2017.09.12
意外と知らない、アノ部分は何という?〜タイ編〜
毎日通勤で着用するスーツ。そんなスタイルで唯一メリハリをつけれるのがタイ。そんな装いの要とも言えるタイと上手に付き合うならまずは基礎用語をしっかり覚えることが肝要ですよ。
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写真/長尾真志 スタイリスト/宮崎 司(CODE) 文/編集部
装いの要ともいえるタイと上手に付き合っていくためにも、まずは、しっかりと基礎用語を覚えておくことが肝要です。

時にはクラシックスタイルに、またある時にはモダンにタイを活用するのがいいでしょう。ビジネスであれば、会議や商談、営業、接待など、その日のシーンや相手を想定して選ぶことで、自身の意思を相手にアピールすることもできます。スーツスタイルをビシッと決めたい時、タイが着こなしをさらに盛り上げてくれています。
男性としての力強さやキャラクターを表現できるのが、スーツスタイルにおけるタイの魅力です。まずは、タイの基礎知識をしっかり確認することから始めましょう。そうそれば、いろいろなシーンで臆することなくスーツスタイルを楽しめるというものですよ。

タイディテールの用語
①【大剣】と②【小剣】/大剣とは、表側に見える幅の広い剣先部分。先端が剣のように尖っていることからこの名称に。流行によって幅の大きさが変わってきます。また大剣とは反対側に細く伸びた細剣先部分を小剣と呼びます。タイを締めると大剣に隠れてしまいますが、イタリアの洒落者は、コレをあえて見せるテクニックを使います。ネクタイは上と同じ。
③【小剣通し】/大剣の裏側についている小剣を通すための細い帯のこと。ネクタイは上と同じ。
④【かんぬき留め】/小剣通しの下部についている太めの縫い糸。裏地と芯地を留める役割と生地が広がらないようになっている。上質なタイに付いていることが多い。ネクタイは上と同じ。
⑤【中継ぎ】/大剣と小剣を繋ぐ部分のことでタイの中央の生地。ここが首に巻かれる部分でフィット感が重視されます。ネクタイは上と同じ。
⑥【ディンプル】と⑦【ノット】/ディンプルとはタイを結んだ時にあらわれるくぼみのこと。ここが引き締まっていると、立体的になり美しく見えます。基本的にはタイの中央部分に小さなくぼみが出るように締めたいもの。ここがうまく出せるかが、洒落者へ別れ道です。またタイを巻いた時にあらわれる結び目のことをノットと呼びます。タイの締め方によって、ノットの大きさや表情は様々に変化します。プレーンノットやウィンザーノットなど、ネクタイの締め方にはバリエーションがあり、シャツの襟形やスタイルによって締め分けるとお洒落に見えます。ネクタイは上と同じ。
⑧【芯地】/タイを締めやすくしたり、形を整えたりするために表地の中に使われる生地。この厚みや硬さによって、締め心地に違いが生じます。タイ4万1000円/アット ヴァンヌッチ(ストラスブルゴ)
⑨【セッテピエゲ】/セッテピエゲとは、一般的にはタイに採用される芯地を使わず、一枚の生地を7つに折って作ったタイのこと。通常より多量に生地を使うので、その分、お値段も高級。柔らかくふんわりと自然なボリュームを出したい時に最適です。タイ2万5000円/タイ ユア タイ(ストラスブルゴ)
⑩【タイの柄】/柄が無地に近いほどフォーマル対応になります。会議や商談、接待やパーティなど、ビジネスシーンによって相応しい色や柄があります。TPOをわきまえた上できっちり使い分けてこそ、ビジネスシーンでその効果を発揮できます。タイは左から三つとも9000円/フェアファクス(フェファクスコレクティブ)タイの一番右2万5000円/アット ヴァンヌッチ(ストラスブルゴ)
①【大剣】と②【小剣】/大剣とは、表側に見える幅の広い剣先部分。先端が剣のように尖っていることからこの名称に。流行によって幅の大きさが変わってきます。また大剣とは反対側に細く伸びた細剣先部分を小剣と呼びます。タイを締めると大剣に隠れてしまいますが、イタリアの洒落者は、コレをあえて見せるテクニックを使います。ネクタイは上と同じ。
③【小剣通し】/大剣の裏側についている小剣を通すための細い帯のこと。ネクタイは上と同じ。
④【かんぬき留め】/小剣通しの下部についている太めの縫い糸。裏地と芯地を留める役割と生地が広がらないようになっている。上質なタイに付いていることが多い。ネクタイは上と同じ。
⑤【中継ぎ】/大剣と小剣を繋ぐ部分のことでタイの中央の生地。ここが首に巻かれる部分でフィット感が重視されます。ネクタイは上と同じ。
⑥【ディンプル】と⑦【ノット】/ディンプルとはタイを結んだ時にあらわれるくぼみのこと。ここが引き締まっていると、立体的になり美しく見えます。基本的にはタイの中央部分に小さなくぼみが出るように締めたいもの。ここがうまく出せるかが、洒落者へ別れ道です。またタイを巻いた時にあらわれる結び目のことをノットと呼びます。タイの締め方によって、ノットの大きさや表情は様々に変化します。プレーンノットやウィンザーノットなど、ネクタイの締め方にはバリエーションがあり、シャツの襟形やスタイルによって締め分けるとお洒落に見えます。ネクタイは上と同じ。
⑧【芯地】/タイを締めやすくしたり、形を整えたりするために表地の中に使われる生地。この厚みや硬さによって、締め心地に違いが生じます。タイ4万1000円/アット ヴァンヌッチ(ストラスブルゴ)
⑨【セッテピエゲ】/セッテピエゲとは、一般的にはタイに採用される芯地を使わず、一枚の生地を7つに折って作ったタイのこと。通常より多量に生地を使うので、その分、お値段も高級。柔らかくふんわりと自然なボリュームを出したい時に最適です。タイ2万5000円/タイ ユア タイ(ストラスブルゴ)
⑩【タイの柄】/柄が無地に近いほどフォーマル対応になります。会議や商談、接待やパーティなど、ビジネスシーンによって相応しい色や柄があります。TPOをわきまえた上できっちり使い分けてこそ、ビジネスシーンでその効果を発揮できます。タイは左から三つとも9000円/フェアファクス(フェファクスコレクティブ)タイの一番右2万5000円/アット ヴァンヌッチ(ストラスブルゴ)