2017.08.29
大人の街、銀座でジャケットをネクタイ以外で着回すコツとは?
大人の街、銀座で働くショップのお洒落なスタッフさんに聞く、今すぐ実践できる着こなしのテクニック。好評の一回目に続き、第二回目となる今回は、エストネーションとバーニーズ ニューヨーク。どれも参考になるテクニックばかりです。ぜひチェックしてくださいませ。
取材・文/持田慎司
茶のスーツを上品に着回すコツは白ニット

スーツ/タリアトーレ、ニット/クルチアーニ、チーフ/フランコ バッシ、サスベンダー/ブレテッレ&ブレイシーズ、シューズ/クロケット&ジョーンズ
ブラウンのスーツに白のタートルネックのニットとタッセルローファーというトラッドなムードが香るカジュアルな着こなしながらも、そこにチラリとのぞくサスペンダーを合わせることで適度にクラシック感も醸し出す着こなしがうまい。
また渋みのあるブラウンのスーツをホワイトのニットで合わせることで、軽やかに見せているのもポイントです。
「大人の街だからこそ、銀座店ではジャケットの着用がマスト。エレガントさをキープしつつもビジネスに寄りすぎない着こなしを心がけています」。
う〜ん、若いのにクラシックな着こなしが板についたそのセンスは、銀座という洗練された街のムードに磨かれたものなのかもしれませんね。
英国回帰やクラシックブームが叫ばれる昨今、密かに注目されているのが、サスペンダーです。ベルトレスパンツも販売は好調とのことですので、一本持っておくと何かと重宝しそうです。
渋みのあるブラウンスーツの足元に合わせたのは、英国履の名門クロケット&ジョーンズの名作タッセルローファーの進化版『キャベンディッシュ3』。これが足元に絶妙な抜け感をもたらしているのです。
英国回帰やクラシックブームが叫ばれる昨今、密かに注目されているのが、サスペンダーです。ベルトレスパンツも販売は好調とのことですので、一本持っておくと何かと重宝しそうです。
渋みのあるブラウンスーツの足元に合わせたのは、英国履の名門クロケット&ジョーンズの名作タッセルローファーの進化版『キャベンディッシュ3』。これが足元に絶妙な抜け感をもたらしているのです。
レザーブルゾンをエレガントにまとうなら白と黒で

ジャケット/ジェームス・グロース、パンツ/PT01、ニット/ジョンスメドレー、サングラス/オリバー・ゴールドスミス、シューズ/コンバース
銀座で働く者として、日々の着こなしの中で気をつけている点を質問してみると
「キレイめな装いを常に心がけています」
というお答えが。なるほど、確かにワイルドなダブルのライダーズジャケットを羽織りながらも、黒スラックスを合わせたり、インナーにはTシャツではなく上品なニットを合わせたりすることで、ホワイト×ブラックのシャープな着こなしがドレスな雰囲気を醸し出しています。
この秋冬に気になる色は?との質問に対しては
「ホワイトとグレー」
と回答。まさに、ご自身が秋冬に気になる配色を全面に押し出した着こなしというわけですね。
抜群の存在感を醸し出すオリバー・ゴールドスミスのサングラスをチョイス。これが、上品なライダーズスタイルに、適度なやんちゃ感をプラスしているというわけです。
足元にチョイスしたのは、コンバースのオールスター。大定番モデルなだけに、大人っぽさを演出する上ではキレイに履かれていることがマストですが、こちらはクリーンさをしっかりキープしています。
抜群の存在感を醸し出すオリバー・ゴールドスミスのサングラスをチョイス。これが、上品なライダーズスタイルに、適度なやんちゃ感をプラスしているというわけです。
足元にチョイスしたのは、コンバースのオールスター。大定番モデルなだけに、大人っぽさを演出する上ではキレイに履かれていることがマストですが、こちらはクリーンさをしっかりキープしています。
細部に遊びの効いたジャケットスタイル

ジャケット/パルテノぺ、シャツ/カタリザーノ、パンツ/PT01、メガネ/アイヴァン 7285、時計/オーデマ ピゲ、バングル/ネイティブアメリカン(アーティスト不明)、シューズ/クロケット&ジョーンズ
というバーニーズ ニューヨーク銀座本店の森田さんは、ジャケット&パンツスタイルで。
確かに銀座はハイソサエティーな人々が集うという側面を併せもつ街。ゆえに清潔感やきっちり感は、確かに求められるところかと。でも、そんな目の肥えた人々は、ただまっとうなだけでは満足してくれない、というのも難しい所。
ので、森田さんは四角四面のお堅いジャケパンではなく、たとえ大きめ柄のジャケットだったり、フランネル素材のシャツだったり、取り外しができるキルトを甲の部分にあしらったシューズだったりで、随所に遊びを効かせています。
皆様も銀座に足を運ぶ際には、こんな細部で遊んだスタイルを実践してくださいませ。
アイヴァン 7285のメガネは、メタルとセルのコンビネーション。LEON本誌内でも推奨しているこのテイスト、知的でありながら軽やか、そんなムードを一気に両取り出来ますよ。
腕元にはラグジュアリースポーツウォッチの元祖と称されるオーデマ ピゲの名作である『ロイヤル オーク』が。これが軽快なジャケパンコーデにより一層のラグジュアリー感を添えているのです。
足元に合わせたクロケット&ジョーンズのシューズは、甲の部分にあしらわれたキルトを気分に応じて取り外すことができるという優れもの。スーツからカジュアルまで、幅広く活躍してくれます。
アイヴァン 7285のメガネは、メタルとセルのコンビネーション。LEON本誌内でも推奨しているこのテイスト、知的でありながら軽やか、そんなムードを一気に両取り出来ますよ。
腕元にはラグジュアリースポーツウォッチの元祖と称されるオーデマ ピゲの名作である『ロイヤル オーク』が。これが軽快なジャケパンコーデにより一層のラグジュアリー感を添えているのです。
足元に合わせたクロケット&ジョーンズのシューズは、甲の部分にあしらわれたキルトを気分に応じて取り外すことができるという優れもの。スーツからカジュアルまで、幅広く活躍してくれます。
オトナの白ジャケは実は秋も使えます

ジャケット/ザ・ジジ、ニット/グランサッソー、シャツ/カタリザーノ、パンツ/PT05、チーフ/ヒルサイド、時計/ニクソン、バングル/レイ・アダカイ、シューズ/バーニーズ ニューヨーク
「本当に色々な方がご来店くださいます。だからこそ、カジュアルなスタイルであっても印象がよくなるように、清潔感は欠かせないポイントです」
白をベースにした本日の着こなしも、清潔感たっぷりなのはそんなところを意識してのよう。そこにブリックカラーのパンツで、程よい渋みをプラスしています。
クリーンなコーディネートのポイントを伺うと
「白が大好きなのでよく取り入れますが、白自体の存在感を出すために他は色数を絞ることを心がけています」
とのこと。確かに、白以外に赤茶とブルー系の色のみで全体を構築していますよ。一見華やかな雰囲気ながら全く子供っぽく見えないのは、そういう色合わせのポイントにあったわけですね。
誠実な雰囲気を与えるジャケット×シャツという合わせ。この間にクルーネックのニットを挟み込むことで、適度なリラックス感が加わります。この絶妙な抜け感、ぜひ真似したいですね。
著名ネイティブアメリカンジュエリーアーティストとして有名なレイ・アダカイのバングルを腕元に。存在感のある一本が、爽やかなコーディネートに程よいやんちゃ感をプラスします。
ドレッシーなイメージの強いダブルモンクシューズですが、ライトベージュのカラーリングと、ソフトな風合いの恩恵で、カジュアルなコーディネートにも抜群の相性を見せてくれるのです。
誠実な雰囲気を与えるジャケット×シャツという合わせ。この間にクルーネックのニットを挟み込むことで、適度なリラックス感が加わります。この絶妙な抜け感、ぜひ真似したいですね。
著名ネイティブアメリカンジュエリーアーティストとして有名なレイ・アダカイのバングルを腕元に。存在感のある一本が、爽やかなコーディネートに程よいやんちゃ感をプラスします。
ドレッシーなイメージの強いダブルモンクシューズですが、ライトベージュのカラーリングと、ソフトな風合いの恩恵で、カジュアルなコーディネートにも抜群の相性を見せてくれるのです。