艶コンフォート"とでも言うべき、いまのこなしをご提案。LEONと三越伊勢丹が考える、いまどきな男らしさが薫る品々が満載です!
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