2025.05.14

INORANが着る、“奏でる”オトコのスタイルPART 1

時代のエッジを凝縮させたモードスタイルには、大人の色気とエレガンスがつまっています。そんなモードのポテンシャルを、著名人が華麗に披露するこの連載。第12回目のゲストは、日本を代表するロックバンド、LUNA SEAのギタリスト、ミュージシャンとして活躍するINORANさんです。

CREDIT :: 主演／INORAN　写真／HIRO KIMURA（W）　スタイリング／中本智士、河又雅俊　ヘアメイク／丹羽寛和（マロンブランド）　文／安岡将文　撮影協力／CLUB251　編集／石井洋、津坂泰輔（ともにLEON）、吉田奈緒子（Web LEON）

時代をリードし続けるメゾンブランドの極上ウエアを大人がどう纏い、どう楽しむべきかをレクチャーする連載、名付けて「大人なモードの遊び方」。毎回お迎えする豪華ゲストの着こなし&インタビューを濃厚にお届けします！

大人なモードの遊び方　
第12回主演： INORAN（ミュージシャン）

“奏でる”オトコ PART１

ギター1本で聴衆を魅了する──。言葉も国籍も関係なく、奏でる音で世界の人々に感動を与えられるプロのミュージシャンに、憧れない人はいないでしょう。

そんな稀有な存在のトップギタリストとして30年以上も活躍中のINORANさんが、今回の主役。長いキャリアを積み重ねながら、いまもなお第一線を走り続け、音を奏で続けるINORANさんからは、言うまでもなく大人のオトコの色気が漂います。

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その姿をロックだとひと言で片付けるのは無粋。時に激しく、時に繊細に奏でる音には、さまざまな感情や想いが隠されているのです。

さらには、ギターの音とともに披露する弾く姿や衣装においても、ステージに立つミュージシャンならではの魅せ方やスタイルが存在するのです。

今回の「大人なモードの遊び方」では、INORANさんが奏でるそんな音の裏側に迫ります。

◾️ Dolce&Gabbana（ドルチェ＆ガッバーナ）

激しいギタープレイには、だからこそ色気が香る

INORAN　シャツ29万7400円、タンクトップ6万2700円、パンツ12万5400円、ベルト14万3000円、ネックレス8万1400円、ブレスレット5万2800円／すべてドルチェ&ガッバーナ（ドルチェ&ガッバーナジャパン）、サングラス3万9400円／ドルチェ&ガッバーナ（ルックスオティカジャパンカスタマーサービス）

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爆音を奏でるギター。その荒々しい音と姿を思い浮かべる時、ダブルのライダーズジャケットのようなワイルドな衣装は確かにマッチします。しかし、キャリアを積んだ大人のギタリストとなれば話は別。艶やかな光沢となめらかなドレープを描くシルクによる、リッチでセクシーな衣装がお似合いです。

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テーラードジャケットのようなラペルを採用したシャツ。シルク製のシャルムーズ生地が、大人の色気を引き出します。ギターを手にステージで激しく動くその姿に、シルクが添い、揺れ、はためく。それでいてワイドピッチのストライプが、強さや攻撃性を主張するのです。

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繊細な指さばきでコードを押さえながら、ピックで弦をハードにかき鳴らす。まさしくそんなギタープレイのように──。

◾️ Versace（ヴェルサーチェ）

ひとつの音色に、さまざまな感情とスタイルを潜ませて

INORAN　ジャケット58万800円、シャツ27万2800円、タンクトップ3万800円、パンツ18万400円、ベルト6万8200円、ネックレス6万7100円、リング6万9300円、ブレスレット15万8400円、サングラス4万4550円／すべてヴェルサーチェ（ヴェルサーチェジャパン）

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漆黒にギラつく表革のジャケット。オトコの強さと色気をアピールするにはもってこいの素材です。しかし、同じレザーでもスエードとなれば印象は一変。しっとりとした大人の色気を纏わせてくれます。

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とはいえ、ロックミュージシャンが羽織るとなれば、それだけでは物足りないもの。背中にカメオを大胆にあしらったシルクのシャツを合わせ、胸元からはジュエリーをチラつかせる。透け感のあるシルクシフォンシャツは、照明をバックにギターを奏でる姿をうっすらと浮かび上がらせます。

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ステージを降り、バックステージでジャケットをおもむろに脱げば、しっとりと汗で濡れた背中のカメオモチーフがお目見え。そんな背中越しに見える鏡に映った表情に、衝動や葛藤、歓喜や悲哀、さまざまな感情を音に乗せて奏でるロックミュージシャンの奥深さを感じるのです。

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Profile
INORAN（イノラン）

1970年9月29日生まれ。神奈川県秦野市出身。中学時代にギターと出会い、高校時代にバンドを結成。LUNA SEAのギタリストとして1989年より活動を開始し、1992年にメジャーデビューを果たす。1997年にソロデビュー。2000年にLUNA SEAが“終幕”したのち、本格化させたソロワークでは、DJ KRUSHやロックバンドFEEDERのベーシストTAKA HIROSEなど、世界的アーティストとの共作を発表する一方、2008年は映画『《a》symmetry』の音楽プロデュースなど、多岐に渡る音楽活動を展開。2010年、LUNA SEAが“REBOOT”したのちも精力的に活動を続ける。2025年2月のGLAYとの対バンライブが話題を呼んだことは、記憶に新しい。

また、昨年には自身がプロデュースするアパレルブランド「Four Hydrangea」を中心に揃えるオンラインセレクトショップをローンチするなど、現在も多岐に活躍する。

2025年6月18日には、RYUICHI（LUNA SEA）、H.HayamaとのプロジェクトTourbillonで、ニュー・アルバム『BOUNDLESS』をリリース。6月28日より東名阪にてライヴツアーを開催する。

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※掲載商品はすべて税込み価格です