夏のオヤジは「茶色」でモテる！

高貴な「白」に精悍な「青」、そしてセクシーな「黒」というように、これまでLEONはいくつかのモテる色にフォーカスしてきました。読者諸兄は、それらの効果効能を日々活用されているかと思います。

白も青も黒も、オヤジの魅力をブーストするモテる色ですが、さらにその上をいくモテる色はないものかと探してみると、あるじゃないですか。オヤジにこそ最高に似合う色であり、寛容さや余裕などを体現する色。

間違いなくオヤジの魅力を最大限に引き出してくれる色なのですよ。

そう、その色とはズバリ「茶色」です。色自体に重厚感や風格がある茶色は、年輪を重ね、貫禄の滲むオヤジだからこそ似合う色。日焼けした肌や白髪だって、抜群に似合いますから。そして茶色最大の魅力といえるのが、情緒のある色ってこと。

それは見る者の想像を巡らせるってことであり、寛容さや包容力、安心感、余裕といったオヤジならではの内面的な魅力を想起させるんです。すなわち"包容されたくなる色"といっても、決して過言ではないんですね。

しかもファッション的にそこまでフォーカスされてこなかった色ゆえ、他人とカブることは滅多になく、若造との貫禄の差も見せつけられる。まさしくモテるオヤジのための色。LEON初の「茶色」特集をご堪能あれ！

シンプルなフルジップタイプのブルゾンは、これからの季節に重宝します。化繊系が一般的ですがコチラはモヘアシルク。しなやかで艶も美しく、まさにラグジュアリーが薫る一着です。シックで落ち着きがあり、文句なしにオヤジに似合う色もいいんだな。

素材の軽やかさを活かすべく、Tシャツにサラリと羽織るのが正解。白Tでハイコントラストにすれば精悍さがアップ。で、この春夏一本は欲しい、大ぶりフレームのサングラスを加えればカンペキかと。日焼けしたオヤジの肌と夕陽、そしてあの色が黄昏時のムードを高めます。

モテるオヤジの必需品テーラードジャケットも、新調するなら断然茶色がオススメ。楽チンなストレッチチノで仕立てたココンチのは、シックなコゲ茶が着やすい表情。製品染めゆえ、こなれた表情もいいんです。王道の3つボタン段返りで末長く愛用できますよ。

こなれた表情のブラウンジャケットは、Tシャツと色落ちデニムをコーディネートし、ボタンを開けたラフな着こなしもサマに。クラシックなネイビーやグレーではやりすぎ感が出ちゃいそうですよね。でもって、Tシャツをちょい明るめのネイビーにすれば、イタリアオヤジ得意の伝統の茶色攻略法のひとつである、アズーロ エ マローネの完成です。

茶色には暖かいイメージがあり、やはりこれまでは冬の色とされてきました。がしかし黒ほど夜っぽくなく、白ほど明るすぎない茶色は、実は初夏の太陽の下にとても映えるんですね。

というのも、初夏は太陽の高度が上がってくるため、光の繊細な色味のニュアンスをクリアにし、引き立ててくれる時期なんです。今季のモテるをキメると言っても過言ではない茶色、差別化必至のカラーゆえぜひ今年の初夏にお試しあれ。

ビームス別注で濃いブラウンに染めた、北アイルランドのスペンス ブライソン社製リネンを用いた一着。ドライタッチでハリがあり、両胸のパッチ＆フラップポケットと相まって、アウターとして着てもサマになります。着丈と袖の長さも日本人体形に合わせて別注済み。茶シャツと黒パンの合わせは、カントリー風味を抑えて都会的に。

着こなしが難しいと誤解されがちな茶色。が、実はどんな色とも合わせられる万能色であり、コーデも比較的簡単。

さらに"茶色のほかは色を揃える"という実にシンプルなルールに従えば、より装いの洒脱さがアップするはずです。そしてそんな茶色に合わせるオススメの色は、相性抜群なあの3色です。

注目レザーブランドのショーツはしっとり軽やかなゴートスエード製。夏でも快適。

メランジ調のブラウンギンガムチェックが着やすい表情のジャケットは、ウールコットンリネンにストレッチ素材を混紡。副資材を極力省いた仕立ても手伝い、軽やか。

イタリア製の上質コットン糸を用い、ハイゲージで編み立てたニットアンサンブルはエレガントな表情。ドライタッチで着心地も◎。ハイネック気味のモックネックやボタン位置の高いカーディガンで上品な佇まいです。