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2025.09.09

城田 優がキュレーターに!? 自分流を叶える【BoConcept(ボーコンセプト)】のインテリア哲学とは?

デンマークのインテリアブランド「BoConcept(ボーコンセプト)」が、2025年秋冬コレクションの発表にあわせ、3組のクリエイターが最新コレクションを自分たちの視点で再解釈する体験型インスタレーション『The Rooms-3Ways of Life』を開催。8月22日&24日のわずか2日間のみという貴重なイベントに潜入! 手掛けたクリエイターのひとり、俳優 城田優さんにインスタレーションにかけた思いをお聞きしました。

CREDIT :

文/牛丸由紀子 スタイリング/黒田 領(城田) ヘアメイク/Emiy(Three gateee LLC.)(城田)

クリエイターの類まれなる個性をかき立てる、上質と洗練を纏うインテリア

城田 優(Yu Shirota) 1985年生まれ。2003年にデビュー以降、テレビ、映画、舞台、音楽など幅広い分野で活躍。近年はミュージカルやショーの演出も数多く手掛けている。またアート分野にも活動の幅を広げ、独自の美意識を活かしたクリエイションにも注目が集まっている。
▲ 城田 優(Yu Shirota) 1985年生まれ。2003年にデビュー以降、テレビ、映画、舞台、音楽など幅広い分野で活躍。近年はミュージカルやショーの演出も数多く手掛けている。またアート分野にも活動の幅を広げ、独自の美意識を活かしたクリエイションにも注目が集まっている。
1952年にデンマークで設立され、現在世界67カ国に340店以上を展開するインテリアブランド「BoConcept(ボーコンセプト)」。今回渋谷のギャラリー「SAI」で行われたのは、3組のクリエイターがその最新コレクションを独自の視点でキュレーションする『The Rooms-3Ways of Life』。

ボーコンセプトが日本に進出以来、初の試みというこのプレゼンテーション、キュレーターは、テレビ、映画、など俳優としてだけではなく、ミュージカルやショーの演出に音楽活動など、あらゆるエンタテインメントの世界で活躍する城田優さん、スーパーモデルであり近年はフォトグラファーとしても活躍中のヘレナ・クリステンセンさん、そして会場であるギャラリー「SAI」の3組です。ボーコンセプトの新作を用いたスタイリングは、3組それぞれの感性とボーコンセプトのデザイン性が響きあう空間に。

城田優さんは、ミラノ出身の建築家クラウディオ・ベッリーニがデザインしたラグジュアリーな新作ソファ「Milano(ミラノ)」を中心にスタイリング。
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「今回のキュレーションで一番意識したのは、城田優らしさというものを出すということ。こんな貴重な機会をいただいたので、やるからには表現者としての城田優の個性をしっかり出せないと意味がないと思ったんです」

完成した空間は、シンプルで洗練されたフォルムの「Milano」の中でも上質な革で設えたソファとコーヒーテーブルを中心に据え、壁面収納「Cannella(カネラ)」には自身のコレクションを多数ディスプレイ。壁にはお気に入りのアートを飾って。

「壁のアートは自宅の廊下にいつも飾っているもの。棚に並べているのも、僕が世界中で出会って気に入ったアイテムをそのまま持って来ています」
城田 優がキュレーターに!? 自分流を叶える【BoConcept(ボーコンセプト)】のインテリア哲学とは?
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実は自宅には、世界中から集めた小物やアートがなんと200点近くもあるのだとか。

「ふらりと立ち寄った小さなお店で見つけることもありますし、テイストもテクスチャーもバラバラ(笑)。アーティストが有名か無名かもまったく気にしない。とにかく自分が好きだと感じたものを置いています」

この展示を一緒にコーディネートしたインテリアスタイリストの守 真史さんが、打ち合わせの中で「城田さんの中にはカオスが存在していますね」と印象的な言葉を残したそう。

「まさに、混沌こそ自分にとってはしっくりくる言葉(笑)。誉め言葉としてうれしかったです。何も物がないミニマルな空間も素敵だとは思うんですが、僕はやっぱり自分の個性を出したくなる。家に限らず、基本的に僕がクリエイトしていくものや興味惹かれるものは、割とカオスなものが多いんですよね(笑)。

でも我が家に来る皆さんは、このコレクションを見て『これはどこで手に入れたの?』『これは何?』と聞かれたり、僕もこの中でどれが一番高価だと思う? なんて聞いたりする。そういうキャッチボールがすごく好きなんです。僕のインテリアから、その人の興味や考え方を知ることができることも楽しいんですよね。
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もちろん、トゥマッチじゃない? と思う方もいるだろうし、賛否両論あると思うけれど、そもそも絶対的な正解だってない。ならばとことん自分の個性を出したいとというのが、僕の考え方なんです」

「仕事に関しても“普通”というのはあまり好きじゃないんです。例えば周りからは反対されても、舞台の演出で歌うシーンをほぼ真っ暗にしたりすることもあります。はっきり見せることだけが美学じゃない。何事においても、常に自分自身がいいと思う基準をしっかり持つ、そうじゃないとオリジナリティなんてなくなってしまうし、クリエイターなんてできないと思っているんです」

その言葉どおり、今回も「Milano」シリーズに“城田優”というエッセンスがたっぷり入った空間に。

「これだけの個性を引き立たせてくれるのも、このシンプルで上質なソファだからこそ。すっと心が静まるような落ち着いたデザインだし、座ればその座り心地の良さに思わず横にもなりたくなる。そんなソファに身を委ねながら、自分の個性が反映された大好きなものたちを眺められる、最高の空間になったと思います」
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3人のクリエイターによる部屋は、他にも今回の会場であるギャラリー「SAI」が、美しさと構造を極めたデザイン「Aarhus(オーフス)」の思想に呼応するアーティスト、Yokomizo Miyukiの作品とともに空間をスタイリング。日本と北欧が交差する“ジャパンディ”(ジャパン&スカンディナヴィア)という美意識に溶け込む、アートのある暮らしを表現。
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「SAI」がキュレーションした空間には、ヘッドボードや収納がカスタマイズできる「Element(エレメント)」のベッドも(30万500円)。
▲ 「SAI」がキュレーションした空間には、ヘッドボードや収納がカスタマイズできる「Element(エレメント)」のベッドも(30万500円)。
また世界的トップモデルのヘレナ・クリステンセンは、自らデザインしたラウンジチェア「Ø(ウー)」やラグに、写真作品やオブジェなど自身のアート作品も展示。ボーコンセプトのグローバル・アーティスティック・ディレクターである彼女の感性に満ちた空間に。
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完全予約制で行われた2日間はインテリアやアート好きはもちろん、城田さんのプライベート(?)の一端を見てみたいという方まで、多数の来場者が訪れていました。

これらの25AWコレクションは、現在ボーコンセプトの店舗でも展示中。上質な家具の数々をゆっくり見ることが空間は、デートコースにもおすすめです。ぜひ体感してみてください。

■ ボーコンセプト

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