楽チンで品格もしっかり。大人のためのセットアップ

カジュアル流行りの今だからこそ、スーツの色気がオヤジを輝かせる。LEONはこう提言してきましたが、その実践は芯地で構築された伝統的スーツだけに限ったものではありません。

アンコンジャケット＆ドローコードパンツによる"楽チンセットアップ"なら、より身近な日常着として色気や品格を醸すことが可能。その有用さに改めてフォーカスします。

乗馬服に想を得た「カヴァッロ」ジャケットと、ユルテーパードのドローコードパンツ。リネン×ウールの涼やかな素材感が極上のエレガンスを醸し出しています。

グレート・ギャツビーを思わせるオフ白の3ピーススタイルですが、アンコンジャケット、ドローコードパンツ、パデッドベストと各アイテムをアップデイト。現代の優雅を体現した装いです。

スーツが男をセクシーに魅せる最大の理由は“立体美”にあります。過不足なく身体に沿ったシルエット、ふんわりロールするラペルといった各所の立体感が、エレガンスと色気を引き出してくれる。だからこそ、“スーツは仕立てが良く、体型に合ったものを選ぶべし”が鉄則とされるのです。

そしてこれは、楽チンセットアップにもそのままあてはまる要件。芯地やパッドを極限まで省いていても、着た時に肩周りに妙なシワが寄っていないか、ラペルがふんわりと返っているか……といったあたりが良品を選ぶための条件となります。

いっぽう、パンツの要所となるのが腰のドローコード。はき心地が楽という機能的メリットだけではなく、実はミタメにも大きな影響を及ぼします。インナーの裾からチラリと覗く紐先がヌケを演出し、装いを軽妙洒脱に魅せてくれるというわけ。

これ、微差のようで結構重要なポイントなんです。今や世の定番服となったセットアップ。だからこそ、押さえるところを押さえて差別化を図りましょう。

メランジ調のグレーが表情豊かなセットアップは、「クールドッツ」とよばれる素材にプリントを施したもの。生地全体に微細な孔が開いた特殊な構造で、抜群の通気性を叶えています。

（1）キッチリ見える
ジャケットのキッチリ感を左右するのが襟の仕立て。上襟はしっかりと首に沿いラペルはふんわりとロールする。これがエレガンスの鍵となります。

（2）アンコン仕様
ひと昔前に比べてアンコン技術が格段に進化した現在は、芯地などをほぼゼロにした超軽量仕立てが可能に。シャツのような着心地を味わえます。

（3）ドローコード
シンプルなセットアップにおいて重要なアクセントとなるのが、ドローコード。近年は色柄や素材に凝ったものも多数見られます。